ヒートショックプロテイン(HSP)の増やし方

ヒートショックプロテイン(HSP)の増やし方

岩盤浴とヒートショックプロテイン

ヒートショックプロテイン(HSP)は、熱刺激を受けて体内で生まれるタンパク質で、細胞の修復をしてくれる働きがあり、ストレスや紫外線で傷んでしまったタンパク質を正常な状態に戻してくれる若返りタンパク質とも言われています。
身体の免疫機能を高めて、風邪やインフルエンザなどの病気を未然に防いだり、お肌を若々しく保つ効果が期待できるので、ヒートショックプロテイン(HSP)の増やし方を知ってどんどん貯めていきましょう!!

ストレピア美容部員 担当:石井

この記事はストレピア美容部員 担当:石井が執筆しました

化粧品検定2級

お電話で、お客様からのお肌悩みなどのご相談をお受けしています。美容、健康、筋トレについて、新しい情報が入るとすぐに試してみたくなる45歳独身女子。実際自分が試してみて良かった事、調べて興味を持った事、お役立ち情報をお伝えしていきます。

1.ヒートショックプロテイン(HSP)の岩盤浴での効果

ヒートショックプロテインの増やし方

岩盤浴をすると、ヒートショックプロテイン(HSP)と呼ばれる特殊なタンパク質が細胞内で増加します。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、細胞に熱ストレスを加えると増える特別なタンパク質で、傷んだ細胞を修復する働きがあると同時に、修復できないくらい傷付いた細胞や、異常な細胞を早めに壊して代謝を活発化する働きがあります。
そのため、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすと言われている岩盤浴を利用すると、健康や美容のために様々な効果が期待できます!

アンチエイジング

お肌の張りを保つコラーゲンは年齢と共に作る量が少なくなります。
コラーゲンを作るには、ヒートショックプロテイン(HSP)が必須なのですが、このヒートショックプロテイン(HSP)は、岩盤浴で細胞に熱ストレスを与えると増えるので、結果としてコラーゲンを作る力を増やす事ができます。

冷え性

体を内側から温める事ができる岩盤浴は、温まって血液循環が良くなるため、冷えが改善されます。
特に女性は、筋肉量が少ないため、男性より冷えやすいと言われています。
一度岩盤浴に行っただけですぐに冷え性が治るわけではないので、自分に合った頻度で利用するのがおすすめです。

むくみ

むくみの原因は、長時間の同じ姿勢、ヒールの高い靴、アルコールや塩分の過剰摂取、寝不足、疲労などの不摂生などが考えられます。
むくみは、本来なら排出されるべき水分が体内に残っている状態です。
岩盤浴で余計な水分を汗と一緒に排出し、血行を促進する事でむくみ予防につながります。

美肌

ヒートショックプロテイン(HSP)には、細胞の補修や異常のある細胞の代謝を活発化する働きがあるので、肌の代謝が上がります。
結果的にお肌のシミやたるみ、シワを改善して美肌への効果が期待できます。

ダイエット

岩盤浴に入ると体が温まり代謝がアップします。
代謝がアップすると脂肪が燃え、さらに体が温まるといったサイクルができ、体質的に痩せやすい燃焼体質になります。

疲労回復

年齢を重ねると、病気やケガ、日焼けや肌荒れが治りにくくなりますが、それは、傷ついたタンパク質の修復に時間がかかっているためです。(年齢とHSP参照)

体内にあるヒートショックプロテイン(HSP)の量が減少していることのあらわれと言えるでしょう。
そこで、実際に、ヒートショックプロテイン(HSP)が活性化すると、疲労回復やストレスの軽減につながります。
さらに、病気予防、鬱予防、ガン予防への効果も期待できるようです。

ヒートショックプロテイン(HSP)には、疲労物質である「乳酸」を抑制する働きがあり、疲れづらい体になります。
スポーツなどを行う日の3日前ぐらいが効果的です。

熱中症予防

クーラーに頼る生活が続くことで汗腺機能を使わなければ、体温調節機能や、脳の働き、身体機能もどんどん低下してしまいます。

そもそも熱中症は、汗があまり出ずに体内に熱がこもってしまう状態になると、なりやすいといわれています。
今はどこへ行ってもクーラーが効いており、夏でも汗をかくという事が少なくなっているため人間の汗腺機能や免疫力などが低下している場合が多いそうです。

自分の力でしっかりと汗をかくことにより体温をコントロールして、しっかりと水分補給をする事が大事です。 岩盤浴に定期的に入ることによって、最初は汗が出ない人でも繰り返し通う事で汗腺機能を活性化させることができ、次第にたくさんの汗が出るようになってきます。

2.ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす岩盤浴の入り方

1.入浴前に水分補給をします。
足湯かシャワーで10分程身体を温め、汗をかきやすい状態に整えます。

2.岩盤浴にうつ伏せの状態で5~10分寝ます。
先に内蔵を温める事によって身体が温まりやすくなります。

3.うつ伏せで温まったら、次は、あお向けの状態で10~15分寝転びます。
ふだん温まりにくい背中やお尻がじんわりと温まって、気持ちがいいと思います!

4.あお向けで身体を温めたら、15〜20分の休憩を挟みます。その時に水分補給をしっかりおこない、のぼせや脱水症状になるのを防ぎましょう

5.2~3を3回繰り返せば、岩盤浴の効果が高まります。
3回以上繰り返すと、必要以上に体内のビタミンやミネラルが排出されやすくなってしまうので、過度な入浴は控えましょう。

岩盤浴でかく汗はサラサラしていて保湿効果があるので、シャワーで流さないことをおすすめします。
ダイエット中の方は積極的に岩盤浴を取り入れましょう。

ヒートショックプロテインを日常で増やす

3.ヒートショックプロテイン(HSP)を化粧品で増やすには?

最近は、化粧品やサプリメントからヒートショックプロテイン(HSP)を補充できるものも出てきています。 ヒートショックプロテイン入浴法や岩盤浴も、忙しい方にとっては、時間をとるのが大変だと思いますが、化粧品やサプリメントは、毎日使うものなので、そこから補充できれば、手軽にヒートショックプロテイン(HSP)を補充でき、一石二鳥です!!

化粧品で外からヒートショックプロテイン(HSP)を補充し、サプリで中から補充すれば、相乗効果も期待できます!

4.ヒートショックプロテイン(HSP)のその他の増やし方

入浴

少し熱めのお風呂に短時間つかることで、体に熱ストレスを与え、体内のタンパク質の増加を促す入浴法で、ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法と言われています。

週に2〜3日、熱めのお湯(40~42度)に20分程度入浴し、自分の平熱から+1.5度を目安に体温を上げます。
入浴後は、バスタオルなどで全身をくるみ、熱を逃がさないようにして10~15分間安静にしながら、しっかりと保温します。
入浴前後で500mlの水分補給を目安に摂りましょう。

増加したヒートショックプロテイン(HSP)は、1週間ほど体内に残り、その力を発揮します。
ヒートショックプロテイン(HSP)のパワーがピークを迎えるのは、入浴から2日後といわれているので、この入浴法でヒートショックプロテイン(HSP)を増やすのは、週に2回の割合が最適と言われています。

運動

身体の芯から体温を上昇させるランニングやウォーキング、エアロビクスや登山などの有酸素運動もヒートショックプロテインHSPを増加させてくれます。 ホットヨガなど身体を温めながら行うエクササイズは、更に効果があります。

食事

きのこ類や海藻類、パン酵母などに多く含まれているβグルカンは、身体を温めてヒートショックプロテイン(HSP)を増加させる効果があります。
それによって、胃潰瘍、神経性の下痢を抑える効果があると言われています。
ちなみに唐辛子などの辛い料理は、胃腸に適度な刺激を与えヒートショックプロテイン(HSP)を増加させるのに効果的です。

まとめ

5.まとめ

岩盤浴でヒートショックプロテイン(HSP)を補充する効果的な方法は、前述した内容を行うだけです。
ただし一度きりの利用では効果は持続しないので、週1、2回程度継続して岩盤浴をおこないましょう。
1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後と、体調が整う実感が出てくると思います。

毒素や老廃物が排出されることで身体がスッキリ爽快になるだけでなく、血行促進効果によって顔色がよくなり、健康的な見た目に近づきます。
岩盤浴でかくサラサラの汗は、天然の化粧水であり、岩盤浴は、血行促進や身体の毒素を排出、さらにはダイエットにも効果的です!
岩盤浴の正しい入り方と効果を上げるポイントをしっかり抑えて、岩盤浴に出かけてみて下さい。

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