温泉が叶える健康美容法 ~ヒートショックプロテイン(HSP)と熱は人類根源の健康美容法~

温泉が叶える健康美容法 ~ヒートショックプロテイン(HSP)と熱は人類根源の健康美容法~

人体と細胞

温泉には、人の心に安らぎを与えるだけでなく、実際に身体の状態を上げ、病気や怪我を防ぎ、回復させる力があります。全国各地には、かつて戦国時代に歴戦の武将が傷を癒したと言われる温泉が数多く存在します。温泉旅行に行くと、病気の治療効果が伝えられている温泉はいたるところにあることに驚きますよね!
このように、温泉の熱による湯治が健康にいいという概念は、大昔から経験的に知られています。現代に生きる私たちも、温泉に入るだけで身も心も癒されるイメージを簡単に想起できるのではないでしょうか。

この温泉効果は、科学的に実際の効果が証明されているのです!
病気の治療・健康維持にとどまらず、アンチエイジングを含んだ美容効果にまで及びます。その正体がヒートショックプロテイン(HSP)という、特殊なタンパク質です。
ヒートショックプロテイン(HSP)が具体的に何をもたらし、温泉とどういう関係にあるかを紐解いていきます。

温泉に行くとき、ただ漠然と湯に身を静めるだけでなく、自分の美と健康にとても有益であることにより意識が向きます。本稿を読めば新たな世界に引き込まれるはずです!

交告承己

美容アドバイザー

この記事は美容管理アドバイザー交告 承己(こうけつ うい)が執筆しました

日々、お肌について悩むお客様からのご相談をお受けしているお肌美容の専門家です。おひとりおひとりに対して懇切丁寧に、アドバイスをさせていただいております。スポーツ記者だった経歴を活かし、運動や健康管理の側面からも、美容に関して鋭く迫ります!

健康的で肌の美しい女性

1.ヒートショックプロテイン(HSP)の自然治癒作用

免疫力が子どもは高い、と言われます。これを読んでいただいている皆さんも、たとえば幼少期に転んでけがをしたり、擦りむいてしまったときに「そんなものは放っておけば治る!」「お風呂に入って寝たら治る!」と言われてしまったことはありませんか?

まさにこれは、人が本来持っている自然治癒力のことです。けがをしたり病気になったりしたとき、人間は本来そうしたダメージを再生する機能を持っています。
ヒートショックプロテイン(HSP)がその機能の正体です。我々の健康や美しさにとって重要なキーとなります。その仕組みを見ていきましょう!

老齢の女性

1-1 健康も美肌も自然治癒のおかげ

温泉は、実は自然治癒力ととても大きな関連性があります。
全国の温泉で喧伝されている効能を思い起こしてみましょう。たとえば“リウマチに効果的!”、“ツルツルの美肌になれる”、“怪我が治る”など、多くの効果を求めて全国から温泉に人は出向きます。これは温泉に入ることで、身体の中にある自然治癒力が高まることと結びつくのです。つまり、温泉の熱が身体に働きかけること大事!ということです。

血流の改善や、体温の上昇による血液循環の高揚による「いい気持ち」というだけではありません。近年明らかになってきたのが、熱によって生じるヒートショックプロテイン(HSP)です。
人間の身体が怪我や体調不良などに陥るのは、何らかの原因でタンパク質の構造が崩れ、正常に機能しなくなってしまうことが理由です。

肌荒れなど、お肌の症状も同じです。紫外線や強風のダメージ、或いはストレスや不規則な生活などによってタンパク質が崩れ、お肌ダメージとしての症状が顕在化します。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、崩れたタンパク質の構造を正常化してくれるのです。ヒートショックプロテイン(HSP)は、加齢やストレスで減っていくため、それによってタンパク質の修復ができなくなることが、老化現象が引き起こされる原因ともされています。

健康も美肌も自然治癒、ヒートショックプロテイン(HSP)のおかげで維持ができます。
温泉は最も手軽に効率よく、ヒートショックプロテイン(HSP)を産生できる手段です。その仕組みを、次の項目で見ていきましょう。

活動的な女性

1-2 ヒートショックプロテイン(HSP)が司るストレス防御

ヒートショックプロテイン(HSP)はもともと体内に存在する物資ではありますが、ヒートショック(熱ショック)と付けられた名称が示すように、身体に熱負荷がかかることによって、細胞内に発現するという特殊なタンパク質です。

ヒートショックプロテイン(HSP)が増加することで、傷ついたタンパク質がストレスから守られ、そのことによって免疫力も上がり、総じて健康や美容が保たれていることが、最近の研究で明らかになってきました。
つまり、温泉にゆっくり浸かることで身体の芯から温まるとヒートショックプロテイン(HSP)が増え、身体の機能が整備されるため病気や不調が治りやすくなるのです。
人間の身体は、水分を除けば後の大部分はタンパク質で構成されています。

身体のなかでは、常に新しいタンパク質が作られ、必要な場所に送られています。その際、新たに産生されたタンパク質は、きちんと決まった正しい構造に作られなければなりません。同時に古くなって機能を失ったタンパク質は、きちんと分解されて処理されなければなりません。

こうしたタンパク質の一連のサイクルにおいて、まるで付き人やマネージャーのようにサポートしているのがヒートショックプロテイン(HSP)なのです。タンパク質がストレスやショックで正常な構造から崩れそうになるとき、ヒートショックプロテイン(HSP)はストレス防御の盾となってタンパク質を守るために増加し、ダメージを防御し修復するのです。
ヒートショックプロテイン(HSP)が司るストレス防御の全貌が以上です。

細胞を守るイメージ図

2.ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法とは?

ヒートショックプロテイン(HSP)の働きについて、ここまで見てきました。
次はいよいよメインテーマの温泉との関連性について迫ります。
ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすためには、どうすればよいのか?
そのことに着目したとき、温泉が必然的にクローズアップされます。いったいどういうことなのかを、早速みていきましょう!

外敵から人体を守る細胞

2-1 温泉効果!熱によって増やす

そもそもヒートショックプロテイン(HSP)と名付けられたきっかけは、1960年代にイタリア人の研究家が、高温で飼育していたハエに、特異的な遺伝子を発見したことでした。
論文に発表され、高温という熱ショックによって発現する物質として、ヒートショックプロテイン(HSP)、すなわち熱ショックタンパク質と呼ばれるようになったのです。科学が進歩した現代の研究において、より簡潔で具体的なヒートショックプロテイン(HSP)の増加方法が明らかとなってきました。それが、「適温における長めの入浴」という事実です。

一般のお風呂のような42℃の水温で、5分間というような入浴方法では、ヒートショックプロテイン(HSP)は増加しません。しかし、40℃前後のお湯でも20分以上の入浴をした場合は、ヒートショックプロテイン(HSP)が増加することが明らかとなったのです。また、硫黄などの無機成分が含まれている温泉だと保温力などが通常よりも上がり、ヒートショックプロテイン(HSP)の上昇率が上がることもわかってきました。
このように、熱によって増えるヒートショックプロテイン(HSP)の特徴を考えた時に、お風呂に入る習慣のある日本人のメリットが浮かび上がります!

髪の美しい女性

2-2 温泉がもたらす健康で愉快な老後

温泉に入るという、人生における一大お楽しみイベントは、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすための重要なキーをすべて満たしていることが、おわかりいただけたと思います。
ヒートショックプロテイン(HSP)の産生力は、年齢を重ねることにつれて低下していきます。高齢者はそれゆえに、免疫力やストレス耐性が下がってしまいます。

温泉はそんな高齢者の老後に、愉快なひと時と健康を届けてくれます!少なくなってしまったヒートショックプロテインを補いながら、のんびりストレスを解消することで、身体環境は大きく改善していくことが期待されます。これは美容においても同様です。

定年などを迎え、プランが何もないとお嘆きの方がいらっしゃるならば、是非温泉巡りなどでゆったりした生活を送ってみて下さい。身体の調子が整うと、また新たな意欲や目標が見つかるかもしれませんよ!

3.まとめ

健康と美肌の秘訣は自然治癒力にあり、自然治癒力を維持していくにはタンパク質を正常な状態に保つ必要があることがわかりました。そしてそのためには、ヒートショックプロテイン(HSP)を意識することが大変重要であることがご理解いただけたかと思います。温泉はヒートショックプロテイン(HSP)を活性化させるまたとない最適な手段なのです!

暖かい温泉にゆっくり浸かることは、ご年配の方だけでなく日々の暮らしに忙殺されそうな働き盛りの方にとっても、ひとときの憩いとなるでしょう。気分的にもスッキリしますしますよね♪

この記事をお読みいただけた方はぜひ、次回からヒートショックプロテイン(HSP)を意識して、少しゆっくりめに温泉に浸かってみてください。あなたの身体の自然治癒力を取り戻すことで、これからの人生をより元気に美しく送って頂けることを願っています。

美を極めるものが知る“分子シャペロン”~ヒートショックプロテイン(HSP)スキンケア応用講座~

美を極めるものが知る“分子シャペロン”~ヒートショックプロテイン(HSP)スキンケア応用講座~

人体と細胞

ヒートショックプロテイン(HSP)が美容について有効であることをご存知の方は、アンチエイジングにおける最先端の知識を持っていると言っていいでしょう。
そもそもタンパク質というものが、いかに人間の身体の形成、また老化システムなどに影響を及ぼしているかを知ることが、美と健康に関しての意識の持ち方に大きな差をもたらします。

私たちの身体の中には60兆もの細胞があり、その細胞を構成するのがタンパク質です。タンパク質がフルに働くためには、なにか変化が起きた時にそれを修復するなど、正しい構造を維持するためのメンテンナンスが極めて重要です。その役割を担うのがヒートショックプロテイン(HSP)と呼ばれるストレスタンパク質、および分子シャペロンと呼ばれるタンパク質なのです。

美と健康のメカニズムを、“分子シャペロン”“ヒートショックプロテイン(HSP)”をテーマに探っていこう、というのが本稿のテーマです。一般に「身体を元気にさせる」「綺麗な肌をつくる」という表現が出回っていると思いますが、ではそれは具体的にどういうことなのか、ということを解明していきます。皆様の実生活においての、美肌育成や健康維持に大きく関与してきますので、ぜひお役立てください!

交告承己

美容アドバイザー

この記事は美容管理アドバイザー交告 承己(こうけつ うい)が執筆しました

日々、お肌について悩むお客様からのご相談をお受けしているお肌美容の専門家です。おひとりおひとりに対して懇切丁寧に、アドバイスをさせていただいております。スポーツ記者だった経歴を活かし、運動や健康管理の側面からも、美容に関して鋭く迫ります!

1.タンパク質を知る者は 美と健康を制す

健康的で肌の美しい女性

人間の身体の60%以上は水分が占めておりますが、その次に多くを占める重要な構成要素が各種タンパク質です。タンパク質が正常に働くことで、私たちは健康に身体が作動し、お肌などの状態も艶やハリを持ったいい状態でいられるのです。

しかしタンパク質が常に正常であることはなかなか難しいのです。その大きな要因が“老化”です。
美容にとっても健康にとっても、人はいかに老化と向き合っていくかがとても大切です。そのメカニズムを知ることで、年齢を重ねても元気に美しく輝くことが可能になるのです。そこで登場するキーワードが分子シャペロンというわけです。
アンチエイジングの根本となるものです。

第1章では、タンパク質が乱れると人間にどういう症状が起きてしまうのか、またタンパク質の構造を分析し、タンパク質が乱れるというのは一体どのようなことなのか、を具体的に探っていきます。そしてその中で、分子シャペロンがとても重要な役割を担うことを見ていきます。
日頃のスキンケア・美肌育成・健康維持に、繋がってくる根本的な知識となりますので、早速みていきましょう!

1-1 タンパク質の乱れで起きてしまう、世にも恐ろしいこと

老齢の女性

人間の身体がなにか異変を起こし体調不良となったり、様々な病気や傷害を発してしまうのは、何らかの原因によってタンパク質が傷ついてしまうためです。
傷つくということを正確に表現しますと、タンパク質を形作っている構造が歪んで崩れてしまったりしてしまうことで、正常な働きができなくなるということです。これに対応するべく、傷ついたタンパク質を修復することで細胞を守っていくことが、極めて重要になってくるというわけなのです。

現代社会では肉体的のみならず精神的なストレスも日常的に抱えることがありますが、こうした様々なストレスによってタンパク質が傷害され、異常なタンパク質が細胞内に溜まってきてしまうと、侵された細胞は正常ではない、いわゆる病的な状態となります。加えて、老化により肉体機能が衰えるとストレスへの抵抗力も更に弱まってしまい、高齢者の熱中症やウイルス感染の割合はどうしても高くなってきてしまいます。

タンパク質が正常に構成されていない状態を“凝集体”といいます。これについての詳細は後述いたします。高齢者の認知症やパーキンソン病は、タンパク質の凝集体が原因となり、異常タンパク質が蓄積されることによって生じることがわかっています。細胞の老化により、異常タンパク質の修復・分解能力が低下することがその引き金となっていると考えられています。

「美しく年を重ねたい」という人間の永遠の欲求に対しても、暗い影を投げかけるのが、タンパク質が受けるダメージです。加齢による年齢肌の悩み、紫外線などがもたらす肌荒れ、日常のストレスから結びつく肌悩みなども、お肌を構成するタンパク質がダメージを受けているから引き起こされてしまうものなのです。

大事なことはストレス傷害により構造異常を起こしたタンパク質を修復し、タンパク質を正しい構造に戻してあげることに意識を向けることです。そこで脚光を浴びるのが“分子シャペロン”、というわけです。

タンパク質の構造が乱れ、正常でなくなることの恐ろしさをご理解いただけたでしょうか。では、タンパク質の構造って、そもそも一体どのようなことなのかを具体的に見ていきましょう!

2.タンパク質のできる仕組みを知ろう!

活動的な女性

生命活動の担い手で、美と健康の中枢であるタンパク質は、アミノ酸が連なったひも状の状態がもともとの原型です。このひも状のことをポリペプチドと呼びますが、ひものようにブラブラしている状態とお考えいただければよいと思います。

タンパク質は、このひも状のブラブラな状態では働くことが実はできません。アミノ酸の並び方にある特有のかたちに、しかるべき立体構造に折りたたまれる必要があります。そのしかるべき折れたたみのことを「フォールディング」といい、こうしてはじめてタンパク質の構造ができあがります。

しかし生まれてきたばかりのタンパク質は非常に不安定なため、安定しようと、周りに同様の不安定な状態にあるひも状に安易に結合しようとします。また、たとえうまくフォールディングした後でも、例えば熱が加わってしまうと運動エネルギーが発生してタンパク質の結合が崩れ、崩れたタンパク質同士が結合してしまうこともあります。これらのことで、タンパク質の“凝集体“ができてしまいます。先ほど出てきた凝集体の実体が、こちらというわけです。

細胞の中でタンパク質が凝集してしまうと、細胞は死んでしまいます。それでは困りますよね? しかしながらなんだかんだ言って、タンパク質は凝集せず、私たちの身体の中で働いています。それは結合しようとするタンパク質に寄り添い、他と結合しないようにしてくれる存在がいるからです。

いよいよ“分子シャペロン”、“ヒートショックプロテイン(HSP)”の登場です!

2.分子シャペロンがタンパク質を救う 老いからあなたを守る救世主

細胞を守るイメージ図

タンパク質が普段正しく働いてくれる背景には、それを可能にしてくれる“分子シャペロン”という存在があります。いったい分子シャペロンとはなんなのか、そしてヒートショックプロテインとの関係性はどのようなものなのか。そのことに迫っていきます。ワンランク上のアンチエイジングを目指すためにも、是非とも知識として身に着けておきましょう!

2-1 分子シャペロン様様!人が美と健康を目指せる秘密

外敵から人体を守る細胞

シャペロンという単語は、chaperoneと綴るフランス語が語源です。

原義は、「デビューしたての若きレディーが(周辺の輩たちとの不適切な関係などを防ぎながら)一人前になるのを介添えする年配の婦人」

引用元:一般社団法人 日本生物物理学会

という意味とされています。

1章で解説した通り、タンパク質はしかるべき折れたたまれ方でフォールディングされなければ、働くことができません。分子シャペロンは、細胞内でタンパク質が正しくフォールディングされるのを助けているのです。つまり、あたかも社交界デビューのレディーを介添えする貴婦人のように、タンパク質が産まれてから死に至るまでの「タンパク質の一生」の様々な過程における介添えタンパク質全般を指す用語して、分子シャペロンという言葉が定着しました。

わたし達の身体は60兆個に及ぶ細胞で作られていますが、水分を除けば身体の大部分は各種タンパク質で作られています。筋肉も髪の毛も、爪も、そしてお肌も、タンパク質できています。常に新しいタンパク質が各組織の細胞でつくられ、古くなったタンパク質は分解処理をされます。
こうした一連のサイクルでタンパク質を正しいフォールディングに導き、身体各所に運搬し、その後の分解に至るまで、分子シャペロンがタンパク質の付き人となるのです。そして、様々な病気や傷害をひきおこす原因になるようなストレスが細胞に加わった時、そうした傷害からタンパク質を守るために増加し、防御・修復をしてくれるのです!

2-2 ヒートショックプロテイン(HSP)の正体HSPスキンケアとは

髪の美しい女性

ヒートショックプロテイン(HSP)は、分子シャペロンの1種と言っていいですが、簡単に違いを述べると以下のごとくとなります。

新しく生まれたタンパク質のフォールディングを助ける役割をもったタンパク質が“分子シャペロン”、一度作られたタンパク質がストレスなどによってミスフォールド(タンパク質の構造が崩れる)したものを正しくフォールドし直すものを“ヒートショックプロテイン(HSP)”と分類されます。

つまり一度かたちとなったタンパク質が、何らかの原因でストレスが加わることでかたちが崩れてしまったときに活躍するのがヒートショックプロテイン(HSP)ということです。スキンケアで例えると、お肌の細胞内のタンパク質が、紫外線などのストレスダメージを受けることでかたちが崩れ、シミやシワといった肌荒れ症状が生じるときに、肌内部にヒートショックプロテイン(HSP)があることで、そういったダメージや症状を修復してくれるんですね♪

HSPスキンケアとは、上記の点に着目し、ヒートショックプロテイン(HSP)をスキンケアの度に補填していくものです。タンパク質に働きかけるというのが、その正体だったわけです!

3.3 まとめ

記事の終わり

ヒートショックプロテイン(HSP)は、身体の中に存在するリペア機能です。しかし、どうしても加齢、ストレス、疲労で減少してしまうものなので、それを維持することがとても重要なテーマになります。

それは美容面にとどまらず、健康面においても同じです。それは身体の大きな割合を占めるタンパク質であるからです。

このタンパク質の構造を正しく保つことが、健康で美しくいられる秘訣でした。そのためには分子シャペロン効果を壊さないようにするため、ヒートショックプロテイン(HSP)をできるだけ減らさないように心掛けることです。

そのことを意識して、健康・美容維持、アンチエイジングを行っていくと、中長期的な効果が全く変わってきます。本当の効果は、身体の芯から得られるものなのです。

マッサージとヒートショックプロテイン(HSP)の秘密~差がつくスキンケア講座~

マッサージとヒートショックプロテイン(HSP)の秘密~差がつくスキンケア講座~

エステの準備をする女性

日頃のスキンケアだと、どうも物足りない。
アンチエイジングに取り組んでいらっしゃる方はもちろん、これから取り組んでいきたいと考えておられる方にとっても、誰もがぶち当たる壁ではないでしょうか。

洗顔の化粧品を変えたり、きちんと汚れを残さないように毎日スキンケアを行っているのに、なんとなく効果の実感が得られないという悩みは、多くの方がもしかしたら経験されているかもしれません。このまま続けていて、果たして自分が望むようなアンチエイジング効果を得ることができるのだろうか…と。

こうしたお悩みは、お肌の根本力を高めることで解決されます。
本稿で扱う内容はヒートショックプロテイン(HSP)とマッサージです!

ヒートショックプロテイン(HSP)という単語をご存知でしょうか。
お肌のダメージをケアし、美しさと強さを兼ね備えたお肌を作り出す、特殊なタンパク質の1種の名称です。人間の自然治癒力の源で、お肌のみならず身体全体の健康にも関わる大切な成分ですが、どうしても年齢と共に体内から減ってしまうものなのです。
ヒートショックプロテイン(HSP)を体内で生成し、活性化させていくことがアンチエイジングの有力な対策と考えられています。

ちょっとしたコツ、工夫、知識が、スキンケアの質の差を分けます。それどころか健康や美を保ったボディを得られる、といったところまで影響を及ぼします。
その秘訣がマッサージです。マッサージは血流促進をはじめ、ヒートショックプロテイン(HSP)を活性させる意味で大変重要な位置を占めます。
本稿ではマッサージとヒートショックプロテイン(HSP)を中心に取り上げ、普段のスキンケアなどにもうひと手間加えることで得られるアンチエイジング効果をご紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください!

交告承己

美容アドバイザー

この記事は美容管理アドバイザー交告 承己(こうけつ うい)が執筆しました

日々、お肌について悩むお客様からのご相談をお受けしているお肌美容の専門家です。おひとりおひとりに対して懇切丁寧に、アドバイスをさせていただいております。スポーツ記者だった経歴を活かし、運動や健康管理の側面からも、美容に関して鋭く迫ります!

1.アンチエイジングのためのマッサージ徹底解析

顔のマッサージをうける女性

ヒートショックプロテイン(HSP)は、傷んだ細胞を修復する働きがある特殊なタンパク質です。例えばお肌が紫外線などのダメージを受けても、ヒートショックプロテイン(HSP)がお肌にたくさん貯蓄できていれば、すぐに傷ついたお肌の状態を整えて美肌をキープしてくれます。

ヒートショック(熱ショック)という名称からも想像できますが、ヒートショックプロテイン(HSP)を増加させるためには、身体の体温を上げることが必要となります。
ですので、普段の生活時やスキンケアするときに心がけたいことは、血流をアップさせて身体の活力を上げていくこと。この点が大事になるので覚えておいてくださいね。

そこで最も手軽かつ、効果的な方法として浮上するのがマッサージです!
洗顔時に行うフェイシャルマッサージと、洗髪時に行う頭皮マッサージ。この2点を行うだけで血液循環がさらに良くなり、新陳代謝を促して肌の働きを良好に保ってくれます。それでは早速みていきましょう!

1-1 ヒートショックプロテイン(HSP)をフェイシャルマッサージで活性

フェイシャルマッサージをうける女性

血流が悪いと毛細血管まで栄養が行きわたらないため、ターンオーバーが乱れて肌荒れが生じます。また老廃物などがうまく排出されずに堆積することでむくみやタルミがうまれると同時に、お肌の水分量が減って乾燥を起こしてしまうのです。

ヒートショックプロテイン(HSP)は25歳前後から、年齢を重ねることによって減少してしまいます。
ところが血流が悪い身体だと、そこに拍車がかかってしまうのです。折角ヒートショックプロテイン(HSP)を補填したり、栄養素を体内に取り入れても、それを身体中の細胞に届けてくれる血流が鈍くては充分な効果が得られません。いつもの洗顔後に、フェイシャルマッサージを足していただくことで、血流を大幅に促進することができます。やり方は簡単です!
洗顔後の清潔な状態で、肌を傷つけないようにローションや保湿クリームを手につけていただいてから行っていただきます。使うのは手のひらの軟らかいところ、指の力が入りにくい親指の付け根あたりでマッサージをしていきます。

まず、頬骨の下から耳に向かって優しく抑えるようにマッサージをします。
同じやり方で今度は顎の下から耳に向かってマッサージしてみましょう。
次に、両手の指で目頭を、力を入れずに押さえ、小鼻の横まで優しく力を加えてください。最後に手をグーの形にして、おでこから髪の毛の生え際に向かってマッサージをしましょう。これだけで、1日のお顔のハリが変わってきます。
ヒートショックプロテイン(HSP)の活性につなげるためにも、お顔の血流に意識を向けていきたいところ!

頬骨の下はリンパが流れる経路にあたり、この部分を優しく刺激することで顔の筋肉の凝りがほぐれ、血行の促進につながります。
お時間があまりない場合は、ホットタオルを顔に当ててリラックスするだけでも大変効果的なので、ぜひお試しください♪

1-2 ヒートショックプロテイン(HSP)で忘れがちな、頭皮マッサージの重要性

頭皮マッサージをうける女性

洗顔と同様に、私たちの生活で欠かせないのがシャンプーです。アンチエイジングケアというと、フェイススキンケアだけを思い浮かべがちですが頭皮も立派な皮膚ですので、しっかりとしたケアを施すことがとても重要です。

そして、頭皮改善の方法として挙がるのが頭皮マッサージです。目的は筋肉の凝り解消と、それによるヒートショックプロテイン(HSP)の活性にあります!
いわゆる「老け顔」の悩みを解消する決定打のひとつが“頭筋”といわれています。たるみやほうれい線は頭の筋肉と直結しており、ここでは特に老け顔に関係する前頭部と側頭部のマッサージをマスターしましょう!

1.前頭部マッサージ

前頭部の筋肉は、額と直接つながっています。前頭部には思考を司る前頭葉があります。考えることが多くある方や、神経質に考え込んでしまう方が影響を受けやすいとされています。マッサージ法は簡単です。親指と人差し指を、目の上の延長線上にある生え際にセットします。頭蓋骨を指の先で掴むようなイメージで、中央に寄せるようにつまんでみましょう。すぐに離すのではなく、2秒間くらいキープしましょう。同様のマッサージを、生え際から頭頂部に向かって3~4回繰り返します。目の酷使などによる筋肉の緊張や凝りがほぐれ、血流が大幅に促進されていきます。それによって額の横シワやまぶたのたるみ、眼瞼下垂の改善も期待できますので、考え事の多い方に是非お試しいただきたいマッサージです!

2.側頭部マッサージ

フェイスラインのたるみや、ほうれい線・口角下がりなどにお悩みの方にお勧めなのが側頭部マッサージです。側頭部が凝ってしまうのは、強いストレスなどが原因で無意識に奥歯を食いしばったりしてしまうこと、などが影響しています。力みが恒常的に続くと、強い凝りが発生してしまいます。逆にここをしっかりとほぐせば、顔全体の印象を左右するたるみに直接働きかけることができますし、血液循環もよくなってヒートショックプロテイン(HSP)が活性化します!印象を大きく変えられますのでチャレンジしてみましょう。

側頭部のマッサージは、ギュッと引き上げてあげるイメージです。人差し指と中指で耳を挟むように手のひらを広げます。5本の指でしっかり頭皮を持ち上げるようにし、5秒ほどの時間をかけて地肌をスライドさせるようにします。そして頭頂部で左右の指を交差させます。交差させたら、髪の毛を引っ張るように上に持ち上げて1クール終了です。1クールを、10回くらい繰り返しましょう!たるみやむくみが解消され、すっきりした感覚を得られること間違いなしです!

アンチエイジングの道も、まずは1歩からです。いつものスキンケア・シャンプー時に、マッサージのひと手間を加えることでヒートショックプロテイン(HSP)機能が高まる条件が整うのです。身体全体に血流が行き届き、身体が元気で綺麗になるイメージを膨らませながら、楽しんで頭皮マッサージを行ってみて下さいね♪

2.ヒートショックプロテイン(HSP)と運動・マッサージ

腰に手を当ててマッサージを行う女性

ヒートショックプロテイン(HSP)を高めるために効果的なことが運動です。
体温が高まり、身体に負荷をかける運動はヒートショックプロテイン(HSP)を増加させます。ゆっくり歩くお散歩ではヒートショックプロテイン(HSP)は増えません。効率的に増やすためには、少し呼吸が乱れるくらいの有酸素運動を30分くらい続けたいものですが、「なかなかそれは難しい!」という貴方にお勧めしたいのがマッサージです。運動の前後に行うことで、身体の表面から適度な刺激を与えて血行を促進させることができます。より運動によってヒートショックプロテイン(HSP)を活性化させやすくなるので、毎回30分以上走らないといけない、ということではなくなってくるのです。

2-1 マッサージ(運動前編)

運動前には皆さんウォーミングアップをされると思いますが、マッサージもその一環と考えて頂いて大丈夫です。運動前のマッサージには実は多くの役割があり、筋肉や関節のコンディションを整え、パフォーマンスを高める集中力を高めるサポートにもなります。

運動前に行うマッサージは、身体で気になる箇所を重点的にケアしてください。強く刺激するのではなく、優しくさすったり手のひらで押さえたり、揉んでみるような感じです。時間としては3~5分くらいで大丈夫!たったこれだけですが、これから行う運動や試合のことをイメージして、体と心を「動くぞ!」という状態にさせていくことを意識してみましょう。このことが運動中の集中力やパフォーマンス向上につながり、ヒートショックプロテイン(HSP)活性の源となるのです!

2-2 マッサージ(運動後編)

運動の後は筋肉が疲労して硬くなっている状態です。その状態のままですと怪我などに繋がりやすく疲労も抜けにくいため、縮んだ筋肉を伸ばして緊張を緩めるためにもマッサージが欠かせません。 運動をした後に関しては運動の直後ではなく、シャワーで汗を流して身体の熱をとってからのマッサージがよいとされています。疲労している箇所を中心に、20~30分くらいをかけて、ゆっくり念入りに行いましょう。ゆったりと手をさすったり、少し強めに揉むなども効果的です。疲労回復のためには、運動後のマッサージでリンパや血液の流れを促進させることが非常に重要です。それによって疲労物質が停滞をしなくなり、ヒートショックプロテイン(HSP)を活性させ、ダメージを受けた細胞の修復を促してくれるのです。

運動による血行促進は毛細血管の働きを促し、肌のターンオーバーを正常に導いてくれます。運動は美肌のためにも大変重要な要素となります。運動前後にマッサージをしていただくことで、その効果は高まりますし、運動後の疲労も改善されます。美を極めるためには身体全体の環境を高めることが大事! ちょっとの工夫が、今後の美と健康を変えていきますよ♪

運動前に行うマッサージは、身体で気になる箇所を重点的にケアしてください。強く刺激するのではなく、優しくさすったり手のひらで押さえたり、揉んでみるような感じです。時間としては3~5分くらいで大丈夫!たったこれだけですが、これから行う運動や試合のことをイメージして、体と心を「動くぞ!」という状態にさせていくことを意識してみましょう。このことが運動中の集中力やパフォーマンス向上につながり、ヒートショックプロテイン(HSP)活性の源となるのです!

3.まとめ

マッサージ効果でピンッとハリのあるフェイスライン

スキンケア効果は一朝一夕では実感できるものではありません。日々の努力を継続すること、小さなことでもよいので身体やお肌に良いことを続けていくことで徐々にお肌は変わっていきます。いつものスキンケア時に、いつもの運動時に、ちょっとひと手間マッサージの時間を設けてみませんか?

折角いい商品を使って洗顔をしても、普段何気なく行ってしまっては駄目です。マッサージを行うことは、しっかりと心を込めて丁寧に洗顔することに繋がります。最後は気持ちと愛情です。お肌はしっかりと、答えてくれますよ♪

効果的な美容・健康法 カギはヒートショックプロテイン

効果的な美容・健康法 カギはヒートショックプロテイン

さわやかな雰囲気の女性

綺麗になりたい、長生きしたい、元気に毎日を過ごしたい。
人間なら誰しも、胸に抱く生涯のテーマが、美容と健康ではないでしょうか。
本稿では数ある美容・健康法のなかでも、特に“効果的”な方法を解説します。
そして美容と健康に共通するカギとして、ヒートショックプロテインをご紹介します。
ぜひ、今日から実践してみてください!

交告承己

美容アドバイザー

この記事は美容管理アドバイザー交告 承己(こうけつ うい)が執筆しました

日々、お肌について悩むお客様からのご相談をお受けしているお肌美容の専門家です。おひとりおひとりに対して懇切丁寧に、アドバイスをさせていただいております。スポーツ記者だった経歴を活かし、運動や健康管理の側面からも、美容に関して鋭く迫ります!

1.効果的な美容法とは?

洗顔をする女性

効果的な美容法といわれて、思い浮かぶことは何でしょうか。頭でイメージが出来たとしても、意外に言葉で説明しようとすると、具体的に浮かばない方も多いかもしれません。効果的な美容法を項目別に、解説していきます。

1-1 洗顔

毎日行う洗顔は、やはり最も重要な美容法としてあげられるでしょう。「顔」こそ、ヒトのすべてが表れます。洗顔の基礎こそ、身体の美容法にも繋がる大切なテーマです。もとめられるのは、正しい洗顔です。

クレンジングや洗顔を行う際、無意識に汚れが気になるところや不快に感じる箇所に指を使って洗ってしまっていませんか?お顔の肌はとても傷つきやすいので、力を入れて洗うのは厳禁です。お顔を洗う際に使う箇所は、手のひらです。

手のひらで優しく、大きく回すように洗顔してみてください。指先に力を入れてはいけません。擦ってもいけません。とにかく力を入れずに洗うこと、それが洗顔のすべてと言っても過言ではないです!
指先を使う機会は、お顔の細かい箇所に限られます。お鼻のまわりなどです。その際も擦ってはいけません。とにかくやさしく馴染ませましょう。

私自身、どうしてもニキビなどができている気になるところを強く洗ってしまい、余計に刺激を与えてお肌にダメージを与えてしまっていた苦い経験が…。ゴシゴシ洗ってしまっていた方は是非参考にしていただいて、効果的な洗顔に切り替えてみてください♪

1-2 化粧品の選び方

洗顔法をおさらいしたら早速実践となるところですが、その前に、洗顔に使う化粧品について考えてみましょう。毎日使うものだからこそ、簡単なイメージや価格だけで決めてしまうのは禁物です。 注意したいのは、石油系合成界面活性剤を使用している商品です。使う事ではっきりした変化を感じる、あるいは使った瞬間にしっとりする。こうした使用感を演出するために使われているのが、石油系合成界面活性剤なのです。

使用し続けることで、一時的な潤いは得られるかもしれませんが、肌のバリア機能は弱まっていくことが考えられます。肌本来が持っている、自ら潤う力が落ちていき、中・長期的な視点で見た時に、スキンケア効果としての成果はむしろマイナスに働いてしまうのです。

基礎化粧品の本来の役割は、一時的な実感としての潤いを肌に与えることではなく、その人その人のお肌にとって最適な、長期的にお肌の状態が改善させていくものです。

普通肌の方は、お好みでお選びいただいて特に差支えがないでしょう。日本人に一番多いと言われる混合肌の方、または乾燥肌の方は、肌を刺激しないシンプルなケアができる化粧品を選びましょう。皮脂が過剰に分泌してしまっているため、保湿が大切となります。添加物が少なく低刺激で、特に自然由来の成分が使用されているものを選ぶとよいでしょう。

1-3 蒸しタオル美容法

蒸しタオル美容法を試す女性のイラスト

ストレスや睡眠不足が続くと、お肌のターンオーバーの周期が乱れます。そうすると皮脂についた汚れなどがうまく落ちず、溜まってしまい、毛穴の黒ずみや肌荒れに繋がってしまいます。そこで手軽で効果的なのが、「蒸しタオル美容法」です。

蒸しタオルを顔に当てることで、毛穴が開き、溜まった汚れが落ちやすくなります。血流も良くなり、その後の美容液なども浸透しやすくなるので、肌のトーンにお悩みの方にピッタリ!ぜひ実践してみてください。

用意するのはフェイスタオルとお湯だけ。通常のクレンジング洗顔を行っていただき、お風呂の温度程度のお湯にタオルを浸し、滴が垂れない程度に絞りましょう。鼻以外の箇所にタオルを乗せ、冷めてくるまでキープ。冷めてきたら取りましょう。簡単ですよね♪

この一連の流れを、週に3回ほど行ってみてください。あまり過度にやりすぎると、お肌にとって必要な皮脂までとってしまう可能性があるので、週に3回以内のペースがベストかと思います。

蒸しタオル美容法を行った後は、お肌が乾燥しやすい状態ですので、すぐに保湿を行ってください。蒸しタオルをいつものスキンケアの間に挟むことで、効果的な結果を得られやすくなるので、早速トライしてみてはいかがでしょうか。

2.効果的な健康法とは?

効果的な健康法は、社会に多く喧伝されています。今回は効果的な方法を、ポイントを抑えながら改めて項目別に紹介していきたいと思います。それぞれの特徴や利点がありますが、自分に一番合った方法を見つけてみてください。

2-1 サウナ

サウナの健康法を試す男女

結論を先に述べると、サウナは健康に非常に効果的です。
それは血流がよくなるから!
内臓機能が高まり、食事や排せつのリズムが生まれます。血液の流れが全身に栄養を届けますので、身体全体の機能が上がるのです。
そのことは美容にも好影響があり、十分な栄養が届けられたお肌には、ツヤやハリがうまれます。

重要なことは、ただしい方法でサウナを利用することです。
サウナは汗を大量にかくので、入る前の水分補給は欠かせません。
きちんと水分補給をすることで脱水を防ぎ、いい汗をかくことができます。
スムーズな水分補給にはイオンウォーター系のドリンクがおすすめです。

身体を洗い、いざサウナ室へ!

のぼせないためにタオルをかぶり、10分弱をめどにしてみましょう。
座る段が高いほど熱さが増すので、最初はなるべく下段に座りましょう。

サウナ室をでたら、2分間の水風呂タイム!

かけ湯をして汗を洗い流し、ゆっくりと全身を冷水に馴染ませてください。
そのあとは10分くらいかけて、じっくりと休憩室で休憩し、身体を整えましょう。
この時も水分補給を忘れずに!サウナの前と後の水分補給は必ず守りましょう。

10分や2分はあくまで目安として、まず頭に置いておいてください。
個人差やサウナ室によって温度も異なるため、慣れていない方は我慢せず、出たいときに出ましょう。
だんだん自分のタイミングがわかってきたら、効果的なサウナがもっと楽しめるようになった証拠です♪

健康にも美容にも効果的なサウナ。自分のペースで楽しんでみて下さい。

2-2 ダイエット

ダイエットの方法もいろいろ紹介されていると思いますが、単に痩せるということだけでなく、それが美容や健康につながってこそ、効果的なダイエットといえます。
今回は日常生活を見直すことで行うことが可能なダイエット法をご提案します。

ダイエットで最も重要なことが継続です。
そのためには、無理なく自然に習慣にできる内容が一番!
無理にジムや教室に通わなくても、すぐに実践できるダイエット法は、実は身近な日常に転がっています。

まずは鏡の前に全身を映し、毎日立ってみましょう。
欠かさずに自分の身体を観察し、むくんでいないか、変化はないか、冷えていないかなどを確認してください。まず自分で意識を持ち、保つこと。ここから始めてみることをおすすめします。
立った時にビシッと決まるボディラインを生み出す秘訣は、ズバリ“姿勢”です。意識するポイントは1つ「両足でしっかり立つ」これだけです。
できているようで実は意外とできていないかも、という方もいらっしゃるかもしれません。
しっかり立つことで、正しい筋肉が正しく働き、筋力も徐々にアップしていきますよ♪今日から試してみて下さい!

あとは意外なところですが、お部屋やオフィスのお片付けが、お勧めです。
お掃除は全身を使い、適度な運動となります。また、部屋を整頓することで、ストレスと煩わしさが無くなるので、自らが決めた目標や継続を達成しやすい心境に変わっていきます。
一石二鳥のお掃除は成功への第一歩です!

最後に食事についてです。忙しいライフワークをなかなか変えられない方でも、例えばコンビニの食事でも少しの工夫で大きな差が生まれます。
例えばお弁当なら、ご飯が少なく、おかずの種類が多いものを選びましょう。多くの栄養素を摂取でき、たんぱく質も補うことが可能です。
もしサラダなど野菜類を買えた場合は、ご飯よりも前に食べてください。野菜には食物繊維が多く、食後の血糖値の上昇を抑えるほか、脂質の吸収も抑えてくれます。
冬場ですと、おでんはカロリーも低く、おかずの種類も豊富なためお勧めです。手軽に食べられ、しかも温まるので、こちらも一石二鳥ですね!

ダイエットは、日常の工夫や、ちょっとした意識変化で成し遂げられます。肩ひじ張らず、自然体で自分らしく、はじめてみましょう。

2-3 階段上り

階段を上がる女性

「運動」と聞いて、何を連想しますか?ランニング、ジム、ヨガ…。色々ありますが、時間や費用・体力を使うものが多いと思います。
効果を実感するには、1日だけのトライでは無意味です。いきなりの運動はむしろ、身体に大きな負担をかけます。

効果的な運動は、もっと身近にあります。

人間の最も身近かつ基本的な運動は“歩く”ことですが、更に抜群の効果があるのが階段を上ることです。
その理由は「腸腰筋」といって、姿勢改善やお腹引き締めに対して、重要視されている筋肉です。
背骨と脚の付け根を結ぶ「大腰筋」と、骨盤と脚の付け根を結ぶ「腸骨筋」「小腰筋」を合わせた筋肉のことで、上半身と下半身を結ぶ筋肉で、股関節を曲げるときにも使います。

階段を上るとき、ひざが足のより前に出ては駄目です。ひざだけを使っていてはどれだけ上っても意味がありません。足の裏ぜんぶで踏み込む意識が大切。

足が自然とももから上がるようになります。足をももから上げることが、腸腰筋の鍛え方になるわけです。

もう一つ大事な点はヘソより5㎝下くらいの箇所に意識を置いて階段を上りましょう。
自然と正しい姿勢となり、身体全体が連動するようになります。上記の点を頭に入れて階段を上れば、今日から簡単健康習慣がはじまります。美肌・美人への導火線となっていきますよ!

3.効果のカギはヒートショックプロテイン

ここまで、効果的な美容法と効果的な健康法をご紹介しました。実のところ美容と健康は表裏一体です。
皆様はヒートショックプロテインという単語を聞いたことがありますか?
美容・健康の両者に関与するカギとして、ヒートショックプロテインについてご紹介します。

3-1 ヒートショックプロテインとは?

くつろぐ親子

ヒートショックプロテインは、もともと人間の体内に存在する特殊なタンパク質の1種で、「若返りタンパク質」とも呼ばれています。
だいたい25歳前後より、だんだんと身体の中から失われていくとされ、加齢やストレスなども減少の一因といわれています。
若いときは、けがや病気になっても回復が早いように、ヒートショックプロテインは自然治癒力としての身体の回復力を担う一旦とされており、体内にたくさんあることで必然的に免疫力が高まるため、風邪や病気になっても回復が早くなるのです。
従って、健康にとって極めて重要とされています。

近年では癌治療や、アスリートの怪我に対する対策としてなどでも、ヒートショックプロテインの存在が注目されており、健康分野においてヒートショックプロテインを高めることの重要性が盛んに唱えられています。

ヒートショックという名前からも連想されますが、ヒートショックプロテインは熱ショックにより特異的に誘導されることがわかっています。
すなわちお風呂の時間が、効果的にヒートショックプロテインを身体の中に算出できる時間といわれています。
日本には古来より“湯治”の伝統文化がありますが、このことは科学的にも身体の調子を上向ける根拠が示されており、ヒートショックプロテインの有能さが近年証明されております。

3-2 ヒートショックプロテインと美容

ヒートショックプロテイン効果は、美容面でもいえます。
加齢や疲労、生活習慣の乱れなどあらゆる原因でタンパク質の構造が崩れ機能が落ちると、ヒートショックプロテインが肌内に豊富に存在するときはすぐに、正常にもどす働きをしてくれますが、ヒートショックプロテインが減ってしまうとダメージに対する修正機能が間に合わず、そのことが老化症状としてお肌に表出します。
このように、肌老化の大きな原因の1つとして、ヒートショックプロテインの減少があげられているのです。

肌に最も悪い影響を及ぼすのは紫外線といわれています。
紫外線が皮膚の細胞を死滅させ、それによって起こる炎症反応によって傷害がさらに広がってしまうのが、いわゆる“肌荒れ”です。
ヒートショックプロテインが肌内にたくさんあると、紫外線による細胞死を抑え、炎症反応を強く抑制するので、簡単には肌荒れにならない肌環境をつくられるというわけです。
肌の弾力やハリも維持してくれるので、シワもできにくくなります。

4.まとめ

森林で深呼吸する女性

効果的な美容法、効果的な健康法をご紹介しましたが、決して身構える必要はなく、日常のちょっとしたことからのきっかけで始められるものばかりであることが、お判りいただけたのではないでしょうか。
すぐに結果を得ようというのではなく、少しずつでも継続していくことで、効果を見出していくことができれば、きっと生活の様相も変わってきて楽しくなるはずです♪

そして、覚えていただきたいキーワードがヒートショックプロテインでした。身体の機能を維持するタンパク質ですが、お肌や美容にとっても、大変関連性の高い成分です。
今後のキーワードとして、頭に置きながら是非、快適な美容・健康ライフを送りましょう!

アスリートから学ぶ健康・美容法お風呂とサウナとヒートショックプロテイン(HSP)

アスリートから学ぶ健康・美容法お風呂とサウナとヒートショックプロテイン(HSP)

健康的に鍛え抜かれたアスリート

アスリートのお肌って、ツヤツヤ輝いていると思いませんか?
なにか特別なケアをしているのかな、と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
でも実はもっと必然的な理由があるのです!

ヒートショックプロテイン(HSP)という単語を聞いたことはありますか?
ヒートショックプロテイン(HSP)は、アスリートも最注目の健康・美容キーワードです。アスリートがいかにヒートショックプロテイン(HSP)を意識しているかを知ることが、大事なポイントとなってきます。

アスリートがなぜ美しく、健康に人生を送っているかを分析していくうえで、「アスリートだから生まれつき持っているものが一般人とは違う」という意識ではなく「アスリートだからこそできていることを私たちが学ぶ」という意識に変えることが大事です。そして学んだことを実践してみることが、成功の秘訣です。

さァ、早速発見の旅に出かけましょう!

交告承己

美容アドバイザー

この記事は美容管理アドバイザー交告 承己(こうけつ うい)が執筆しました

日々、お肌について悩むお客様からのご相談をお受けしているお肌美容の専門家です。おひとりおひとりに対して懇切丁寧に、アドバイスをさせていただいております。スポーツ記者だった経歴を活かし、運動や健康管理の側面からも、美容に関して鋭く迫ります!

1.アスリートとヒートショックプロテイン(HSP)を結ぶお風呂!

入浴タイム前の女性

アスリートは毎日が練習の日々ですが、勝負の日は当然「試合当日」になります。ただ単に練習を詰め込むだけでは疲労が溜まり、本来の実力を大事な時に発揮できなくなる可能性があります。試合本番に向けて最高のコンディションをあわせ、そのときに最も輝いている自分を披露できるようにするのです。

ヒートショックプロテイン(HSP)は、傷んだ細胞を修復する働きがある特殊なタンパク質です。それと同時に、乳酸の発生を遅らせる効果も併せ持っています。日々の疲労などで乳酸が溜まると、倦怠感や筋肉の凝りにつながっていきます。ヒートショックプロテイン(HSP)を溜めていくことで乳酸を減少させ、いい状態の身体環境に導いているのです。

私達も日々のお仕事や家事などで疲労は溜まっていますよね。ではアスリートのようにヒートショックプロテイン(HSP)をどのように意識したらいいでしょうか。アスリートが取り入れており、さらに最も私たちが取り入れやすいのがお風呂です!いままでの入浴に、ちょっとだけ意識を加えていただくだけで、より効果的となります。それでは早速みていきましょう!

1-1 ヒートショックプロテインはお風呂で増やせ!

効果的なHSP入浴法を示すイラスト

ヒートショック(熱ショック)という名称がつくことからもご想像できるかと思いますが、ヒートショックプロテイン(HSP)を増加させるためには、身体の深部の体温(深部体温)を上げることが必要となります。なので、たとえばシャワーのようにサッと浴びただけでは身体の表面は温まりますが、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことにはならないのです。

最も効果的なのが「お風呂」です!

お風呂は疲労回復やリラックス効果がありますが、今日からはアスリートの方々と同様に、ヒートショックプロテイン(HSP)を意識して入浴をしてみましょう。そのためには正しい入浴法を頭に入れることが大事!

いわゆる“ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法”です。
ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法のポイントは以下の6点です。

・自分の平熱から+1.5度を目安に
・入浴前の水分補給
・40~42度で約20分入浴
・舌下温を計り、体温(深部)の上昇をチェック
・入浴後は冷やさない、温めすぎない
・2〜3日に1回でOK

まず入浴を前に、体温計で体温を計ります。ヒートショックプロテイン(HSP)を体内で生成するためには、体温を38度まで上げながら保温をすることが必要となります。ここは重要な点ですので、頭にいれておいてください。
しかし例えば平熱が低い人などが、いきなり体温を38度まで上げようとすると、身体に大きな負担がかかります。なので、平熱+1.5度を目安に、体温アップを目指してみましょう。
「いざ入浴」の前に、脱水を防ぐために水分をしっかりと摂ることをお忘れなく!

お風呂の温度は40~42度に設定しましょう。その状態で湯船に10分ほど浸かります。途中身体を洗い、更に10分ほど浸かることで、体温は約1.5度自然に上がっています。合計20分前後の入浴時間です。湯上がり後に、舌下温(舌の下部に体温計を入れて計ってください)で確認します。湯上がり後の保温も大事です。特に冬場は部屋を暖め、身体を冷やさないようにしましょう。これを週2回ほど実践します。2~3日に1回の割合でOKです。その後体温は自然に下がりますが、入浴によって生成されたヒートショックプロテイン(HSP)は1週間ほど体内に残ります。蓄積されたヒートショックプロテイン(HSP)の効果が最大に表れるのは入浴の2日後とされているので、自分の調子を最も上げたい日を設定し、そこから逆算して計画を立てるのもよいでしょう。あなたの勝負の日に向けて、心身がブラッシュアップされていきますよ!

1-2 交代浴で免疫力アップ!

自宅で簡単シャワーで温冷交代浴

アスリートの多くは、氷のうやアイスバスを使って患部を冷やします。これは、炎症を抑える意味で非常に効果的であるためです。野球がお好きな方は、投球を終えたピッチャーが、肩にアイシングをかけて休息している姿を見たことがあるかもしれません。これも投球ストレスで大きな負荷がかかることで起こる肩や肘の炎症を抑える効果があります。しかし、冷やしっぱなしでは冷やした箇所が固まってしまうので、ケガなどがない場合は、冷やした部分を動かして温めます。血流なども滞り、機能が落ちてしまうので、冷やした後は意識的に動かしたり温めるというふうに、交互の刺激がとても重要です。

そこでアスリートが積極的に取り入れているのが交代浴です。水風呂1分→暖かいお風呂4分の交代浴を3、4回繰り返したりすることが一般的とされています。
交代浴はヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、傷ついたタンパク質の修復力を早め、細胞をストレスから防ぐ効果があります。また老廃物を排出し疲労も軽減されるため、美肌や免疫の向上にもつながります。

一般のご家庭では、アスリートのような水風呂はなかなか難しいと思います。そこで活用したいのがシャワーです。水風呂の代わりに、10~15度くらいの冷水を足元から浴びましょう。

大事なことは無理をしないことです。冷水シャワーを浴びる時間は10~30秒くらいでも効果がありますし、冬の寒い時期は全身ではなく足元だけにしたり、冷水をお湯で少し温めたぬるま湯に変えても問題ないです!自分の体調と相談しながら、効果的に行ってみて下さいね♪

1-3 お風呂上がりのストレッチで“プチ運動”

お風呂上がりのストレッチをする女性

アスリートは質のいい睡眠をとらねばなりません。日々膨大なエネルギーを消費し、しかもそのピークを試合に合わせるためには、当然睡眠による疲労回復が重要となります。しかし、睡眠が影響を及ぼすことは一般人も変わりありません。アスリートが取り入れている“プチ運動”を是非とりいれてみてください!

お風呂上がりのストレッチは筋肉を和らげる効果があり、ヒートショックプロテイン(HSP)の生成に大事な保温のための最適な運動になるほか、寝返りを打ちやすい身体に変えてくれます。睡眠時に同じ体勢で朝まで寝ていると、逆に疲れが溜まりやすくなるので、寝返りしやすい身体にしておくことで翌朝のコンディションが変わってきます。行うのはたったの2種類のエクササイズだけ!

①肩(広背筋)を伸ばす

②開脚(股関節)を柔らかく

①は特にデスクワークをされている方に効果的です。肩回りを動かしてほぐすことで、ずいぶんと楽になり疲れも改善されるはずです。正座した状態から両腕から前方に伸ばします。この時両腕は天井を向けた状態でくっつけましょう。腕は伸ばし、お尻は後ろに引っ張られるイメージで30秒。これを2回行いましょう。脇腹や肩が伸びる間隔を意識してみてください!

②地面に座った状態から、ヒザの裏側をしっかりと地面につけて両足をゆっくり開きます。ヒザを曲げずに、身体を前方に倒します。おへそをしっかりと前向きの状態で維持します。痛いと思ったら無理をせずに、出来る範囲を少しずつ増やしていきましょう。「股関節は年齢を表す」と言います。身体が歪み、猫背になりやすくなり、同時に血行も悪くなります。折角ヒートショックプロテイン(HSP)を溜めて頂いても、それが美容や健康にも活かされない身体とならないよう、気を付けましょう!

2.アスリートがハマるサウナの秘密 その驚くべき効果

サウナで疲労とストレスを解消

疲労やストレスはヒートショックプロテイン(HSP)にとって天敵です。ヒートショックプロテイン(HSP)は、実はもともと私たちの身体の中にあるタンパク質なのですが、25歳ころを境に減り始めるばかりか、疲労やストレスによってさらに減ってしまうのです。アスリートは特に、常に疲労とストレスがつきまといます。うまく自分の心や身体とつきあい、試合に向けてコンディションを整えるだけでなく、精神状態も最高の状態に持っていかなければなりません。

そこで重要となるのがストレス発散ですが、アスリートが取り入れる習慣にサウナがあります。サウナから得られるヒートショックプロテイン(HSP)効果がその大きな理由です。お風呂よりも爽快感が得られることや、より効果的であることも挙げられます。
一般の方にとってもサウナは健康と美容にとても役立ちます。正しい知識と入り方を学べば、誰でもどんな時でも、心身が充実した貴方へと変身させてくれるのです♪

2-1 ヒートショックプロテイン(HSP)はサウナと相性抜群!?

サウナ全景図

私たちの身体は約60兆という膨大な数の細胞で作られており、そのほとんどがタンパク質からできています。細胞に熱(ヒートショック)を加えると細胞内のタンパク質はダメージを受けますが、その時に同時にヒートショックプロテイン(HSP)が生まれます。

ヒートショックプロテイン(HSP)は、ダメージを受けたタンパク質を元通りにケアします。細胞は疲労、血流の悪化、外部からの紫外線など、さまざまなストレスによってもダメージを受けますが、これらの細胞異常に効果を発揮するのがヒートショックプロテイン(HSP)なのです。

もともと我々が持っている自然治癒力機能として、ヒートショックプロテイン(HSP)が体内にたくさんあることで、怪我や病気に強い身体になります。また、紫外線などの外的ダメージにも有効なので、肌荒れやシミ・シワといった症状にも強いお肌になれるのです。そんなヒートショックプロテイン(HSP)が38度の体温で生成されることは、すでに触れているので大丈夫かと思います! サウナは発汗が始まった時には、体温が38度前後になっています。熱ストレスを受けて体温が38度を超えてくると、ヒートショックプロテイン(HSP)が効果的に増えます。

サウナを正しく利用することで、身体がもともと保有していた「根本力」を高めることができます。アスリートだけでなく、健康と美容を目指す方々にとってもサウナはとてもおすすめです。サウナはヒートショックプロテイン(HSP)との相性が抜群なのです♪

2-2 覚えたいサウナの入り方

サウナ後に水風呂に浸かる女性

ヒートショックプロテイン(HSP)を効果的に高めるためにも、サウナに入る際の注意点についてみていきましょう。
サウナは正しい知識を身に着けてこそ、安全かつ効果的に楽しめます。難しいことは全くございませんので、本稿をご覧になってから、すぐに実践可能です!

まずサウナ室に入る前にシャワーで身体を濡らします。温めてから入ることで汗が出やすくなります。濡らしたら、タオルで軽くふきましょう。濡れたままよりも汗を効率的にかきやすくなりますし、他人へのマナーとしても身体を軽くふいてからのほうが望ましいです。

サウナ室に入ったら、自分がリラックスできる位置と体勢で座りましょう。サウナに費やす時間は大体10~15分を目安と覚えておいてください。暑さの感じ方や汗のかき方には個人差があります。大事なことは「無理をしないこと」です。15分以上の長時間入ることは、かえって疲労を招き脱水症状など身体に負担をかけてしまうことにも繋がりますのでやめましょう。

サウナ室を出たらぬるめのシャワーで汗を流し、水風呂に入ります。水風呂の時間は、2分前後が目安ですが、30秒や1分でも効果はあるので無理のないように。初めての方や水風呂が苦手だと感じる方は、水風呂を控えても問題ありません。その場合は20度くらいのシャワーを浴びてクールダウンしてから、休憩に入りましょう。

水風呂から出たら水気を拭いて休息室でゆっくり休憩となります。休憩は大体10分くらいが目安です。身体が冷え切らないうちに、またサウナに入りましょう。休息室の椅子やリクライニングシートに深く腰掛けてリラックスしてください。これがいわゆる「ととのう」時間となります。温度変化による発汗とストレスがヒートショックプロテイン(HSP)を生成し、そこからの急激な解放が心地よいフレッシュな感覚をもたらします。「サウナ」「水風呂」「休憩」を2~3回繰り返します。
これがサウナの基本的な入浴方法です。意外と簡単ですよ♪

3.まとめ

アスリートの様な健康美の女性

アスリートはお風呂やサウナを日常生活やトレーニングの一部として取り入れています。私たちも今日から、ヒートショックプロテイン(HSP)を意識して増やしていくために、生活の中に取り入れていくことができれば、今までよりも健康と美容を兼ね備えたボディに変えていくことができるというわけです!ヒートショックプロテイン(HSP)は年齢と共にどうしても減ってしまうものですが、このように増やしていく意識があれば、若々しさと美しさを維持できるのですね!(年齢とHSPもご参照ください)

お風呂とサウナは一見、ほとんど同じように思われるかもしれません。ただ当然ながら似て非なるものです。それぞれの特色やメリットを考えて、取り入れたいものです。
お風呂は「静水圧効果」が働くので、水圧で血管が細くなってしまいます。水圧がかかるため心臓に持病などお持ちの方にとってはどうしても負担がかかってきます。サウナは水圧がなく、温熱だけで血管を拡げるこができます。水圧による負担はありません。サウナは急激な温度変化による熱ストレスでヒートショックプロテイン(HSP)を育むことになりますので、慣れていない方や体質的に合わない方が無理に行うと、身体に負担となることもあります。

お風呂においてもサウナにおいても、ともに正しい知識を持って、無理なくご利用いただくことで効果が期待できます。お風呂はもともと生活習慣の一部ですので、少しのアレンジでヒートショックプロテイン(HSP)入浴法を誰もがすぐに取り入れることが出来るでしょうし、サウナは慣れてくれば身体への負担なくすっきりとリフレッシュし、心身の状態を一新することができます。ご自身に合っている方法を見つけてみましょう!
アスリートのような健康と美容を、ぜひ身体の奥底に植え付けてみて下さいね♪

サウナの驚くべきヒートショックプロテイン(HSP)効果

サウナの驚くべきヒートショックプロテイン(HSP)効果

サウナでくつろぐ男女

日常生活において疲れやストレスが溜まってしまったとき、休暇を取って温泉やお風呂屋に行かれる方は多いと思います。

サウナは、どうでしょうか?

サウナに気分転換として行かれる方は入浴や温泉に比べると、数は少ないかもしれません。サウナにはヒートショックプロテイン(HSP)が得られるという素晴らしい効果があります!今回はサウナの驚くべき効果についてご紹介します。

サウナは健康にとっても、そして美容にとっても、大変有効であることが注目されています。
サウナの正しい入り方、素晴らしい効能を項目別に解説していきます。
ヒートショックプロテイン(HSP)が心身健康の大切なカギとなるので、注意してご一読いただけますと幸いです!
サウナの独特の世界をぜひ知って頂き、素敵な身体を手に入れてください!

交告承己

美容アドバイザー

この記事は美容管理アドバイザー交告 承己(こうけつ うい)が執筆しました

日々、お肌について悩むお客様からのご相談をお受けしているお肌美容の専門家です。おひとりおひとりに対して懇切丁寧に、アドバイスをさせていただいております。スポーツ記者だった経歴を活かし、運動や健康管理の側面からも、美容に関して鋭く迫ります!

1.サウナとヒートショックプロテイン(HSP)の最新情報

みずみずしいスポンジ肌の女性

サウナについてみていく前に、サウナに入ることで得られる最も注目すべき効果であるヒートショックプロテイン効果(HSP)をご紹介します!

私たちの身体は約60兆という数の細胞で作られており、そのほとんどがタンパク質からできています。細胞に熱(ヒートショック)を加えると細胞内のタンパク質はダメージを受けますが、同時にヒートショックプロテイン(HSP)という特殊なタンパク質が生まれます。
ヒートショックプロテイン(HSP)はダメージを受けたタンパク質を元通りにケアします。細胞は疲労、血流の悪化、外部からの紫外線など、さまざまなストレスによってもダメージを受けますが、これらの細胞異常に効果を発揮するのがヒートショックプロテイン(HSP)なのです!

もともと我々が持っている自然治癒力としての機能として、ヒートショックプロテイン(HSP)が体内にたくさんあることで怪我や病気に強い身体になります。また、紫外線などのダメージにも有効なので、肌荒れやシミ・シワといった症状にも強いお肌になれるのです。

サウナに入ることで、ヒートショックプロテイン(HSP)は増やせます。
サウナは発汗が始まった時には、体温が38℃前後にはなっています。熱ストレスを受けて体温が38℃を超えてくると、ヒートショックプロテイン(HSP)は増えます。
サウナを正しく利用することで、身体がもともともっていた「根本力」を高めることができます。健康と美容を目指す方々にとって、一時的な効果ではない真の体質改善を期待できる秘密兵器として、サウナはとてもおすすめなんです♪
サウナの素晴らしさを認識していただけましたでしょうか。サウナは正しく入ることで、身体に負担を強いることなく、心身の状態をキープアップすることができます。

2.サウナと血流 ヒートショックプロテイン(HSP)と並ぶもうひとつの柱

体温変化の燃焼イメージ

サウナに入ることよって自律神経が整います。サウナの体温変化によって交感神経と副交感神経のバランスが正常化され、乱れた体内環境がリセットされるからです。
自律神経が整うと、具体的にどういった良いことが起こるのでしょうか。
重要な効果は、血流の促進です。

血流の促進は健康・美容にとって、最もわかりやすい事象といえます。

ここではサウナの血流効果と、それによってもたらされる健康・美容効果を解説します。
血流はヒートショックプロテイン(HSP)効果と並ぶ、もう一つの柱です。
重要なポイントですので、それでは早速みていきましょう!

2-1 サウナと血流は健康への架け橋

サウナで火照る女性

サウナによって自律神経がととのうことによって得られる最も注目すべきことは、発汗作用と血管拡張効果です。
サウナ熱の刺激で交感神経が働くことによって心拍数が上がり、発汗作用が起こります。全身にある汗腺の数は200万個~400万個にのぼるとも言われ、これが一気にフルスロットルで働くことで、1回のサウナでかく汗の量は300ml以上にもなります。
この大量の汗とともに、体内に溜まった老廃物や疲労物質が排除されていきます。便秘なども解消されます。エアコンの効いた室内での生活に慣れている現代人は、汗腺の働きが鈍りがちなので、サウナで汗をかくことは発汗機能の回復に役立ちます。
サウナは夏バテや冷え性にもとっても効果的なんです♪

副交感神経の活性化で全身の動脈・静脈が拡がるので、血液の流れがよくなり、身体の隅々まで栄養素が行きわたるようになるので病気などにかかりにくく、また回復もしやすい身体へと変化していきます。このあたりはヒートショックプロテイン(HSP)とも関連します。ヒートショックプロテイン(HSP)を高めつつ、血液循環を整えることで、身体全体の環境が変わります。細胞に働きかけるヒートショックプロテイン(HSP)と並び、そこに栄養を届ける血流はもう一つの柱です!血流こそが健康へ導く架け橋となります!

サウナでの副交感神経の活性化による血管の拡張の特筆すべきところは、心臓に負担をかけずに血液量が増えることです。全身に血液を送る際の負担が減るため、多くの血液が血管を回るようになり、質のイイ血管に変わっていきます♪
血流の改善が、健康の促進にとても重要です。サウナは誰でも手軽に身体環境をリセットできるので、大変おすすめです。

2-2 サウナがもたらす毛細血管 美容効果の理由

美容効果を実感するうつ伏せの女性

血流のアップは、眠っていた毛細血管の復活にも寄与します。
美容効果にそのことが結びつくのです!
毛細血管は、血管の外側の「壁細胞」と内側の「内皮細胞」の二重構造でできています。この細胞同士の接着が弱くなり外側の壁細胞がはがれてくると、血液が血管外にもれてしまうのです。その状態がゴースト血管です。
ゴースト血管になる原因にはまず加齢があります。40歳代から毛細血管の老化が加速するのです。生活習慣の乱れが2番目の原因で、ひどい場合は20~30歳代でもゴースト化します。具体的には、運動不足、睡眠不足、ストレスがあげられます。

血が滞った状態になりますと肌の新陳代謝が低下し、体への栄養素が行きわたらず、シミ、肌荒れ、目のくま、大人ニキビなどの様々な肌トラブルを引き起こりやすくなります。
サウナ室に入ることで心拍数が上がり、血管が拡張します。体内に多くの血液が循環するようになるので、普段収縮してしまっている毛細血管への血流も活発になります。そうなると身体の隅々まで毛細血管を通して栄養が行きわたるため、老廃物は排出し、疲弊した細胞には栄養が届くので肌トラブルが抑制され、慢性的な疲労回復にも繋がるのです!
毛細血管を高める努力を続けると、継続的に身体のパフォーマンスが上がっていきます。
ヒートショックプロテイン(HSP)を身体から失うことを防ぐ一助にもなります。

ヒートショックプロテイン(HSP)は25歳前後を境に、わたしたちの身体から減少してしまいますが、隅々まで毛細血管が栄養を運ぶ機能を維持することで、細胞機能をサポートされ、衰えにくい身体へとなっていきます。
お肌にとっても、ターンオーバーの乱れが正常化されるため、肌荒れなどのダメージも少なくなります!
自律神経が刺激されてととのうことは、美容に大敵のストレスを解消し、すっきりとした気持ちにさせてくれます。心身ともにリフレッシュすることが出来るサウナは、美容にとってイイことだらけなのです♪

3.ヒートショックプロテイン(HSP)を高めるためにも、サウナで注意したいこと

注意喚起するイメージ

サウナの素晴らしい効果を見てきました。次は入り方および注意点についてです。
ヒートショックプロテインを効果的に高めるためにも、サウナに入る際の注意点について解説していきたいと思います。
サウナの正しい知識を身に着けてこそ、安全かつ効果的に楽しめます!
サウナに入る上うえで、重要な点を項目別にご紹介していきます。

3-1 サウナの入り方入門

サウナ全景

サウナ室に入る前にシャワーで身体を濡らします。温めてから入ることで汗が出やすくなります。濡らしたら、タオルで軽くふきましょう。濡れたままよりも汗を効率的にかきやすくなりますし、他人へのマナーとしても身体を軽くふいてからのほうが望ましいです。
サウナ室に入ったら、自分がリラックスできる位置と体勢で座りましょう
。 サウナに費やす時間は、とても大事なポイントなので後ほど詳述しますが、大体10~15分を目安とおぼえておいてください。サウナ室を出たらぬるめのシャワーで汗を流し、水風呂に入ります。水風呂から出たら水気を拭いていただき、最後に休息室でゆっくり休憩をしましょう。この「サウナ」「水風呂」「休憩」の繰り返しを2~3回繰り返します。
サウナの基本的な入浴方法が以上になります。

サウナとは、一般的にフィンランド式の“乾式サウナ”を指します。
フィンランドは“サウナ大国”と言われていて、是非フィンランド式のサウナ室の構造を覚えておきたいところ。
サウナ室内の温度はおよそ70〜100度に設定されていることが多いです。室内には何段か腰掛けるベンチがあり、3段式になっていることが一般的で、上の段になるほど、設定温度が高くなっています。一般的に下段のベンチが約70度、中段のベンチが約80度、上段のベンチが約90度という感じが多いようです。初心者の場合は、サウナ室内の最も下の段に座るのがおすすめ♪
慣れてきたら、徐々に上の段にトライしていってください!

3-2 サウナの効果的な時間配分

効果的な時間をはかるための砂時計

サウナは普段の生活で経験のない高温の環境ですので、単に長く入ればそれだけ効果があるわけではまったくありません。むしろ逆です。正しい時間の認識と、自分に合わせた入り方を見つけていくことがとても重要です。
サウナ室に入る時間は、10分~15分で充分です。暑さの感じ方や汗のかき方には個人差がありますので、大事なことは「無理をしないこと」です。15分以上の長時間入ることは、かえって疲労を招き、脱水症状など身体に負担をかけてしまうことにも繋がりますので、注意しましょう。

サウナ室から出た後の水風呂の時間は、2分前後が目安ですが、30秒や1分でも効果的なので、寒気を感じるほど長く入ることのないように気を付けましょう。水を手足に徐々にかけて慣らしてから入りましょう。初めての方や水風呂が苦手だと感じる方は、控えて頂いても全く問題ありません。その場合は20度くらいの温度を低くしたシャワーを浴びて、しっかりとクールダウンしてから、休憩に入りましょう。また冷たくて入りにくい場合は、体を丸めて入って、入ったらゆっくりと丸めた身体をほどくと、抵抗が少なく入れますよ♪
最後の休憩は、大体10分くらいが目安です。身体が冷え切らないうちに、またサウナに入るようにしましょう。水気を拭いて、休息室の椅子やリクライニングシートに深く腰掛けて休憩してください。ここからがサウナの最大の至福と言われる、いわゆる「ととのう」時間となります。

サウナで温められて開いた血管が、水風呂で急速に引き締められ、その後日常の空間での休憩室でゆっくり休憩することでじんわりと緩みながら開放されていき、血流が一気に素晴らしい状態で全身を巡るようになっていきます。血流が栄養や酸素を全身に運び、錆びついていた身体に元気を与え、疲れていた脳が目覚めるのです。最も理想的なのは屋外での外気浴ですが、室内でも充分に効果を得られます。
サウナの入り方を理解し、目安の時間と自分のベストな入り方を把握することで、サウナはとっておきの疲労回復、健康維持、美容促進法となりますよ♪

3-3 サウナの前後に水分補給

サウナ前後の水分補給用にグラスに注がれた水

サウナでは体温の上昇と、大量の発汗作用が起こります。それに伴って重要になるのが“水分補給”です。脱水症状を防ぐために、運動時と同じような充分な水分補給が必要となります。ここでは水分補給のタイミングや量について解説します。
大切なポイントが3点あります。

1.入浴前後で体重を計測すること

2.サウナ後だけでなく、サウナ前にも水分補給をすること

3.入浴後の1杯(アルコール)は、節度を守って

1.サウナ通にとっては基本的な項目かもしれませんが、とても重要な事項です。脱水症状を未然に防ぐためには入浴の前後に体重を測り、体重減少分の水分を補給する必要があるのです。
サウナに入ることによって体重は減っていきますが、これはダイエット効果ではなく、体内の水分が汗によって失われたことによるものなので、その分補給が必要というわけです。

2.サウナ1回のセット(サウナ10分、水風呂2分、休憩10分)で、おおむね300ml~400mlの汗をかくと言われています。入浴前にはしっかり水分補給を忘れずに行いましょう。サウナ前に飲み、(サウナ、水風呂、休憩)の1セットを行い、そこでまた水分補給をします。そして次のセットに入っていく、という流れになります。
もし、入浴中に喉が渇いたなと感じたら、ぜひ水分を補給してください。喉が渇くということは、脱水症状に対する初期サインですので、しっかりと水分補給をして、快適なサウナ効果を高めていきましょう♪

3.「サウナの後の1杯」は確かに大変魅力的に映りますが、思わぬ落とし穴があるので節度を守る必要があります。
というのは、アルコールには尿の量を調整するホルモンの働きを抑制する利尿作用が含まれますので、逆に水分を排出してしまいます。なのでアルコール以外にも、十分な水分補給を絶対に忘れないでください。
同様の原理で、アルコールを摂取してからのサウナも望ましくありません。脱水症状になりやすい状態を加速させてしまいますので、控えましょう。汗をかくことでアルコールを抜くことはできませんので、気を付けて下さい!

4.まとめ ヒートショックプロテイン効果と血流改善の最強タッグ

サウナ後にくつろぐ2人の女性

サウナについて、テーマ別に紹介してまいりました。いかがでしたでしょうか。
サウナには我々の自律神経のバランスを保ち、血流を改善ヒートショックプロテインをも増やしてくれるという一石三鳥の効果がありました。

人を形成する膨大な数の細胞はほとんどがタンパク質でした。
ヒートショックプロテイン効果があることで細胞のダメージをケアし、より強く回復力のある身体へと導くことができます。
そして細胞に働きかけるのは、そこに酸素や栄養素を送り続ける血液でした。
細胞の活動後に現れる老廃物を取り除くのも血液です。血液が停滞すれば、細胞は疲弊し、心身の不調となります。
サウナで身体を温めることは、血液の流れを元気にすることに直結します。血液の流れがよくなることで疲労が取れ、気分も爽快になるのです!
ヒートショックプロテインと血液循環のタッグこそが最強の心身改善の秘訣だったのです。
温浴も同じではないかと思われるかもしれませんが、温浴には「静水圧効果」が働くことで、水圧で血管が細くなってしまいます。サウナは水圧がなく、温熱だけで血管を拡げるこができます。水圧による負担がないので、安心なんです♪

サウナは、特別な運動や負荷を必要とせず、特別な能力も不要です。だれでも自分の身体の機能を高め、正常な環境を維持できるのです。
是非みなさまには、サウナに対して正しい知識を養っていただき、健康と美容の維持・促進にサウナを大いに役立てていただければ幸いです。
サウナで身体も心も一新し、美と健康を育んでいきましょう!