気になる、顔のたるみ・・加齢のせいだけではありません!たるみの予防には、ヒートショックプロテイン(HSP)?!

気になる、顔のたるみ・・・加齢のせいだけではありません!たるみの予防には、ヒートショックプロテイン(HSP)?!

フェイスラインのたるみを鏡でチェック

顔のたるみは、見た目の年齢に、大きな影響を与えます。
実際の年齢より老けて見えたり、疲れて見えたりと、女性にとっては、深刻な悩みです。

年齢を重ねると、目尻や眉尻が下がってきます。これは、たるみが原因です。フェイスラインや顎がもたついた感じに見えるのも、お肌のたるみが影響しています。

加齢のためだから仕方ない、と諦めていませんか。
20代の頃の顔に!というのは難しいかもしれませんが、紫外線や乾燥、そして日々の習慣に気をつければ、たるみを感じにくい顔になることができます。

そして紫外線や乾燥の予防に欠かせないのが、ヒートショックプロテイン(HSP)です。加齢に伴うヒートショックプロテイン(HSP)の減少を防ぐことが、必要不可欠になってきます。

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.たるみの原因、ヒートショックプロテイン(HSP)で予防できる?!

たるみのない口元

たるみは、加齢だけでなく、さまざまな原因が考えられます。

筋肉の衰えと表情筋

年齢を重ねると、体の筋力が落ちていくのと同様に、顔の筋肉も衰えます。顔の筋肉が衰えると、その上の脂肪や皮膚を支えにくくなり、たるみへとつながります。

顔の筋肉は、感情や心理を表すための筋肉、すなわち、表情筋というものです。加齢による筋肉の衰えも、たるみやしわの原因になりますが、普段、顔の表情の変化が乏しく、あまり動かさないでいると、顔の筋肉=表情筋は衰えます。
表情筋が衰えると、肌を十分に支えられなくなり、実際の年齢よりも、たるみやしわが目立つことがあります。
加齢や無表情などが原因で、筋肉が衰えることより、たるみが生じます。

乾燥

お肌が乾燥すると、皮膚の新陳代謝が落ちてしまいます。お肌のターンオーバーがうまくいかず、角質が剥がれにくくなることで、皮膚表面の乾燥が進み、お肌の深層部まで乾燥を起こしてしまいます。
真皮層や表皮の保湿が十分でないお肌は、ハリや弾力を失い、たるみの原因になります。

お肌の弾力を生むヒアルロン酸、お肌の土台となるコラーゲン、バリア機能を助けてくれるセラミドは、お肌の保湿のために欠かすことのできない成分ですが、すべて年齢とともに減ってしまいます。
特に空気が乾燥する季節は、お肌の外側からも水分が奪われてしまうため、保湿ケアが大切になってきます。

紫外線

お肌にとって、紫外線も大敵です。
波長が長いUVA(紫外線A波)は、お肌の深部の真皮にまで到達し、ハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞に損傷を与えます。皮膚の内部で活性酸素を生みだし、コラーゲン繊維を硬くし、ダメージを与えます。真皮の多くはコラーゲンで形成されているため、UVAを浴びた肌は弾力を失い、しわやたるみといったお肌トラブルへとつながります。

UVB(紫外線B波)は、お肌の表面で吸収されるため、お肌の奥の真皮層まで達することはほとんどありませんが、UVAより強いエネルギーを持ちます。細胞を損傷して、火傷のように赤くなったり、メラニン色素が沈着して褐色になったりすることで、シミやソバカスの原因になります。

紫外線を長年浴び続けていると、光老化が起こり、たるみや、しみ、しわなどの肌トラブルが生じることになります。加齢などにより、お肌に潤いが少ないと、紫外線を浴びた時のダメージも大きくなってしまうのです。

睡眠不足などの間接的要因

筋肉や皮膚の衰えは、顔のたるみの直接的要因ですが、それらを引き起こす間接的な原因も存在します。
人間は、良質な睡眠を取ることで、成長ホルモンを分泌し、細胞の生成やターンオーバーを促して、健やかな体やお肌を保っています。
睡眠不足で成長ホルモンの分泌が減少してしまうと、ターンオーバーが乱れてしまい、コラーゲンなどの減少を早め、お肌のたるみや、脂肪がつきやすい体になってしまいます。自律神経や再生機能の乱れも引き起こすので、筋肉の衰えにもつながります。

体やお肌の衰えを抑制するためには、良質な睡眠をとることは不可欠です。

年齢肌に負けないためには、日頃から体内にヒートショックプロテイン(HSP)を増やしておく必要があります。ヒートショックプロテイン(HSP)が増えることで、紫外線や乾燥から、お肌を守り、しいては、たるみなどの肌トラブルの回避へとつながります。

2.たるみのないお肌にするために、早めのケアを!

たるみのないフェイスラインのためにストレッチ

たるみが、気になり始めたら、早めにケアすることが大切です。

表情筋エクササイズで顔の筋肉を鍛える

表情筋には、口輪筋(こうりんきん)、小頬骨筋(しょうきょうこつきん)、大頬骨筋(だいきょうこつきん)などがあります。
意識して口元を動かしたり、表情を大きくしたり、口元の筋肉を鍛えることで、たるみの改善、予防へとつながります。

たとえば、あいうえおエクササイズ・・・
「あ」の形は、口全体、特に上下を意識して大きく開きましょう
「い」の形は、口を真横に広げるようにしましょう
「う」の形は、口をすぼめて、突き出すようにしましょう
「え」の形は、笑顔を意識して、口角をあげるようにしましょう
「お」の形は、口を大きく開くときに、鼻の下をのばすよう意識しましょう
実際に声を出さなくて大丈夫です。顔の筋肉が疲れてきたなと感じるまで行うことが目安です。

保湿ケア

乾燥は、皮膚のバリア機能を低下させ、エラスチンやコラーゲンを破壊します。しっかりと保湿ケアをすることで、潤いとハリのあるお肌になり、たるみの改善へとつながります。

化粧水や乳液はもちろん、乾燥しやすい目元や口元は、クリームでケアしましょう。ゲル等の保湿力の高い化粧品で保水、保湿することで、乾燥を防ぎ、たるみのないお肌にしてくれます。

エイジングケアに欠かせないヒートショックプロテイン(HSP)配合の化粧品など、自分のニーズにあった基礎化粧品を選ぶことが大切です。

紫外線ケア

お肌を支えるコラーゲンやエラスチンといった皮下組織は、紫外線を浴びることでも、減少してしまいます。
紫外線量が多い季節だけでなく、1年を通して、日焼け止めやストール、日傘などで紫外線ケアをしっかり行いましょう。

潤いのお肌は、バリア機能が正常に働くため、紫外線の侵入を防ぎ、紫外線の影響を受けにくくします。日焼け止めだけでなく、保湿ケアをすることも、とても大切になってきます。

3.太りすぎや痩せすぎも、たるみの原因に?!

適正体重のキープがたるみ予防に

適正な体重をキープすることは、顔のたるみ対策においても、重要です。太りすぎることも痩せすぎることも、若々しさを損なう一因になってしまいます。

太りすぎ

太りすぎると、脂肪が増えます。過剰な脂肪は、表情筋では支えきれず、顔がたるんできてしまいます。特にたるみが出やすいのは、あごの下です。二重あごが気になるようになり出したら、気付かないうちに体重が増えているかもしれません。

痩せすぎ

痩せすぎによるたるみで、特に気になるのが、ほうれい線です。急激なダイエットは、今まで脂肪を覆っていた皮膚が余ってしまうため、たるみが生じ、ハリがなくなってしまいます。せっかく痩せたのに、ほうれい線やマリオネットラインが目立ち、老けた印象を与えてしまうことにもなります。

バランスのとれた食事や、適度に運動を行うことで、健康に過ごすことが、何より大切です。

4.乾燥は、たるみの大敵!ヒートショックプロテイン(HSP)で乾燥しらずのお肌に!(まとめ)

たるみのない笑顔のフェイスライン

たるみを防ぐには、まずは、お肌が乾燥しないようにすることが大切です。
乾燥は、お肌が炎症を起こしている状態です。
保湿ケアをするとともに、体の中のヒートショックプロテイン(HSP)を増やすようにしましょう。
年齢とともに減少していくヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで、たるみやしみ、しわなど、アンチエイジングに大きな効果が期待できます。

ヒートショックプロテイン(HSP)は、お肌のダメージを再生し、紫外線などが起こすダメージから、お肌を守ってくれます。
そして、疲労や老化、ストレスで歪んだコラーゲンを、元の型に修復することで、お肌にハリを与え、たるみを防いでくれます。

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには、入浴や運動があります。
お湯の温度は、40℃で20分、41℃で15分か、42℃で10分が目安です。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、活性化している状態が3〜4日続くため、週に2度ほどHSP入浴法を行うと効果的です。

体の疲れからも、お肌はストレスを感じ、肌トラブルになります。
1日の疲れを、お風呂にゆっくり浸かることで解消し、リラックスした時間を作るのは、いかがでしょうか。

たるみなどの肌トラブルを防ぐには、日頃から、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やしておくことが大切です。
年齢に負けないお肌、そして、健やかな体を保つことは、活力ある毎日へとつながっていきます。

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