白髪の原因は、加齢だけじゃない!白髪予防にもヒートショックプロテイン(HSP)?!

白髪の原因は、加齢だけじゃない!白髪予防にもヒートショックプロテイン(HSP)?!

白髪を気にする女性

キレイにメイクをして、着飾っていても、髪に白い毛が、ちらほらあると、どうしても年齢を感じさせてしまいます。

鏡を見るたびに、増えている気がする白髪。
このあいだ、お手入れしたはずなのに、生え際や分け目に・・・

お肌や体に、老化が起こるように、頭皮、髪にも老化はあります。
髪の細毛化やうねり、抜け毛、白髪は、髪の老化現象です。

白髪の原因は加齢だけでないのは、ご存知でしょうか。
日頃から、体内にヒートショックプロテイン(HSP)を蓄えておくことで、白髪の予防につながります。

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.白髪の原因は加齢だけじゃない!ストレス対策にはヒートショックプロテイン(HSP)!

もみあげ周辺から白髪が増えることも

白髪は、メラニン色素を生成する細胞であるメラノサイトの働きが低下し、髪に色素が行き渡らなくなることで、起こります。

白髪には、遺伝による先天的な白髪と、ストレスや生活習慣による後天的な白髪があり、どちらも発生のメカニズムは同じです。

加齢

年齢を重ねることによって、色素細胞であるメラノサイトの機能が低下し、メラニン色素の生成が鈍くなることで、白髪が出てきます。

髪の毛は、約4~6年のサイクルで抜け、その際にメラノサイトも同時に失われます。
次の髪が生えてくる時にメラノサイトも再生しますが、加齢と共に、メラノサイトの再生しない毛髪、すなわち、白髪が増えていきます。

遺伝

白髪は、遺伝的な要因もあるといわれています。
家系の中に、若い頃から、白髪のある人がいる場合は、白髪になりやすい可能性があるということです。

メラニン色素が生成されにくい遺伝子や、成長ホルモンの分泌量が少ない遺伝子が、遺伝することが研究により証明されています

ストレス

ストレスによっても、白髪は増えるといわれています。
髪は、血液から栄養を取り込んでいます。血流は、健康な髪作りと深く関係しています。
過度のストレスにより、血管が収縮し、血行不良になります。
これらの代謝障害によって、髪の成長、白髪の抑制に必要な栄養素が毛母細胞まで届きにくくなるのです。
頭皮マッサージや、ヘッドスパをすることで、血行をよくし、血流を促すことが効果的です。

ヒートショックプロテイン(HSP)を体内に増やすことも大切です。ストレスから体を守り、健康にしてくれることで、白髪の予防につながります。

2.栄養不足も白髪の原因に!ヒートショックプロテイン(HSP)で酸化防止を!

栄養豊富な食事が白髪対策につながります

白髪の原因は、加齢やストレスなど、さまざまありますが、栄養不足も、そのひとつです。
健康に過ごすために必要な栄養素、バランスのよい食事が摂れていないと、内臓機能の低下を招き、血流量が減少、頭皮に栄養分が届かず、白髪になってしまいます。

ダイエットや偏った食事などで栄養不足になると、メラニン色素を作るために必要な栄養素が足りなくなってしまうのです。

白髪を改善するには、メラニン色素生成のサポートをする栄養素の他に、新陳代謝を促進し、血行をよくする栄養素も必要です。

ヨードとチロシン

ヨードは、海藻類、イワシやサバなどの魚介類に含まれる栄養素です。細胞の成長を助け、新陳代謝を促進します。メラノサイトの働きも助けるので、白髪の予防に効果的です。

チロシンは、メラニン色素を作る素になる成分のひとつです。
チーズなどの乳製品、バナナやアボカド、アーモンドや大豆製品、カツオやマグロ、ちりめんじゃこなどに含まれます。

タンパク質

髪の毛は、90%以上がタンパク質の一種であるケラチンで作られています。

タンパク質が不足すると、髪の毛の艶がなくなったり、細くなり抜けやすくなったりします。髪の毛の主成分となる良質のたんぱく質の摂取は、不可欠です。
タンパク質を多く含む食材には、乳製品、肉類、魚介類、卵、大豆類などがあります。

ミネラル

ミネラルが不足すると、新陳代謝に影響を与えることより、白髪や抜け毛など、頭皮にも影響してきます。
ミネラルの中でも、髪の毛と関係が深いといわれるのが亜鉛です。

偏った食事やアルコールの過剰摂取は、ミネラルを消費してしまうので、気をつけなければいけません。
ミネラルは、肉類、魚類、貝類に多く含まれます。

ビタミン

ビタミンは、タンパク質の代謝を助け、ホルモンバランスを整える効果があるため、白髪予防には大切な栄養素となります。
抗酸化作用の強いビタミンCやビタミンEは、老化の防止など、エイジングケアには欠かせない栄養素です。
ビタミンCは、肌や髪の毛を作るために必要なコラーゲンの生成に、重要な役割をします。

ビタミンB群は、成長を促し、皮膚などを健康に保つ働きがあります。
肉類(赤身)、魚、大豆、ナッツ、そして緑黄色野菜などに含まれています。

栄養が偏っていたり、不足していたりすると、細胞の代謝が正常に行われないため、白髪になる可能性があります。
必要な栄養素を、バランスよく摂取することが、白髪の予防へとつながります。

老化やストレス、そして、抗酸化作用を促進する手助けをするのが、ヒートショックプロテイン(HSP)です。 日頃から、入浴運動で、ヒートショックプロテイン(HSP)を蓄えることで、お肌だけでなく、頭皮の老化の予防にもつながり、白髪ができにくい状況を作ることができます。

3.日常生活を見直し、白髪を予防!ヘッドスパも効果あり!!

白髪ケアにも有効なヘッドスパ

白髪を防ぐためには、食生活の他に、運動や睡眠を見直すことも効果的です。
適度な運動や、良質な睡眠は、ストレス発散にもつながります。
食生活だけでなく、生活習慣を見直すことで、白髪は予防されます。

運動

白髪を予防するためには、血流をよくすることが重要です。
有酸素運動は、血流を促し、毛細血管の数を増やしてくれます。
末端である頭皮にも血液が巡り、髪の成長や白髪の予防につながります。

睡眠

良質な睡眠をとることで、成長ホルモンの分泌を促し、細胞が新しく生まれ変わります。
細胞はターンオーバーを繰り返し、新しいものが生まれています。髪を育てる毛母細胞も例外ではありません。

睡眠不足が続くと、ボーッとしたり、イライラしたりしませんか。
ホルモンバランスが崩れることで、メラニン色素の生成に影響を与え、代謝の低下を引き起こすため、睡眠不足は白髪のリスクを高めます。
良質な睡眠は、お肌や健康に影響を与えるだけでなく、白髪の予防にもつながります。

血流をよくするという意味で、頭皮マッサージも、白髪の予防には効果があります。
白髪を抑えるツボというものはありませんが、頭皮には、全身につながるツボが多くあります。

自律神経を整えて血行を改善し、肝臓や腎臓の働きをよくすることで、白髪のできにくい体を作ることができます。頭皮環境を整えることで、頭皮の血行をよくし、毛母細胞への栄養を促す意味で、効果的といえます。

4.ヒートショックプロテイン(HSP)で老化を遅らせ、白髪予防を!(まとめ)

頭皮マッサージを実践する女性

頭皮を健やかに保つには、お肌や身体のエイジングケアを欠かすことはできません。

ヒートショックプロテイン(HSP)は、ストレスや病気で傷ついたタンパク質を見つけて修復し、紫外線による細胞のダメージや炎症を防ぎ、コラーゲンの生成を助けてくれます。

血流をよくする効果のあるヘッドスパ。
マッサージ効果で頭皮の血流を促進し、毛母細胞に栄養と酸素運ぶことで、頭皮環境を整えます。ミストやシャワーで、頭皮を加温することで、ヒートショックプロテイン(HSP)が増加し、より頭皮と髪の毛の状態がよくなるといわれています。

ヒートショックプロテイン(HSP)が増えることで、免疫力が上がり、コラーゲン生成や代謝を活発にし、老化の予防につながります。
白髪の大敵である、老化やストレスに大きな効果が期待できます。
日頃から、HSP入浴法を取り入れるといった、少しの工夫が、大きな差をよぶことになります。

白髪は、加齢や遺伝によって、できてしまうため、0にすることは難しいですが、日頃のケアで、本数を減らす=予防することは可能です。
適度な運動、ストレスケア、栄養バランスのとれた食事など、規則正しい生活を心がけましょう。
老化を完全に止めることはできませんが、予防することで遅らせることは可能です。