岩盤浴でヒートショックプロテイン(HSP)を増やして免疫力をアップ!

岩盤浴でヒートショックプロテイン(HSP)を増やして免疫力をアップ!

さまざまなストレスダメージ(損傷)からタンパク質を修復する働きがあり、「ストレス防御タンパク質」とも呼ばれるヒートショックプロテイン(HSP)は、免疫力を高める働きも備えています。免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなったり、腸の調子が悪くなるなど、病気になりやすくなったり、症状が長引いたり、感染を繰り返したりすることになるので、健康で元気な毎日のために、ヒートショックプロテイン(HSP)はしっかり増やしておきたいもの!

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法として、自宅でできるヒートショックプロテイン(HSP)入浴法だけではなく、様々な効果を期待できる岩盤浴も活用してみませんか?

身体のバランスを整える岩盤浴
MASAKO

MASAKO

35年以上、化粧品・美容業界で美と健康に携わる仕事に従事してきた50代女性。いくつになってもイキイキと輝いて日々を楽しんでいくために必要な「身体と心と肌のメンテナンス」をテーマに、いろいろな情報を発信していきます。

1.ヒートショックプロテイン(HSP)で免疫力アップ!身体も肌も元気に!

元気があれば免疫力も活性

もともと私たちの肌や身体に存在し「若返りタンパク質」と呼ばれる特殊なたんぱく質ヒートショックプロテイン(HSP)は、紫外線や熱、外部からの刺激物やウィルス、細菌、熱、精神的なストレスなどでダメージ(損傷)を受けないように、タンパク質を「守る働き」、ダメージ(損傷)を受けて構造がおかしくなったタンパク質を「修復する働き」、 ダメージが大きすぎて修復できなくなったタンパク質を「分解して排出する働き」があり、「ストレス防御タンパク質」とも呼ばれています。

タンパク質は、私たちの身体の中のあらゆる場所に存在しています。タンパク質は身体を作っている筋肉、臓器、皮膚、骨、毛髪などの主要成分であり、また体の機能を調整するホルモン、酵素、抗体などの材料でもあります。こういった身体の中の大切な部分の損傷は、病気や不調の原因になるため、ヒートショックプロテイン(HSP)の修復機能はとても重要です。

また、ヒートショックプロテイン(HSP)は、免疫力を高める働きも備えています。
数多くの細胞がうまく役割を分担し、連携して機能している免疫システムの中で、ヒートショックプロテイン(HSP)はNK細胞(ナチュラルキラー細胞)や樹状細胞と深く関わって免疫力を高める役目を果たしているのです。つまり、ヒートショックプロテイン(HSP)が減ってしまうと、免疫力が低下するということ!

免疫力が低下すると、病原菌やウイルスから身体を守る働きが弱くなって、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなったり、腸の調子が悪くなるなど、病気になりやすくなったり、症状が長引いたり、感染を繰り返したりすることになるので、健康で元気な毎日のために、ヒートショックプロテイン(HSP)をしっかり増やしておきたいですよね!

またヒートショックプロテイン(HSP)は、肌の力を弱めて老化を加速させる原因となる、紫外線による炎症やダメージ、酸化ダメージ、ストレスダメージのケアのためにも必要です。

美と健康のために、加齢やストレスで減少するヒートショックプロテイン(HSP)をしっかり増やしていきましょう!

2.岩盤浴でヒートショックプロテイン(HSP)を増やそう

岩盤浴の素材は天然鉱石

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やしたいと思った時に、自宅でできるヒートショックプロテイン(HSP)入浴法をご存じの方は多いことと思いますが、岩盤浴でもヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことができます。

熱ストレス(40℃~42℃)で最も効果的に増加するヒートショックプロテイン(HSP)を増やすための入浴法は、体温が38℃をこえるくらい身体の芯まで温まった後に、その熱を冷まさず、10~15分くらい37℃くらいにキープするように保温しますが、岩盤浴は、温められた天然鉱石の上に寝転んで身体を温めます。

岩盤浴は天然鉱石の温度が約40℃〜60℃、湿度が60℃~80℃程度の蒸し暑い室内で、身体の芯からゆっくり、じっくり温まり、熱が身体にこもる状態にできるのでヒートショックプロテイン(HSP)を増やすのにぴったりです!

岩盤浴で使用されている天然鉱石の遠赤外線とマイナスイオンの健康効果も期待が高まります。その時の体調によってどの鉱石の岩盤浴にするかを選ぶのも楽しみな岩盤浴。時には気分を変えて岩盤浴でヒートショックプロテイン(HSP)を増やしてみませんか?

〇ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法についてはこちらをご覧ください。

「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

〇ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすためにサウナを活用するという手もあります。
サウナとヒートショックプロテイン(HSP)については、こちらをご覧ください。

「サウナの驚くべき効果ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」

3.ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす岩盤浴の入り方

岩盤浴の準備-タオルと水分補給

岩盤浴は大量に汗をかくので、脱水状態にならないように水分補給を十分にするよう気をつけましょう。水分補給をする時には、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすために温めた体を冷やさないよう、冷たいものではなく温かいものか常温の飲み物をとることがポイントです。

【岩盤浴の入り方】

☆岩盤浴を始める前に、お風呂や足湯、シャワーなどで身体を温めておくと岩盤浴を始めた時に、身体の芯まで早く温まり、汗をかきやすくなります。
☆岩盤浴はたっぷり汗をかくので、始める前にしっかり水分をとっておきます。

① 最初に、うつ伏せになりお腹側から10分程度温まります。
② 次に仰向けになり10分~15分程度温まります。
③ その後5~10分程度休憩をとります。

この時に、たっぷり水分補給をします。
冷たいものを飲みたくなりますが、せっかく温まった体を冷やさないよう常温または温かい飲み物を飲むことがポイントです。
また、体温が下がりすぎてしまわないように、あまり休憩を長くとりすぎないように注意しましょう。

④ ①~③を3回程度繰り返します。

4.岩盤浴のアンチエイジング効果

岩盤浴効果で美肌を

岩盤浴に使用される天然鉱石は、主に天然石や岩石となります。石なら何でもよいというわけではなく、ゲルマニウム、ラジウム陶板、トルマリン、アメジスト、麦飯石のように遠赤外線やマイナスイオンを発生する特別な天然鉱石が使われていて、その種類によって体への働きかけが異なると言われています。

岩盤浴は身体を温めヒートショックプロテイン(HSP)を増やしてくれるだけではなく、遠赤外線とマイナスイオンの働きかけ、そして大量に汗をかくことで身体の中に溜まった毒素や老廃物を排出する効果があります。

血液やリンパの流れを促進、新陳代謝の活性化、むくみや冷え性、肩こりなどの改善、疲労回復、リラックス効果やアンチエイジング効果、ダイエット効果に加え、岩盤浴を続けることで体温(平熱)が上がるとも言われています。

岩盤浴に行った翌日は、身体が軽く感じます。肌のくすみも抜けて、しっとりつるつる!美容と健康、アンチエイジングのためにもっと活用したいと思っています。

5.ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす岩盤浴で体温アップ&免疫力アップ

体温を上げると免疫力がアップ

体温が上がると血液の流れがよくなり代謝も免疫力も高まります。

血液は私たちの体全体に酸素と栄養と酸素を送り届け、老廃物を回収するだけではなく、免疫機能を持つ白血球は細菌やウィルスなどの異物から私たちを守ってくれています。

体温が下がると血流が悪くなって免疫力は低下。「体温が1℃下がると、免疫力が30%下がる」逆に「体温が1℃上がると、免疫力は30%上がる」とも言われています

また、「がん細胞」や「ウイルス感染細胞」を攻撃してくれる「NK細胞」という免疫細胞は体温が36.5℃以上だと活発に働いてくれるそうです。

昭和30年ころには、平均体温値は36.9℃だったという報告もありますが、その当時に比べて今の体温はかなり下がっていると言われています。確かに、自分も含めて身の回りで平均体温が36.7℃以上というお話は聞かないような気がします。

美容と健康のために、普段から体を冷やさないように注意したいものですね。

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やして免疫力アップ!さらに岩盤浴で平熱が上がって免疫力がアップ!なんて、とても魅力的だと思いませんか?

体温、低体温、温活についてはこちらをご覧ください。

体温は健康のバロメーター!温活でヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、美と健康を手に入れる!!

【参考】
昭和32年に東京大学の田坂定孝教授のグループによって発表された、日本人の平均体温値の研究によると、平均体温値は36.9℃だったそうです。(東京都内の10歳殻0歳の健康な男女約3000人の平均値)

6.まとめ

汗を拭く女性

さまざまなストレスダメージ(損傷)からタンパク質を修復する働きがあり、「ストレス防御タンパク質」とも呼ばれるヒートショックプロテイン(HSP)は、免疫力を高める働きも備えています。免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザなど、病気になりやすくなったり、症状が長引いたり、感染を繰り返したりすることになるので、ヒートショックプロテインが少なくなっているままにはしておけないですよね!

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには、ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法などだけではなく、様々な効果を期待できる岩盤浴も選択肢の一つです。

岩盤浴はヒートショックプロテイン(HSP)を増やすだけではなく、天然鉱石の遠赤外線とマイナスイオンの健康効果、大量に汗をかくことで身体の中に溜まった毒素や老廃物を排出、血液やリンパの流れを促進、新陳代謝の活性化、むくみや冷え性、肩こりなどの改善、疲労回復やリラックス効果、アンチエイジング、ダイエットなど、さまざまな効果が期待できます。

さらに、岩盤浴を続けることで体温(平熱)が上がるとも言われています。
体温が上がると血液の流れがよくなり代謝も免疫力も高まり、「NK細胞」という免疫細胞は体温が36.5℃以上だと活発に働いてくれるそうです。

ヒートショックプロテインが増えて免疫力がアップ、血流を促進させて免疫力がアップ、平均体温が上がって免疫力アップ!美容と健康、アンチエイジングのために岩盤浴への期待が高まりませんか?

免疫力やヒートショックプロテイン(HSP)のこと、日常生活でヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法については下記の記事をご覧ください。

免疫力を上げるカギはヒートショックプロテイン(HSP)にあった!

「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

「サウナの驚くべき効果ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」