病気や老化は、体の酸化が原因?!抗酸化作用のある食べ物で、美肌&健康に!

病気や老化は、体の酸化が原因?!抗酸化作用のある食べ物で、美肌&健康に!

健康的な食事を摂る女性

いつまでも、健康で、元気な体でいたい!
しかし、人間は、歳を重ねること=老いを避けて通ることはできません。

りんごを切って少し時間が経つと、表面が茶色く酸化するのを見たことがあると思います。
人の体でも同じように、酸化が起こります。

病気や老化の原因には、食事や生活習慣、ストレスなどさまざまな要因がありますが、体の酸化も、その要因のひとつなのは、ご存知でしょうか。

酸化を防ぐには!
そして、いつまでも元気でいるには!
身近な食べ物や、生活習慣で、酸化しにくい体を作ることができます!

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.酸化とは・・・食べ物で改善できる?!

肩こりに悩む女性

活性酸素とは、他の物質を酸化させる力が非常に強い酸素のことをいいます。私たちは、呼吸によって大量の酸素を体内に取り入れていますが、そのうちの約2%が活性酸素になるといわれています。

この活性酸素が増えすぎると、鉄がサビるように、身体の細胞を傷つけます。
これが、酸化です。
体が酸化すると、肩こり、慢性疲労、肌荒れなどの他、高血圧やがんなどの生活習慣病なども、引き起こすといわれています。

しかし活性酸素は、私たちの体に悪い影響を与えるだけではありません。
殺菌力が強いため、体内の細菌やウイルスを撃退する役目もしてくれます。

私たちの体には、尿酸、アスコルビン酸、メラトニンといった抗酸化物質が存在します。
活性酸素がバランスよく働くように、抗酸化力を備えているのですが、この抗酸化作用は20代をピークとして、加齢とともに低下していってしまうのです。

若いころのように、抗酸化作用を持続させるには、どうすればいいのでしょうか。
食べ物や生活習慣・・・それは、私たちの普段の生活の中にあります。

2.サビない体にするために・・・抗酸化の基本は食べ物!

新鮮な野菜と香辛料

体の酸化をおさえる基本は、食べ物です。
抗酸化作用のある栄養素は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール類、ミネラル類や、美容効果で話題のカロテノイドなどがあります。

ビタミンA

ビタミンAは、皮膚や目の健康に欠かせない栄養素です。レチノールとβ-カロテンがあり、抗酸化力が強いのは、β-カロテンです。トマトやホウレンソウ、ピーマン、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれます。

ビタミンC

ビタミンCは、緑黄色野菜や果物に多く含まれます。パプリカ、ブロッコリー、パセリ、青菜類、キウイ、イチゴ、柑橘類、柿などです。ビタミンCは水溶性なので、熱に弱いため、生で食べるのがおすすめです。水洗いするときは、洗い過ぎないように気をつけましょう。

ビタミンE

ビタミンEは、種実類(ごま・アーモンド・ピーナッツなど)や、かぼちゃ、アボカド、うなぎなどに多く含まれます。ビタミンEは、油に溶けやすい性質があるため、油を使うと体内に吸収されやすくなります。
緑黄色野菜を油で炒めて食べると、他のビタミンも同時に摂れて、より効果的です。

ポリフェノール類

ポリフェノールは、野菜の色素や苦味、渋味の成分となる化合物の総称のため、ほとんどの野菜の葉や茎に含まれています。

主なものは、プルーン、りんご、赤ワイン、コーヒー、緑茶、紅茶などです。
果物は、皮ごと食べると、より効果的です。
コーヒーやお茶は、ペットボトルで販売しているものより、おうちで淹れたもののほうが、より多くのポリフェノールを含んでいます。

ミネラル類

ミネラルは、熱には強く、水に溶けやすい性質です。茹でるよりも蒸すほうが、効果的です。煮込み料理の場合は、煮汁ごと、いただくといいかもしれません。海藻類(わかめ・のり・昆布など)、魚介類(桜えび・うるめいわしなど)、納豆などに含まれます。

カロテノイド

カロテノイドは、油溶性のため、油を使った調理方法で食べると、吸収されやすくなります。
緑黄色野菜やフルーツの黄色、オレンジ、赤色の色素成分のため、濃い色の野菜や、果物に含まれています。

パプリカ、トマト、ホウレンソウ、ミカンなどです。
赤いパプリカには、カロテノイドの中でも、特に抗酸化力が強いキサントフィルという成分が豊富に含まれていますので、おすすめです。

どれも、日頃、口にしやすい食べ物ばかり。
抗酸化作用のある食べ物で、体の酸化を防ぎ、サビない体を手に入れましょう。

3.日常生活の見直しで、酸化を防ぐ!

ランニングをする男女

酸化を防ぐには、抗酸化作用のある食べ物を摂ることだけでなく、普段の生活の中にもヒントがあります。

紫外線の防止

紫外線を浴びると、体内で活性酸素が発生し、酸化ストレスが高まります。お肌のハリや弾力に重要なコラーゲンやエラスチンなどにダメージを与え、しみやしわの原因となります。
日焼け止めや、帽子、日傘、サングラスなど、紫外線対策を心がけましょう。それらに加え、紫外線を浴びる前に、抗酸化作用のある食べ物を摂取するのも、ひとつです。

ストレスは禁物

ストレスを受けると、一時的に血液の流れが悪くなり、これが元に戻るときに活性酸素が発生します。
ストレスがたまったと感じたときは、湯船にゆっくり浸かるなど、リラックスできる状態を作ることが大切です。

適度な運動を

一般的に、運動は、活性酸素の産生を通して,体に酸化ストレスを与えることが知られています。
しかし、適度な有酸素運動は、脂肪を燃焼させ、発生した活性酸素を消去し、抗酸化物質の働きを高めることで、体の酸化を抑えてくれます。

有酸素運動には、ウォーキング、ジョギング(ランニング)、水泳、サイクリング、エアロビクス、なわとびなどがあります。

アルコールをとり過ぎない

お酒に含まれるアルコールは、胃腸で体内に吸収されると、肝臓へ運ばれます。
その代謝とプロセスで活性酸素が生まれ、細胞の酸化と損傷を進めてしまいます。
人それぞれ、適量は違うかと思いますが、くれぐれも飲み過ぎには注意を!

最近は、たばこを吸う人を見かけることは、少なくなりましたが、タバコの煙には活性酸素や、その発生を助長する有害物質が数多く含まれています。
血液中に入ると、動脈硬化の原因となる酸化LDLをつくる原因にもなると言われています。

日常生活の中で、知らず知らずのうちに、活性酸素は増えていきます。
生活習慣を、少し見直してみませんか。
体の酸化を防ぎ、アンチエイジングにつながるカギが隠れているかもしれません。

4.食べて笑って・・・美肌と健康には抗酸化!(まとめ)

果物を食べる笑顔の老夫婦

体が酸化すると、肩こりや慢性疲労、肌荒れ、高血圧など、美容だけでなく、健康にも、さまざまなトラブルがでてきます。

紫外線、放射線、大気汚染、たばこなど、様々な状況で、活性酸素を発生させる環境の中で日常生活を送っているため、体内でつくられる抗酸化酵素だけでは処理しきれないことも、しばしばです。 老化のスピードを速めるばかりか、健康でいることさえ、難しくなってきます。

体を酸化させないためには、少し日常生活を見直してみることが大切です。
難しいことではなく、日頃、何気なく過ごしている日常を、少し振り返るだけで大丈夫です。

日常の食卓に、抗酸化作用のある食べ物を加えてみませんか。
バランスの取れた食事をとることで、酸化を防ぐことができます。
質のよい睡眠をとり、適度な運動な運動を心がけてみませんか。
その、少しの心配りで、美肌や健康、そして、アンチエイジングへとつながっていきます。

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