体の保温は、健康への第一歩!ヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、免疫力アップを!!
私たちの体は、気温などを問わず、常に同じくらいの体温に保たれています。
つまり、一定のところで保温されている状態です。
近年、平熱が36℃以下という、低体温の人が増えているといわれています。
体が冷えると、血流が悪くなり、免疫力も低下します。
冷えた体を温めることは、おうちで簡単にできます。
体温を上げ、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで、免疫力が上がり、ウイルスに負けない健康な体につながります。
健康維持には、体を温め、保温することが、とても大切です。
1.健康には、保温とヒートショックプロテイン(HSP)!
体を保温することは、逆に言えば、体を冷やさないことにつながります。
体を冷やさず、体を温め、その状態を保つことが大切です。
体を温める(体温が上がる)ことで、基礎代謝が上がります。
基礎代謝とは、覚醒状態で、生命活動を維持するために必要最低限なエネルギーです。
昨今多いとされる低体温。体温が35℃台の人の体では代謝が、スムーズに行われません。基礎代謝が低下すると、低体温や冷えだけでなく、お肌の新陳代謝も悪くなり、肌トラブルにもつながります。
病気にかからないよう、健康に過ごすには、適度な運動、バランスの取れた食事、規則正しい生活習慣に気をつけて、免疫力をあげておくことが大切です。
運動により基礎代謝を上げ、血流をよくし、バランスのとれた食事を摂ることで腸内環境を整え、そして、普段から体を温め、保温することが、健康な体つくりへとつながっていきます。
運動により増えたヒートショックプロテイン(HSP)も、免疫力アップ、そして、健康に大きな効果が期待できます。
2.自律神経は体温調節にも影響!冷えの改善にはHSP入浴法!
体を温め、保温するのに、一番身近で簡単に取り入れることができるのが入浴です。
シャワーだけでは、体の芯まで温めることはできません。ゆっくり湯船に浸かり、疲れを癒し、体も心も元気にしましょう。
HSP入浴法は、ご存知でしょうか。
熱めのお湯(40~42度)で20分程度入浴し、38度程度を目安に体温を上げます。入浴後は、熱を逃がさないようにして保温します。
普段の入浴の中に、週に2度ほど、HSP入浴法を取り入れるだけで、体内にヒートショックプロテイン(HSP)が増え、ストレス解消だけでなく、免疫力が上がり、健康や美肌を手にいれることができます。
さらに、湯船に浸かりながら、お腹や体全体をマッサージすることで、血流の巡りがよくなり、疲れた身体にとっては、最高のリラックスタイムとなることでしょう。
体を温め、保温するには、自宅での入浴だけでなく、岩盤浴やサウナもあります。
岩盤浴とは、温められた石の上に横になり、岩盤から発する遠赤外線などの温熱効果を得る入浴方法で、体の芯まで温めることができます。
岩盤浴とサウナは、体の温め方が大きく異なります。サウナは体の表面を温めていきますが、岩盤浴は体の芯から温めていくのが特徴です。
発汗が始まった時には、体温が38℃前後にはなっているため、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことができます。
入浴をはじめ、サウナや岩盤浴を正しく利用することで、体が温まるだけでなく、身体が、もともともっていた根本力を高めることができるのです。
3.適度な運動で、体をポカポカ、保温状態に!
体を保温することは、適度な運動をすることでも可能です。
運動量の低下にともなって、筋肉量は減少します。筋肉が少なくなると、体温も下がり、基礎代謝も下がります。基礎代謝が下がれば、エネルギーが消費されにくくなり、内臓脂肪が増加し、生活習慣病を招くことにもつながります。
普段から、運動をすることで、基礎代謝が上がり、体温を上げることができます。体が温まり、保温されます。血行が促進されることにより、血液の中の栄養素や白血球が全身の細胞に届き、免疫力が上がることで、コロナやインフルエンザなどのウィルス感染による病気の予防にもつながります。
まずは、おうちでできるものから、始めてみてはいかがでしょう。
たとえば、スクワット・・・
ふくらはぎや太もも、腰の筋肉を鍛えることができます。下半身の脂肪が落ちるとともに、必要な筋肉がつくので、引き締まった下半身をつくりながら、血行を改善できます。
入浴後に行えば、入浴と運動で体温が上がることにより、万能のタンパク質であるヒートショックプロテイン(HSP)の生成に、大きな効果が期待できます。
また、適度な疲労感から、質の良い睡眠にもつながります。
運動は、肥満や生活習慣病の予防にもなり、さまざまなメリットが得られます。自宅にいることが増え、ついつい運動不足になりがちですが、少し体を動かしてみませんか。
4.体を温める食材で、体を保温する!
体を温め、保温するには、食事も大切です。体が温まる食材だけでなく、食事を摂ること自体にも意味があります。体内に熱が生まれ、体温が上がるのです。
体を温める食材といえば、まず生姜があります。
スープに入れたり、炒め物に使ったり、生姜には、さまざまな使い道があります。生姜は、体を温めるだけでなく、細菌の増殖を抑え、免疫力を高めたり、脂肪を分解し、基礎代謝を上げる働きもあります。
また、生の生姜に含まれているジンゲロール、加熱、乾燥で変化するショウガオールは、抗酸化物質であるため、活性酸素による老化を予防してくれる効果が期待できます。
入浴や運動で貯めたヒートショックプロテイン(HSP)が合わされば、健康パワー倍増です。
生姜が苦手という方に・・・体を温め、保温してくれる食材は、他にもあります。
冬に旬を迎える食材、または寒い地域でとれる食材です。主なものには、カボチャやカリフラワー、ねぎ、ゴボウ、ニンジン、レンコンなどがあります。りんごやさくらんぼなど、寒い地域で栽培されているものにも、保温効果が期待できます。
赤や黒、オレンジなど暖色系の食材にも、体を温め、保温する効果が期待できます。ニンジンやカボチャ、トウガラシ、ゴボウなどがあります。
ゴボウ、山芋、レンコン、ニンジン、カブなど、土の中で成長する野菜にも、体を温め保温する効果があるといわれています。
寒い季節に旬を迎える食材を積極的に摂り、体を温め、保温しましょう。
5.加温で貯めたヒートショックプロテイン(HSP)で、体を保温し、健康に!
身体をポカポカの状態にするためには、シャワーだけではなく、湯船に浸かる入浴や、適度な運動、体を温めるといわれる食べ物の摂取など、いろいろあります。 体の保温には、首を温めるのも、効果的です。首や手首は、体の表面に近いところに、血管が流れているため、これらを冷やさず、熱を逃さないようにするためにも、首の部分を温めることは効果的です。また、足湯もおすすめです。下半身を温めておくと、戻ってくる血液も温かいままですから、体全体が温まるのです。
体が温まり、保温状態にあることで、代謝や血流の促進につながります。 血流がスムーズに流れることで、身体のすみずみまで免疫細胞がめぐり、病原菌の発見や撃退につながっていきます。
また、体を温めることによって、熱によるストレスが加わることにより、ヒートショックプロテイン(HSP)が、体内で増加します。 ヒートショックプロテイン(HSP)は、免疫細胞の働きを強化したり、乳酸の発生を遅らせるなど、身体にとって、とても頼もしい存在です。 免疫力を上げ、健康で元気に、そして、美肌にも効果が期待できます。
6.まとめ
体を低体温にせず、温め、保温することは、とても大切です。
これからの寒い時期、風邪、インフルエンザ、そしてコロナに負けないためにも、しっかり体を温め、ヒートショックプロテイン(HSP)を貯め、免疫力アップに備えましょう。