睡眠の質は、ヒートショックプロテイン(HSP)で決まる?!快適な目覚めの決め手は、このタンパク質にあり!!
いつまでも元気で、健康でいるために、良質な睡眠は、欠かすことのできない大切なことです。
横になっても、なかなか寝つくことができない、
夜中に何度も目覚めてしまう、
・・・歳をとったから、仕方がないと諦めていませんか。
年齢を重ねると、睡眠が浅くなり、睡眠の質は変化していきます。
これは、年齢とともに減少する、ヒートショックプロテイン(HSP)が大きく関わっています。
1.ヒートショックプロテイン(HSP)が減ると、睡眠にも影響が出る?!
ヒートショックプロテイン(HSP)は、筋肉や皮膚など、私たちの体を構成するタンパク質の一種で、傷んだ細胞を修復する働きを持っています。
もともと私たちの体内に存在しているのですが、年齢とともに、体内のヒートショックプロテイン(HSP)は、減少していきます。 年齢とともにケガの治りが遅くなったり、体調を崩すと、なかなか治らないのは、このヒートショックプロテイン(HSP)が減少していることが関係しています。
私たちの心身の健康に欠かすことのできない睡眠。
なかなか寝付けない、眠りが浅いなどの睡眠の悩みは、20~30歳代に始まり、年をとればとるほど増加するといわれています。
これは、体内のヒートショックプロテイン(HSP)の減少が影響しています。
健やかに、元気でいるためには、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす必要があるのです。
2.良質な睡眠には・運動でヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、ストレスを緩和する!
悩みやイライラ、緊張など、さまざまなストレスがかかることで、睡眠に障害が出ることがあります。不安や心配事が気になって眠れない、楽しいイベントの前に気持ちが高ぶり、なかなか寝付けないといったことは、誰もが一度は経験しているのではないでしょうか。
一過性のものなら心配ありませんが、この状態が長く続くと、不眠が慢性化してしまい、日常生活に支障をきたしてしまいます。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、抗ストレス作用があり、ストレスを防御するタンパク質として、睡眠の質の改善にも効果があるといわれています。
ヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、ストレス緩和につなげるには、運動がおすすめです。テレワークなど自宅で過ごすことが多い昨今、ついつい運動不足になりがちです。
人混みを避けジョギングするなど、少し汗をかいてみはいかがでしょう。
適度な運動をすることで、生活のリズムにメリハリが出て、リフレッシュできるだけでなく、ヒートショックプロテイン(HSP)が増えることで、睡眠の質の改善につながります。
運動をすると、体が疲れることで、眠りに誘導されると思われがちですが、実は、そこには、ヒートショックプロテイン(HSP)の力が作用しています。運動によって、体内にヒートショックプロテイン(HSP)が増えることにより、睡眠の質が高まっているのです。
たまに激しい運動をするより、運動を習慣づけることが大切です。毎日の生活の中に、体を動かす習慣を是非取り入れましょう。
3.良質な睡眠には・ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法で、体温リズムを整える!
体の内部の体温(深部体温)は、朝から夕方にかけて高くなっていき、夜から朝にかけて下がっていくというリズムがあります。
深部体温が下降期にあるほど眠りやすく、上昇期には眠りにくくなるしくみです。
ここに、眠りのポイントがあります。
赤ちゃんが、ぐずり始め、手足がぽかぽかと温かくなると、そろそろ眠くなってきたサインというのは、よくご存じかと思います。
温かくなった後には、末梢血管が拡張し、手足の表面からの熱放散が増え、深部体温が低下しやすくなります。より急速に深部体温が下がるほうが、眠りにつきやすく、深い睡眠も出やすいのです。
朝までぐっすり眠るためには、まずは、眠る前の深部体温を上げ、体温リズムを整えておく必要があります。手足が冷たいままでは、良質な睡眠へと入ることはできないのです。
体温リズムを整えるためには、眠る前に、ゆっくり体を温める、すなわち、お風呂が最適です。
そこで、おすすめなのが、ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法です。
40℃で20分、41℃で15分、42℃で10分を目安に、湯船に浸かることで、ヒートショックプロテイン(HSP)が増え、睡眠の質が改善されます。
入浴の睡眠への効果は、加温効果にあります。私たちの体は、深部体温が下がると、眠気が起こるようにできています。お風呂で、深部体温を高めてあげると、お風呂上りに体温が下がるタイミングで眠気を誘発させることができるのです。
ゆっくり湯船に浸かり入浴した人は、シャワーだけの人より、質の良い睡眠を確保できるというデータがあります。睡眠は時間も大切ですが、質の良さが、より重要です。
長時間の睡眠を確保しなくても、すっきり目覚める、そんな朝を迎えた経験はありませんか。
これは、入浴により増えたヒートショックプロテイン(HSP)の効果だといえます。ヒートショックプロテイン(HSP)が、しっかり貯まった体は、朝の快適な目覚めを与えてくれます。
睡眠は、体温が下がり始めたタイミングで起こるため、眠る直前の入浴は逆効果になります。床につく2時間から3時間前に入浴を済ませ、お気に入りの化粧品でスキンケアを楽しみ、お気に入りの音楽を聴く、そんな、リラックスタイムが心も体も癒してくれるはずです。
4.良質な睡眠には・アスパラガス抽出物からヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、自律神経を整える!
私たちの体の中で、体温を調節したり、呼吸をしたり、代謝や消化などさまざまな内臓の機能を調整してくれる神経を自律神経といいます。
自律神経には体を興奮モードにする交感神経と、沈静モードにする副交感神経があります。このバランスが崩れ、自律神経が乱れると、体や心に不調があらわれます。その症状は、さまざまですが、自律神経の乱れは、不眠を引き起こす原因のひとつです。
最近増えたテレワークが、自律神経の乱れの原因に?!
自律神経は、24時間のサイクルでバランスを取っています。生活リズムが乱れたり、偏った食事や運動不足、環境の変化など、自分の中で決まっていたサイクルが崩れると、自律神経の不調があらわれる原因になります。
最近増えているテレワークでも、自律神経の乱れを訴える人が少なくありません。
通勤によるストレスは減ったものの、孤独感や家族を気にしながらの仕事など、環境の変化によるストレスを感じている人が増えているのです。
自律神経を整えるには、アスパラプロリンが有効
自律神経のバランスを整え、ストレスを軽減するには、アスパラプロリンを含む食品を摂ると効果的です。
アスパラプロリンは、出荷時に切り落とされて通常は食べることのないアスパラガスの茎の下位の部分を加熱、酵素処理することで得られるため、アスパラガスを食べても効果はありません。
アスパラプロリンは、抗ストレス作用のある食品成分で、ヒートショックプロテイン(HSP)70の発現を促すことがわかっています。
ヒートショックプロテイン(HSP)70は、深い眠りである、徐波睡眠が長くなることが確認されており、脳のストレスをコントロールする指令塔に働きかけることで、眠りを改善すると考えられています。ここにも、ヒートショックプロテイン(HSP)が大きく関わっているのです。
5.ヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、睡眠の質を確保する!
睡眠には、疲労を回復し、ストレスを解消する働きがあります。 睡眠不足は、思考の低下につながるだけでなく、前頭葉の血流が低下することで、記憶や感情のコントロールにも影響がでてきます。
適切な睡眠時間や、そのパターンは、人それぞれですが、その人に応じた快眠を得るためには、1日の生活リズムを守ることが大切です。
食事は、眠る3時間以上前にすませ、胃腸を休めてから寝るのが理想的です。人は、高い体温が下がるときによく眠れるため、質のよい睡眠のためには、体を温める食事を選ぶことも効果的です。
運動は、適度な疲労感とヒートショックプロテイン(HSP)効果を得ることができるため、日常生活の中に是非、取り入れてみてください。眠る直前の運動は、体温が高くなりすぎ、寝つくことが難しくなることがあるため、気をつけましょう。
入浴は、シャワーですませるのではなく、湯船に浸かると効果的です。リラックス効果が得られるだけでなく、ヒートショックプロテイン(HSP)が増えることで、睡眠改善につながります。お風呂上がりに、手首や足首を伸ばすといった軽いストレッチを行うことも、質の良い睡眠につながることでしょう。
6.まとめ
現在の睡眠時間や質が適切かどうかは、日中に眠気を感じることなく、活動的に動けることがひとつの目安です。
睡眠時間を確保することは大切ですが、まとまった睡眠時間がとりにくい環境であっても、食事や入浴法を工夫し、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで、質の良い睡眠を確保できます。
ぐっすり寝て、すっきり目覚める!
睡眠で、明日への活力を養いましょう!!