身体の不調は自律神経の乱れが原因?!体を温め、ヒートショックプロテイン(HSP)で改善を!
ストレスや不規則な生活習慣が重なり、自律神経が乱れると、私たちの身体には、さまざまな不調が現れます。
人間関係の悩みや、仕事でのプレッシャーなどの精神的なストレス、過労による肉体疲労など、その原因はさまざまです。
なんとなく身体がだるい、眠れない、イライラする、といった身体の不調を感じたら、自律神経が乱れているサインかもしれません。
自律神経を整えるためには、生活習慣を見直し、適度な運動を取り入れ、そして、体を冷やさないことなどが大切です。
温活は、自律神経を整え、さらに、体内のヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、健康な体へと導いてくれます。
1.身体の不調、自律神経の乱れかも?!
自律神経とは、身体の働きを調整する神経のことで、交感神経と副交感神経のふたつからできています。
交感神経は身体の働きを促し、副交感神経は逆に休ませるといった役割があります。
自律神経のバランスが崩れると、身体のコントロールがうまくいかなくなり、頭痛、めまい、吐き気などの胃腸の不調、全身の倦怠感、動悸、気分の落ち込み、などといった、さまざまな不調が生じてきます。
女性では、月経前や、更年期など、女性ホルモンが急激に低下することで、自律神経が乱れやすくなります。
気圧や気温、湿度などの気候の変化がきっかけとなって生じる不調である気象病も、自律神経の乱れが原因であるといわれています。
自律神経は、生活習慣にも大きく影響されます。
スマートフォンやパソコンを長時間見ていると、交感神経が刺激されます。
夜眠る前に、交感神経が刺激されると、脳神経が興奮し、眠気がなくなってしまうのです。生活サイクルの乱れから、自律神経に不調をきたすことで、睡眠障害を招く恐れがあります。
また、姿勢が悪く、前屈みになっていると、副交感神経の働きが悪くなり、不調の原因につながります。
2.自律神経が乱れやすい更年期、ヒートショックプロテイン(HSP)の影響も!
更年期では、卵巣機能の低下から、女性ホルモンの分泌量が減少することにより、自律神経の調和が乱れ、さまざまな症状があらわれます。
ほてり、のぼせ、頭痛、めまい、むくみ、動悸など、更年期に起こる体調不良の多くは、血行の悪化により、臓器の機能が低下して起こります。血行を左右する、自律神経を整えておくことで、更年期の症状を軽減することができます。
また、加齢に伴い、体内のヒートショックプロテイン(HSP)生成量が減少することで、ストレス、そして、免疫力の低下へとつながっていきます。
ヒートショックプロテイン(HSP)の中には、加齢により低下した女性ホルモンを、より効率的に作用する働きもあるため、入浴や適度な運動により、減少を防ぐ必要があるのです。
3.自律神経は体温調節にも影響!冷えの改善にはHSP入浴法!
自律神経は、消化吸収、呼吸、代謝、分泌などとともに、体温調節を行い、私たちの体や精神を安定した状態に保つために大切な働きをしています。
血行は、自律神経によって調節されています。
自律神経は、血管の周りに巻き付いているため、ストレスなどで交感神経が働きすぎると、血管が収縮し、血行が悪くなります。 反対にリラックスして副交感神経が活発になると、血管が拡張して、血行が良くなるのです。
冷え性の最大の原因は、この自律神経のバランスが乱れることにあります。
冷えの改善には、入浴がおすすめです。
温かいお風呂にゆっくり浸かることで、体の芯から温め、そして、体内に、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで、健康や美肌につながります。
運動で体を動かすことも、冷えの改善には有効的です。
4.ストレスで自律神経が乱れたら・・・運動でヒートショックプロテイン(HSP)を!呼吸でリラックスを!
強いストレスがかかり続けると、交感神経が優位にたち、自律神経のバランスが崩れ、身体に不調があらわれます。
不安や緊張、あるいは抑うつなどの不快な気分を感じるなど、ストレスが慢性的に続くことで、緊張信号が過度に出ることにより、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。
自律神経のバランスを整えるためには、ストレスをできるだけ溜め込まずに発散させ、規則正しい生活を送ることが大切です。
普段、意識することなく行っている呼吸ですが、呼吸によって自律神経に働きかけ、心身をリラックスさせることができます。
呼吸法には、自律神経の交感神経と副交感神経、それぞれの働きを高めるものがあるため、その使い分けを意識することがポイントとなります。
呼吸には、胸式呼吸と腹式呼吸があります。 胸式呼吸とは、普段、無意識に誰もが行っている呼吸です。腹式呼吸とは、ヨガなどに用いられる、横隔膜の動きを重点においた呼吸法です。
胸式呼吸は、交感神経が優位になった状態ですが、腹式呼吸は、副交感神経を活性化させる呼吸法です。
腹式呼吸は、おなかが膨らむイメージで、鼻から息を吸い、吐くときにはおなかをへこませるイメージで行います。胸式呼吸とは異なり、ゆっくりとした呼吸法となるため、心身をリラックスした状態に導いてくれます。一般的に、深呼吸をすると落ち着くといわれていますが、ただ深く息を吸うだけではなく、腹式呼吸を意識することがリラックスのポイントになります。
人は、ストレスや不安を感じている時は、呼吸は浅くなり、普段より速くなります。反対に、リラックスしている時には深く、落ち着いたリズムでの呼吸をしています。
浅く速い呼吸は不安を生み、深くゆっくりとした呼吸はリラックスを生じるのです。ストレスや不安を感じている時は、呼吸の方から心身の状態にアプローチし、自分自身で落ち着かせてあげることが大切になってきます。
ストレス解消には、腹式呼吸を取り入れるヨガだけでなく、体を動かすことが、とても有効的です。
適度な運動をすることで、心臓から血液が送り出され、セロトニンをはじめとした神経伝達物質が活性化し、爽快な気分になれます。
そして、ヒートショックプロテイン(HSP)が増えることにより、自律神経を整えてくれることで、更なる効果が期待できます。
5.ヒートショックプロテイン(HSP)で自律神経を整える!(まとめ)
自律神経は、あらゆる内臓器官を促進、抑制し調節する神経で、自動的に機能するのが特徴です。
自律神経は、私たちの身体を常にベストな状態にしようとしています。暑い時に汗をかいて体温を下げたり、食事をした時に食べ物を消化するといったことも、自律神経の働きのひとつです。私たちの体の生命維持機能をコントロールする、大切な役割を担っています。
自律神経が乱れると、心身にさまざまな不調が現れます。つまり、自律神経を整えるということは、心身の健康を保つことになります。
自律神経のバランスが崩れないようにするためには、生活習慣を整えることが大切です。
そして、その多くは、ヒートショックプロテイン(HSP)と大きな関わりがあります。
適度な運動をする
適度な運動は、ストレス解消につながります。いきなり、ハードな運動を取り入れても続きません。まずは、ジョギングやヨガなど、無理のない範囲で、体を動かしましょう。
お風呂に浸かる
ついつい、シャワーで済ませてしまっているという方も少なくないと思いますが、夜に、ゆっくりと湯船に浸かることで得られるメリットは、たくさんあります。心身がリラックスした状態になることで、良質の睡眠にもつながります。
週に2度ほど、HSP入浴法を取り入れることで、体内にヒートショックプロテイン(HSP)が増え、健康な体へと導いてくれます。
良質な睡眠
自律神経のバランスを整えるには、良質な睡眠は必要不可欠です。副交感神経が働く睡眠時は、心身の疲れを解消し、成長ホルモンを分泌し、細胞の修復も行われる大切な時間です。就寝前は、スマホなどを見ることなく、リラックスした状態で、眠りにつくことをおすすめします。
栄養バランスのとれた食事
日々の食事からとる栄養は、自律神経のバランスに、大きく関わってきます。
普段の食生活で不足しがちなミネラルやビタミンは、抗ストレスや、自律神経のバランスを保つために、大切な栄養素です。
偏ることなく、バランスのとれた食事をするようにしましょう。
首を温める
自律神経を整えるためには、首を温めることが効果的だといわれています。首を温めることで、全身の血流が良くなり、冷えや疲れも、解消されやすくなります。血流が良くなることで、首や肩こりの解消し、心身のリラックスにもつながります。
首を温める方法としては、蒸しタオルがおすすめです。首元と合わせて、目元も温めると、よりリラックスし、効果大です。
運動、入浴、蒸しタオルなど、加温することにより、自律神経を整えることができます。
加温は、リラックス効果により、ストレス解消につながるだけでなく、ヒートショックプロテイン(HSP)の生成にもつながります。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、自律神経の調節作用や睡眠の質の改善、そして、うつ症状の改善にも効果があるといわれています。
不規則な生活習慣やストレスなどにより、自律神経は乱れてしまいます。
疲れを感じた日は、ゆっくり湯船に浸かり、身体を休めることが大切です。