冬に感じる不調はもしかすると冬バテかも?ヒートショックプロテインを増やすこと乗り切りましょう!
冬は、夏よりも昼夜の寒暖差が大きく、急激な気温変化で自律神経が乱れ、体調を崩しやすくなります。 また、日照時間が短くなる事で、セロトニンが活性化されず、脳の活動が低下し、冬バテになる方も多いようです。
湯船に浸かることは、代謝を上げたり老廃物を出したりと、いいことが多いと言われていますが、さらに入り方によっては、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす事ができ、免疫力アップも期待できます!!
冬の寒さに向かって風邪対策やインフルエンザ、コロナ予防のためにも、今からしっかり体を温めてヒートショックプロテイン(HSP)を増やしておき、今年はヒートショックプロテイン(HSP)で寒い冬を乗り切りましょう!!
1.ヒートショックプロテイン(HSP)がなぜ冬に大事なのか?
ヒートショックプロテイン(HSP)がなぜ冬に大事なのか?
ヒートショックプロテイン(HSP)というのは、細胞内の傷ついたタンパク質を修復し、損傷を防ぐ成分のことで、肌を作っているのもタンパク質です。
このヒートショックプロテイン(HSP)を体内に増やすことで、美肌効果だけでなく、自律神経を整えて睡眠を安定させたり、自己回復がアップするので免疫を高めたりする効果、も期待できると言われています。
また、ヒートショックプロテイン(HSP)は、熱刺激によって誘導されることがわかっています。
熱めのお湯や温風などを浴びることで、そのストレスを退治しようとして増えていきます。
2.ヒートショックプロテイン(HSP)を入浴で増やす!
そこで注目を浴びているのが、お風呂です。(入浴参照)
運動やジム通いのように、特別に時間を取らなくても、私たちが毎日行っているお風呂で、このヒートショックプロテイン(HSP)を増やす事ができるのです!
年とともにどんどん減ってしまうので、意識して補う事が、健康にも美容にも大事になってきます。(年齢とHSP参照)
2-1 ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす具体的な入浴法
ヒートショックプロテイン(HSP)が増える体温は、38度以上になったときです。
その38度以上の体温を、15分〜20分維持することでヒートショックプロテイン(HSP)の効果が発揮されます。
おすすめの湯船の温度は40度〜42度です。
40度であれば15分程度、42度であれば10分程度の入浴がおすすめです。
お湯は常に一定の温度に保ち、蓋をしたり追い焚きをしてお湯が冷めないようにしましょう。
次に、お風呂で体温を上げたら、その体温を維持します。
お風呂から上がったら体を冷やさないように、タオルを巻いたり靴下を履いたりして温度を保ちましょう。
いきなり熱いお湯に浸かると、血管収縮が起きて危険ですので、入る前に水分をしっかり摂り、ある程度体の冷えが引いた後に、長時間の入浴は避けましょう。
2-2 ヒートショックプロテイン(HSP)入浴についての疑問
Q.ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法の入浴時間が長くてきつい
入浴中つらくなったら、浴槽から立ったり、湯船から出て休息しても大丈夫です。
合計でそれぞれの時間湯船に浸かって下さい。ただ、ちょっと熱いかなと少し負荷を感じるくらいでヒートショックプロテイン(HSP)が増加します。
Q.汗があまり出ずのぼせそうになる
入浴前に水分を取ってから入浴しましょう。
入浴前に水分を補給すると汗が出やすくなり、入浴中にも補給しましょう。
普段あまり入浴しない人、入浴時間が短い人、普段あまり汗をかかない人は、汗が出にくいので、体に熱がこもりのぼせやすくなります。
数回ヒートショックプロテイン(HSP)入浴を経験すると自然に汗が出るようになります。
Q.ヒートショックプロテイン(HSP)入浴は、いつ入るのが一番効果的ですか?
入浴の時間帯によるヒートショックプロテイン(HSP)の増え方に大きな差は、ないようですので、都合の良い時間で大丈夫です。
ただ、一般的には、入浴で上がった体温が下がっていく時に眠気に誘われるので、寝る1~2時間前にヒートショックプロテイン(HSP)入浴するのがいいと思います。
また、ヒートショックプロテイン(HSP)入浴を行った後は、適度な疲労感があり、寝付きの悪い人もぐっすり眠れ、夜中に何回もトイレで起きる人も、回数が減りぐっすり眠れると思います。
Q.入浴剤を使用した方がいいですか?
入浴剤を使用した方が効果的で、特に炭酸系の入浴剤が効果的です。
炭酸は、血管を拡張するので、早く体を温めることができます。
実際に、炭酸系入浴剤(CMでもお馴染みのファインヒート)の使用で、40度20分の入浴が、15分の入浴でもヒートショックプロテイン(HSP)は、増えたそうで、入浴時間の5分短縮は、大きいと思います。
また、入浴剤には、保温効果もありヒートショックプロテイン(HSP)入浴後の保温が簡単にできます。
Q.毎日した方がいいですか?
ヒートショックプロテイン(HSP)は、ヒートショックプロテイン(HSP)入浴の2日後をピークに1~3日後頃まで増加します。
なので、1回目のヒートショックプロテイン(HSP)入浴で増加したヒートショックプロテイン(HSP)が減少し始める3~4日後に、2回目のヒートショックプロテイン(HSP)入浴をすると、その2日後にまたヒートショックプロテイン(HSP)が増加し、とヒートショックプロテイン(HSP)が高い日が継続できます。
例えば、月曜日はブルーマンデーと言われますが、学校や会社に行くのが憂鬱な方も多いといいますので、月曜日に元気に出れるよう2日前の土曜日にヒートショックプロテイン(HSP)入浴を実施すると、月曜日はヒートショックプロテイン(HSP)が増加し元気に学校や会社に行けると思います。
低体温の方は、ヒートショックプロテイン(HSP)入浴を毎日1時間程続けてみて下さい。
1日おきなら10日~2週間ほど続けて下さい。
必ず基礎体温が0.5度程上がります。
基礎体温が36.6度に改善したら、週2回のヒートショックプロテイン(HSP)入浴法にして大丈夫です。
また、ストレスがかかると前もって分かっている日の2日前にヒートショックプロテイン(HSP)入浴を行い、ヒートショックプロテイン(HSP)を高めてストレスに備えましょう!
3.冬に多い「冬バテ」とは?
気温が下がり、寒さが厳しい季節になると、体調が優れない、疲れがとれない、など頭痛や肩こり、倦怠感、意欲低下など、不調を感じる事はありませんか?
もしかしたら冬バテかもしれません。
これには、秋から冬にかけての寒暖差が関係していると言われており、寒暖差は、自律神経の乱れを引き起こし、自立神経が乱れる事で体に不調を起こします。
さらにこの寒暖差以外にも、冬は、イベントごとが多く疲れやすい季節なので、溜った疲労による体調不良も、冬バテの原因の1つだと言えるでしょう。
●冬バテの症状
・十分睡眠をとっても疲れが残っている
・寝つきが悪い
・眠りが浅く、夜中に目が覚める
・体が重く、すぐイライラする
・インフルエンザや風邪などの感染症にかかりやすい
・頭痛・肩こりがある
・食欲がなくなる
・病気の治りが悪い
★冬バテを防ぐには
最も大事なのは、体を温める事です。
気温が下がると体の血行が悪くなり、頭痛、肩こり、腰痛などの不調を引き起こします。
まずは、体を温める事を意識して下さい。
・朝起きたら、太陽の光を浴びましょう
・ストレッチやヨガなど、ゆったりした運動をしましょう
・バランスのよい食事をとりましょう
・体を温める食材をとりましょう
(玉ねぎ、にんじん、ニラ、しそ、しょうが、にんにく等)
・湯船にしっかり入りましょう
・防寒対策をして、急激な気温差に気を付けましょう
4.まとめ
冬は、仕事や学業も忙しく、イベントごとも多いので、健康管理にまで意識がいかず、体調を崩しがちです。
冬バテになってしまうと、悪化して春まで引きずってしまう事もありますので、冷えた身体を温めるためにも、ヒートショックプロテイン(HSP)入浴をして、免疫力にも負けない身体を作りましょう!!