年齢より、若く、キレイでいるために!!エイジングケアには、美容と、そして運動!

年齢より、若く、キレイでいるために!!エイジングケアには、美容と、そして運動!

気になる腹囲

年齢とともに、体力が低下したと感じることは増えてきます。
階段の上り下りや、急ぎ足で歩いたり、少し走ったり・・・
そんな場面で、息が切れてしまったということ、ありませんか。

まだまだ若いと思っていても、30歳を過ぎる頃から、筋肉は少しずつ減少していきます。
筋肉低下、体力低下を防ぐためにも、適度な運動は必要不可欠です。

仕事が忙しい、面倒くさい、などの理由で、後回しにしがちですが、運動は、美容と同様に、エイジングケアに欠かせません。

運動を続けることで、年齢に負けない、そして、年齢より若い身体を保ちましょう。

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.年齢とともに落ちる代謝は、運動で防ぐ!

たるんだお腹をつまむ

体型は年齢とともに変化し、脂肪がつきやすい体になっていきます。
年齢を重ねると、基礎代謝量が減り、以前と同じように生活、行動をしていても、消費カロリーが少なくなってしまうためです。

また、30歳を過ぎると、筋肉量は10年ごとに3~5%も減少していくといわれています。筋肉の減少も、代謝に大きな影響を及ぼします。

基礎代謝は、数日運動したからといって、簡単にはあがりません。
運動を続ける、すなわち、運動を習慣化しなければなりません。
基礎代謝をあげ、年齢に負けない体型を維持するには、運動が必要不可欠です。

基礎代謝をあげることで、1日のエネルギー消費量が増えるため、太りにくく、痩せやすい体につながります。
肥満を防ぐことは、生活習慣病予防にもつながりますので、適度な運動は、健康においても、とても重要です。

2.年齢に負けない体・・・代謝を上げる運動とは!

筋力トレーニングのイラスト

運動を続ける、習慣化するには、日常的に取り組みやすいものから始めましょう。

ウォーキング

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、脂肪燃焼効果に加え、血流の改善効果もあります。
まずは、一駅手前で降りて歩く、できるだけ階段を使うなど、日々の生活の中で、少しずつ歩く量を増やしていくといいかもしれません。

10分多く動くということは、歩数にすると約1000歩多く歩くということになります。
いつもより大股で歩くと、運動の効果が高まります。かかとから、つま先へと、重心移動をするのがポイントです。腕は、肘を曲げたときに前に軽く振り、逆に、後ろへは深く引くのを意識するのもポイントです。そうすることで、肩甲骨がよく動き、姿勢もよくなります。

歩行以外にも、電車では立つ、買い物はカートではなくかごを持つようにするなど、少しの工夫が、運動不足の解消へとつながります。

ストレッチ

年齢によって下がった基礎代謝を上げるには、筋トレがおすすめです。

ストレッチには、自律神経を整える作用があります。
自律神経の乱れは低体温の原因になり、低体温になると基礎代謝は下がります。
朝日を浴びながらのストレッチは、交感神経が優位になり、代謝が上がりやすくなります。

下半身の筋肉には、血流を促進させるポンプのような役割があります。下半身の筋肉をストレッチすることで、血流を促進させ、代謝の向上が期待できます。

柔軟性を高めるには、お風呂上りや寝る前にストレッチをするのが、おすすめです。
太ももの表裏、お尻、ふくらはぎ、すねなど、下半身を中心にストレッチをすると効果的です。

筋トレで、効果的に基礎代謝を上げるポイントは・・・
・無理のない範囲で始める
・日によってトレーニングする部位を変える
・少しずつ回数や負荷をかけていく
・お尻や太ももなど大きな筋肉を鍛える

筋トレで最も重要なのは、継続させること、そして、無理なく続けることです。
初心者なら、1日30分、週3回程度から、始めるのがおすすめです。

ヨガ

ヨガのように腹式呼吸をすることで、腹横筋などのインナーマッスルが働くため、基礎代謝の向上が期待できます。腹式呼吸を意識的に行うだけでも効果がありますが、ヨガは、さまざまな姿勢を維持しながら腹式呼吸を行うので、ストレッチや体幹の筋力強化にもなり、より基礎代謝の向上が見込めます。

そして・・・水分補給も、とても大切です。
水分補給によって、血行が良くなるため、基礎代謝にも影響します。
温かい飲み物は、胃腸を温め、内臓の働きを活発にしてくれるため、冷たい水より、白湯のような温かい飲み物がおすすめです。

ウォーキング、ランニング、ヨガ、サッカー、野球、テニスなどなど・・・
楽しく、継続して行うことができる運動をみつけ、習慣化すること、それが大切です。

3.年齢を重ねる前に、運動の習慣化を!

ジョギングをする女性

健康のために、運動の継続は大切だとわかってはいるものの・・・
時間に余裕がない、仕事が忙しい、面倒であるなど、運動を続けることができない理由があげられます。

運動する習慣がなかった人は、まずは身近な場所で、仲間と一緒にウォーキングを楽しんだり、家の近くの運動施設を利用するなど、軽めの運動から始めるのがおすすめです。

また、目標を設定することで、モチベーションを保てる可能性が高くなり、運動の継続へとつながりやすくなります。目標は体重や、健康維持といった、身近なものに設定するといいかもしれません。

健康面の目標を達成できたら、自分にご褒美をあげるのはいかがでしょう。
自分の行動にご褒美を設定することは、運動習慣の継続に効果があることが証明されています。

年齢を重ねる前に、運動を習慣化するのは、とても重要です。
運動の習慣化が、生活習慣病の予防につながるなど、健康効果が高いことは、多くの研究で明らかになっています。

4.運動で、年齢より若い体を!(まとめ)

ボクササイズを楽しむ親子

年齢より若い体を保ち、健康的な生活を送るために欠かせないのは、運動習慣をつけることです。

一般的に、運動習慣があるとは、「1回30分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上続けている」ことを指します。

運動を習慣化することで、内臓脂肪を減少させ、基礎代謝をあげることができます。
年齢を重ねると、発症のリスクが高くなる生活習慣病も、1回30分、週2回(合計週1時間)の運動習慣のある人は、運動習慣のない人に比べて、低いことが報告されています。

運動によって得られる効果には・・・
実感できるもの・・・ 体力アップ、気分転換 、ストレス発散 。肥満防止
体の中のもの・・・ 代謝アップ 、骨が丈夫になる 、生活習慣病の予防
などが、あげられます。
運動は、気分転換やストレス解消にもつながるため、心の健康を保ったり、認知症のリスクを下げるといった効果も期待できます。

また、ストレッチや筋トレによって、腰痛や肩こりが改善したり、免疫力があがることにより、風邪を引きにくくなったり、健康的な体型が維持できたりなど、運動にはさまざまな効果があります。

ただし・・・健康のための運動ですから、無理をして体調をくずしたら、意味がありません。
体調や天気などの状況を考え、条件が悪いときには休む、いきなり激しい運動をせず、軽い柔軟体操やストレッチによるウォーミングアップとクーリングダウンを忘れずにする、水分補給はこまめに十分に摂るなどを心がけましょう。

余暇の中に、上手く運動を取り入れ、運動を楽しむ!
それが、習慣化につながり、健康、そして、年齢より若い体作りへとつながっていくはずです。

運動で、見た目を磨く!若見えの秘訣は運動にあり?!

運動で、見た目を磨く!若見えの秘訣は運動にあり?!

運動後にタオルで汗を拭く女性

おしゃれ、メイク、ダイエット・・・・・などなど
いくつになっても、いつまでも、キレイでいたい!というのは、女性にとって、永遠のテーマです。

外見、見た目を磨くには、美容だけでなく、適度な運動は欠かせません。
気持ちはあっても、なかなか運動する時間が持てず、運動不足になっていませんか。

適度な運動は、血流を改善し、体内に溜まった老廃物を排出してくれます。運動をすることで、美容効果を上げることができるのです。

普段から体を動かして鍛えている人は、ダイエットの成果も効率よく上がるといわれています。

体系を選ぶ、難しい洋服も、さらっと着こなせたり、老廃物を排出した美肌になれたり、適度な運動は、あなたの見た目を変えてくれます。

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.運動で美容効果!見た目美人になれる?!

ヨガマットの上で腕立て伏せをする女性

適度な運動は、体だけでなく、いろいろな形で、美容にも効果があります。
見た目の美しさを保つには、お手入れだけでなく、適度な運動が重要です。

筋肉量を増やす

筋肉量を増やすことで、基礎代謝がアップし、太りにくい体質につながります。また、姿勢や脚の形の改善にも効果があり、見た目の美しさにつながります。

汗をかく

汗をかいて代謝が良くなることで、毛穴自体も詰まりにくくなり、老廃物がたまりにくくなり、美肌効果につながります。

深い呼吸

運動時は、普段より深く呼吸することにより、酸素がたくさん体内に取り込まれます。
血行が良くなり、血液の循環がよくなることにより、血行促進、美肌効果、免疫向上に、つながります。

睡眠の質の改善

適度な運動は、体に適度な疲労と、リラックス効果を与えます。
この心地よい疲労感は、眠りの質をあげ、肌にも、脳にも良い効果があります。

ストレス改善

体を動かすことに集中すると、ストレス発散効果があるといわれています。
肌荒れや、吹き出物の原因となる、日々のストレスを改善し、肌トラブルを防ぐことができます。

2.運動で、見た目痩せを手に入れる!

コブラストレッチ

体重が減ったのに、見た目が変わらない・・・
それは、脂肪が減ったのではなく、水分や筋肉が減ったせいかもしれません。

体重よりも、見た目で痩せたいという声を聞きます。
見た目痩せを実現するためには・・・体脂肪を減らすことが大切です。

ダイエットで引き締まった見た目を目指すなら、体脂肪を減らして筋肉を増やすのが一番だといわれています。

どうのように、見た目が違うのか・・・
体脂肪率が高い人は、全体的にふっくらしていて、引き締まっているという印象にはなりません。
反対に、体脂肪率が低い人は、引き締まって見えるのはもちろん、肌にも、ハリやツヤがあるように見えます。

では、体脂肪を減らすには、どうしたらいいのでしょうか。
まず最初に思い浮かぶのは、食事制限があります。

確かに、食事制限をすることで、体脂肪を減らすことは可能ですが、もっと効率よく、見た目痩せを手に入れる方法があります。

それは・・・食事制限だけでなく、適度な運動をプラスすることです。
ふたつを組み合わせれば、脂肪を燃焼させながら筋肉を増やすことで、消費カロリーが増えるため、極度な食事制限は不要になります。

運動は、血行を良くしたり、脂肪を燃焼したりするだけでなく、筋肉を増やして、引き締まった見た目を実現できます。
また、ストレス解消にもなって、質の良い睡眠も得られ、体だけでなく、お肌にも、よい効果があります。

無酸素運動

短時間に強いエネルギーを必要とする運動のことをいいます。
瞬間的に負荷がかかり、酸素を取り入れる暇がないため「無酸素運動」と呼ばれています。

無酸素運動は、成長ホルモンの分泌により、アンチエイジングやダイエット効果が期待できます。
成長ホルモンは脂肪を燃焼するだけでなく、新陳代謝を促進する作用がありますので、細胞の新陳代謝を促進して、老化を防ぐ効果もあるのです。

主な無酸素運動は、腕立て伏せ、スクワット、腹筋などの筋トレや、ダンベル、重量上げなどのウエイトトレーニングです。
全力疾走することも、無酸素運動のひとつです。

有酸素運動

十分に呼吸をして、全身の筋肉に酸素を行きわたらせながら、長時間継続可能な、軽度または中程度の負荷の運動のことをいいます。

脂肪や糖をエネルギーとするため、続ければダイエット効果があります。

主な有酸素運動は、水泳、ジョギング、ウォーキング、エアロビクス、ヨガ、ピラティスです。

3.運動+アロマで、見た目年齢が若くなる?!

アロマグッズで効果アップ

運動に、アロマを取り入れている女性の70%が、実年齢より、見た目が若くみえるという統計があります。

もともと運動は、ストレス発散につながりますが、アロマを取り入れることで、リラックス効果がプラスされ、ストレス軽減に期待できます。

また、運動をする時に、アロマを取り入れると、リラックス効果によって呼吸もしやすくなり、より多くの酸素を体内に取り入れることができます。
その結果、ストレッチや脂肪燃焼の効果も上がりやすくなります。
香りを選び、楽しむことにより、リフレッシュして気持ちを上げることができるため、楽しく運動を行なうことができます。
運動を継続することで、見た目痩せ、そして、見た目年齢を若くすることへと、つながるのです。

お香の香りで知られるサンダルウッド(白檀)には、緊張をほぐす作用があるため、ヨガやストレッチの時におすすめです。

ユーカリやペパーミントは、呼吸をスムーズにしてくれる精油です。
呼吸がスムーズになると、より多くの酸素を体内に取り入れることができるので、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動には、ぴったりです。

ラベンダーには、鎮静、鎮痛作用があります。
運動の後のリラックスタイムや、筋肉を痛めたときに、使ってみてはいかがでしょう。

アスリートやダンサーの方の中には、良いパフォーマンスをするためや運動後のケアに、アロマを取り入れている方が多いようです。

試してみる価値あり!では、ないでしょうか。

4.見た目を磨くには、適度な運動を!(まとめ)

適度な運動で老廃物の排出を促す

運動不足は、血の巡りが悪くなり、老廃物の排出が滞ります。
働く女性の8割が、運動不足だと認識しながらも、その解消につながらないのが現状です。

運動不足は、肩こりや腰痛、冷え性、むくみといった症状を引き起こす原因となります。
体型が変わった、洋服のサイズが合わなくなったなど、見た目の変化が、きっかけで、運動不足だと感じることも、あるのではないでしょうか。

適度な運動は、見た目の変化だけでなく、気持ちもリフレッシュしてくれます。
運動の後の爽快感は、人の気持ちを前向きにしてくれます。
気分を変えることで、家事や仕事が、はかどることにも、つながっていきます。

しかしながら、運動が苦手!という方は、無理をしては、逆に疲労につながってしまいます。
そんな方は、まず、簡単なストレッチから、始めてみてはいかがでしょう。
ストレッチは血流を改善し、顔のくすみや、体のむくみを軽くするなど、見た目効果抜群!
朝起きた時や、寝る前にストレッチを行うだけでも、美容や健康につながります。

対側を伸ばすストレッチ
1.立った状態で、両足を肩幅に開きます。
2.両腕を上げて、左手の先を右手でつかみます。
3.息を吐きながらゆっくりと上半身を右に倒し、左の体側を伸ばしていきます。
4.息を吸いながら上半身を戻して、体を上方向へ伸ばします。
5.つかむ手を逆にして、反対側も同様に伸ばします。

足首のストレッチ
1.足首を手前に倒す
2.足首を向こう側に倒す

負担にならないように、体を動かし、見た目を磨く!
まずは、無理をすることなく、自分なりのペースで、始めてみてはいかがでしょう。

適度な運動していますか?!ヒートショックプロテイン(HSP)で、いつまでも若く健康でいられるために!

適度な運動していますか?!ヒートショックプロテイン(HSP)で、いつまでも若く健康でいられるために!

ヨガマットをもった子供

日頃、適度な運動をしていますか?
健康診断などの結果を見て、医師から、こんな言葉をかけられたことはありませんか。 そう言われたところで、すぐに運動を始める人は少ないのが現状です。

運動は健康のためになる、病気や肥満の予防になる、と頭ではわかっていても、 いざとなると、何から始めたらいいかわからない、忙しくて暇がない、 なかには、歳をとれば、いろいろな数値が悪くなるのも仕方がない、と諦めている人も。

歳を重ねれば、思うように動けなくなってしまう、その前に! 少し自分の体に負荷を加え、鍛えてみてはいかがでしょう。

運動は心身のリフレッシュだけでなく、 運動をすることで、全身の細胞に ヒートショックプロテイン(HSP) を増やすことができます。 このヒートショックプロテイン(HSP)が、体を元気にしてくれるのです!

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.運動の重要性…運動でヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには!

準備運動をする男女

運動すれば身体に良いことはなんとなくわかっていても、その理由をしっかり理解している人は少ないのではないでしょうか。
運動をする重要性とは何なのでしょう。

1-1 肥満の予防

運動不足で懸念されるのが肥満のリスクです。
食事から摂取したエネルギー量と、運動により消費するエネルギー量のバランスが崩れ、エネルギーが余った分は脂肪として、体に蓄積されてしまいます。
この状態が繰り返されると、脂肪が必要以上に蓄積し、肥満となります。
運動をすることにより、この肥満を防ぐことができます。

また、筋力トレーニングにより、筋肉量が増えると基礎代謝がアップします。代謝がアップすることにより、食べても太りにくい体質を維持することができます。

1-2 生活習慣病の予防

運動不足で肥満になると、糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病になるリスクが高くなります。
生活習慣病は運動不足だけでなく、更年期によるホルモンバランスの崩れにも起因するといわれています。
歳を重ねるにつれ、運動不足などが重なり、生活習慣病を引き起こしてしまうのです。
運動をすることによって、こうした生活習慣病の予防にも繋がります。

1-3 身体の機能や筋力の維持、強化

病気で何日も寝込んだり、怪我をして動けなくなったりしたあとに、疲れやすかったり、普段のように動けないなど、体力の衰えを感じた経験がある人は多いと思います。

人間は、持っている機能を使わないと、驚くようなスピードでその機能は低下していきます。
このように、筋肉は使わなければ短期間でも急激に衰えていき、同時に体力の低下を招くことになります。

運動=身体を動かすことで、筋力は維持、強化されます。
立ったり歩いたり、階段を上る、ものを動かすなど、日常生活を送るためには筋力が必要です。

運動することで必要な筋肉、機能が維持されているのです。

また筋肉量は成長期に増え、その後加齢とともに減少していきます。
しかし、筋肉は骨とは違い、いくつになっても運動(トレーニング)を行えば増やすことができる組織です。
運動を継続し筋力を維持強化することは、体力を保つために不可欠なのです。

この筋力トレーニング(筋トレ)を行った後、もうワンステップ!
有酸素運動を取り入れることで、ヒートショックプロテイン(HSP)を大幅に増加させることができます。
ヒートショックプロテイン(HSP)が増えることにより、病気の予防や美肌、しいては、健康な体を作ることができます。

2.運動の効果

ストレッチをする女の子

適度な運動は、身体の機能面だけでなく、病気の予防にも繋がります。
運動することにより、心も身体も健康で豊かな生活を送ることができ、生活の質の向上にもつながるのです。

運動の具体的な効果は・・・
・健康的な体形を維持することができる
・体力、筋力の維持および向上をはかることができる
・肥満、高血圧や糖尿病などの生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防につながる
・加齢に伴う生活機能の低下を防ぐことができる
・心肺機能が向上することにより疲れにくい体になる
・腰や膝の痛み、また、肩こりの改善につながる
免疫力、抵抗力が高まり、風邪などのウイルス感染を防ぐことができる

運動による効果は、このような身体的な効果だけでなく、心や精神的な部分にも影響します。
運動をすることにより、気分転換やストレス解消をはかれるだけでなく、認知症や不定愁訴の低減にも効果があるといわれています。

3.室内でもできる運動…自宅でダイエット!そしてヒートショックプロテイン(HSP)も増える!!

スクワット運動をする女性

コロナウイルス感染で脅かされる昨今。
自宅で、運動不足を解消し、ストレス発散するのは、いかがでしょうか。

室内では主に無酸素運動で筋トレをしているという人が多いと思いますが、有酸素運動をおこなえば、自宅で効果的なダイエットも期待できます。

筋肉をしっかりつけ、余計な脂肪を落とした体を手に入れたい…
そんな目標を持ってトレーニングされている人には、「筋トレ→有酸素運動」の順番がおすすめです。筋トレで筋肉をつけると、基礎代謝が高まり、運動していないときにも脂肪分解を高める効果が期待できます。
このとき、有酸素運動を組み合わせることによって、脂肪燃焼効率の促進につながります。
これにより、知らず知らずのうちに元気の源である、ヒートショックプロテイン(HSP)を増加させています。

運動した後はお風呂で汗を流して疲労回復!
有酸素運動と入浴効果により、ヒートショックプロテイン(HSP)を、より効果的に増やすことになります。
まさに一石二鳥、いや、一石三鳥ということです!

3-1 踏み台昇降運動

踏み台昇降は、階段や踏み台を使って、昇り降りを繰り返すだけの簡単な運動です。
ほかの運動に比べて消費カロリーは低いですが、ウォーキングやジョギングよりも足腰への負担が少なく、場所や天気などにかかわらずできるため、初心者の方にもおすすめです。テレビなどを見ながら手軽にできるのも魅力です。

3-2 もも上げ運動

太ももを交互に高く上げる、もも上げ運動も、有酸素運動です。
上半身と下半身をつなぐ大腰筋など、インナーマッスルのトレーニングとしても効果的です。スクワットより足腰への負担が少ない簡単な運動ですが、回数を増やせば息もそれなりに上がってきます。

3-3 ハーフスクワット運動

筋トレのイメージが強いスクワットですが、有酸素運動にもなります。
有酸素運動の効果を重視したい場合は、腰を完全に下ろさず、中腰程度でしゃがむのを止める「ハーフスクワット」を時間をかけて行いましょう。回数をこなすよりも、1回1回をゆっくり行うことを意識し、時間をかけて取り組んでください。

4.運動のあとの体が欲しているものは…栄養補給でヒートショックプロテイン(HSP)も倍増!

腹筋運動をする女性

運動のあとの食事は筋肉を作るためには、とても大切です。

運動後やトレーニング後の私たちの体は、さまざまな筋肉細胞が傷ついている状態です。 筋肉細胞が傷つくと聞くと驚いてしまうかもしれませんが、筋肉にアプローチするトレーニングをしていれば傷つくのは、あたりまえのことです。 傷ついた細胞はタンパク質によって修復されますが、運動後の食事をジュースやサラダなどで済ませてしまうと筋肉の修復には効果が不十分です。 そのため、運動のあとは、栄養バランスのとれた食事が大切になってきます。

運動のあと、15分以内にプロテインを飲むと、ヒートショックプロテイン(HSP)が有効に増えるというデータがあります。 運動のあとの体は、大量にエネルギーや栄養素を消費したために一種の飢餓状態です。 飢餓状態の体へ食事やプロテインを与えてあげるとみるみる吸収されます。 つまり、運動後は栄養素の吸収率が高くなるのです。

運動のあとに積極的に摂取してほしい栄養素は、タンパク質、炭水化物(糖質)、アミノ酸、 電解質(ミネラル)だといわれています。 頑張ってトレーニングをした後は、特にタンパク質の補給を心がけることが大切です。 体内でヒートショックプロテイン(HSP)を増やす手助けをします。

5.疲れた身体を元気にするヒートショックプロテイン(HSP)(まとめ)

ストレッチ体操をする女性

ヒートショックプロテイン(HSP)とは、傷んだ細胞を修復するという特徴を持ったタンパク質です。熱ショックタンパク質とも呼ばれ、すべての人間の細胞のなかに、元々あるタンパク質の1つです。
免疫力を高める、コラーゲンの生成を増やす、代謝を活発にする、といった健康や美容を促進する効果が期待できるため、近ごろメディアなどで注目されています。

このヒーショックプロテイン(HSP)を効果的に増やすには、熱ストレスを与える(体を温める)こと。
入浴によりヒートショックプロテイン(HSP)を増加させるのは有名ですが、運動でも増やすことができます。

ハアハアと少し息が上がる程度の有酸素運動を1日30分以上、2週間継続すると、ヒートショックプロテイン(HSP)は効果的に増加するといわれています。

ヒートショックプロテイン(HSP)が増加することで、スタミナ増強や怪我予防ばかりでなく、代謝が活発になることからダイエット効果免疫力アップによる風邪予防効果もあります。

ヒートショックプロテイン(HSP)は、日常生活の疲れを軽減し、病気の予防、回復などに効果があり、いつまでも若々しく健康でいることをサポートしてくれるのです。

ならば、このヒートショックプロテイン(HSP)をたくさん手に入れるために!と、頑張りすぎてはいけません。運動を過度にすると、逆にヒートショックプロテイン(HSP)は減少してしまいますので、気をつけてください。

コロナ自粛により、自宅にいることが増えているこの機会に、気分転換をかねて、運動を始めてみてはいかがでしょうか。

適度な運動をすることで、いつまでも元気で、若々しい体を手に入れましょう。