あなたのお肌は大丈夫ですか?!お肌の大敵、紫外線・・・その対策にもヒートショックプロテイン(HSP)の力が!
明るい太陽の光は気分を盛り上げてくれます、が・・・
太陽の光に含まれる紫外線は、お肌に大きなダメージを与えます。
肌の老化の大きな原因として知られる紫外線。
紫外線は、まだ寒さの残る春先から急激に増えてきます。
強い紫外線にも耐えるお肌、免疫力のあるお肌になれたら・・・
食べ物やスキンケアに加え、効果的な方法があります。
今注目のヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことにより、紫外線に負けないお肌を手に入れることがきます!
1.紫外線の種類と症状・・・回復のカギはヒートショックプロテイン(HSP)?!
紫外線には、UVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)の3つがあります。このうち、UVCは大気中のオゾン層に吸収されるため、地球上に届くことはありません。 私たちの肌に直接影響を与える紫外線は、UVAとUVBの2つになります。
UVA
UVAは波長が長いため、肌の奥深く真皮まで届き、肌の弾力の低下や、しわ、たるみなど皮膚の老化に影響を与えます。
屋外だけでなく、室内にも侵入してきます。
強い日ざしを浴びた直後に肌が黒くなり、30分から数時間で消える反応(即時黒化)は、UVAが関係しています。
活性酸素を発生させるので、シミや色素沈着の原因にもなる紫外線です。
UVB
UVBは大部分が表皮で吸収され、短時間で皮膚に炎症(赤み、腫れ、水疱など)が起こります。炎症がおさまると、数日して皮膚のメラニン色素が増加して、黒く変化するのも特徴です。(遅延黒化)。メラニンが増加するため、日やけによるシミ・ソバカスの原因を作ります。
また、皮膚がんや白内障などの原因にもなり、健康面にも影響を及ぼすため注意が必要です。
紫外線のダメージを受けないように防御することは大切ですが、ダメージを受けた後のケアも、とても重要です。
そこで、ヒートショックプロテイン(HSP)が大きなカギとなります。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、自己回復力を高めるたんばく質です。ヒートショックプロテイン(HSP)をどれだけ早く、たくさん出せるかが、肌のダメージ回復に大きな影響を与えます。
2.紫外線のお肌への影響、ヒートショックプロテイン(HSP)との関わり
紫外線は、お肌にさまざまなダメージを与えます。
しみやしわ、たるみといった、お肌の老化に大きく関わってきます。
色素沈着(しみやそばかす、くすみなど)
紫外線を浴びると、肌を紫外線から守ろうとする働きが活発になり、メラニン色素が過剰に生成され、しみやそばかすの原因となります。
乾燥が進んで機能が低下したお肌は、代謝がスムーズに行われず、メラニン色素を含んだ余分な角質が増え、色素沈着してしまいます。
しわ、たるみ
紫外線を浴び続けていると、UVAが皮膚の真皮にまで透過することにより、真皮にあるコラーゲンを破壊してしまいます。
これにより、お肌の弾力やハリが失われ、しみやしわ、たるみの原因になります。
お肌がたるむことで、毛穴も目立ちやすくなってしまいます。
肌荒れ、乾燥
紫外線を浴びることで、お肌が乾燥し、免疫力が低下することにより、肌が荒れやすくなってしまいます。また、皮脂が酸化するため、ニキビや吹き出物の原因にもなります。
ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで、壊れてしまったコラーゲンを正常な形に戻したり、生成したり、また低下した免疫力をアップさせることができます。
紫外線は、さまざまな肌トラブルの原因となります。
紫外線への注意はもちろんですが、可視光線、いわゆる目に見える光にも注意が必要です。
太陽に含まれる光線の割合は紫外線が10%、そして残りの90%はほぼ可視光線なのです。ブルーライトも可視光線の一種と言われています。日焼け止めを塗っていても、日焼けしてしまった、というときは、可視光線が原因となっていることがあるかもしれません。
3.体の内側からする、紫外線予防
紫外線によるダメージを少なくするためには、食事による予防も有効的です。
日常生活の食事で、どのような栄養素を摂取していけばいいのでしょうか。
リコピンとビタミンA・C・E(エース)。
紫外線によって発生する活性酸素を除去する代表的な抗酸化成分です。
これらを摂取することで、体の内側から紫外線予防をしてくれます。
リコピン
リコピンは、熟したトマトに多く含まれる抗酸化成分です。 紫外線によって発生する活性酸素を消去するため、日焼けの予防に、そして日焼けをした後の回復に効き目があります。
ビタミンA・C・E(エース)
ビタミンA、C、Eも、優れた抗酸化力をもつ栄養素です。
新鮮な野菜や果物に多く含まれています。
これらを摂取することで、しみやしわを予防できます。
ビタミンA
ビタミンAは、油に溶けやすい性質を持つ脂溶性ビタミンです。
にんじん、かぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜や、レバー、うなぎ、牛乳、卵黄などの動物性食品に含まれています。
お肌の中のビタミンAは、紫外線などの光の影響を受けると急速に壊れてしまいます。
潤いのある皮膚や、粘膜の維持に大切な栄養素で、肌にうるおいやハリを与え、紫外線から守る天然の美容液のような働きをするため、毎日欠かさず取ることを心がけましょう。
特に、紫外線の強い季節は、サラダやスムージー、スープなどで積極的に摂取をすることをおすすめします。
ビタミンC
アスコルビン酸としても知られるビタミンCは、食品に含まれている水溶性の栄養素です。
いちご、レモン、ブロッコリー、小松菜などの新鮮な野菜や果物に多く含まれます。
コラーゲンの生成を促進し、肌に弾力と潤いをもたらします。
しみの原因であるメラニンの生成を抑制し、黒くなったメラニンを薄くする美白効果もあります。
ビタミンE
若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEには、血液の流れをスムーズにする血行促進作用、ホルモンバランスを整える作用、老化を防ぐ抗酸化作用、血管の老化を防ぎ体内で発生する過酸化脂質の増加をおさえる作用などがあります。
レバー、たまご、植物油、アーモンド、ごまなどに含まれる脂溶性ビタミンです。
お肌の代謝機能が上がり、ターンオーバーがしっかり行われ、お肌のバリア機能を高めてくれます。
また、メラニンの排出をスムーズにすることにより、しみやそばかすを防いでくれます。
ビタミンEは、同じく抗酸化作用のあるビタミンCと一緒に摂取すると、より効果的です。
日常の食生活の中に抗酸化力を高める食品を取り入れて、シミやくすみ、細胞ダメージのもとになる活性酸素を作らないように、体の中からしっかりとケアすることで、紫外線ダメージから、お肌を守ることができます。
4.紫外線対策に欠かせないヒートショックプロテイン(HSP)(まとめ)
紫外線は、お肌の表面のトラブルを引き起こすだけでなく、お肌の細胞の奥にあるDNAまで傷つけてしまうこともあり、皮膚ガンを引き起こす可能性もある、こわいものです。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、その傷ついたDNAの修復を促進し、しみやしわの予防に加えて、皮膚ガンの予防にも効果があると言われています。
お肌のトラブルを回避するために、とても大切な働きをし、健康でみずみずしいお肌を手に入れる、大きな味方になってくれるのです。
紫外線対策に欠かすことができない、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには・・・
40℃から42℃のお風呂に、のんびり浸かる、HSP入浴法が有名です。
42℃で入浴10分、41℃で入浴15分、40℃で入浴20分、浸かるだけでヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことができます。
ゆっくりお風呂に浸かれない時には、蒸しタオルを電子レンジで温める、蒸しタオル美容法も効果的です。
ヒートショックプロテイン(HSP)のうち、HSP70が、紫外線ダメージから肌を守り、色黒、しみの原因となるメラニンの抑制をしたり、しわを防いだり、と重要な役割をしてくれます。
入浴や有酸素運動、蒸しタオルにサウナなど、さまざまな温熱対策により、HSP70を高めることができれば、年齢や紫外線などのストレスに負けないお肌を作ることができます。
紫外線の量は季節で多少違いますが、日中は常に降り注いでいます。
健康なお肌のためには、年間を通した紫外線対策を是非おすすめします。