多くの方が抱える、つらい肩こり!ヒートショックプロテイン(HSP)を増やせば改善できる?!

多くの方が抱える、つらい肩こり!ヒートショックプロテイン(HSP)を増やせば改善できる?!

肩こりに悩む女性

肩こりは、日本人の多くが抱える、体の不調のひとつです。
肩こりは、中高年齢の女性の発症頻度が高いのも特徴です。
ひどくなると、頭痛や吐き気まで伴ってしまい、つらい症状も・・・

固まってしまった筋肉をほぐし、血流を改善する、そして、この血流改善には、体を温めることが重要です。

体を温めることで増えるヒートショックプロテイン(HSP)も、肩こりの改善、予防には大きく関わっています。

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.肩こりの原因とは!ヒートショックプロテイン(HSP)で肩こりも治る?!

デスクワークに多い肩こり

肩こりは、肩甲骨から首の間の筋肉が強張り、血流が悪くなることで起こります。
重い頭部を支えているため、普通に生活しているだけでも、首と肩に負担がかかってしまいます。

肩こりの原因として考えられるのは・・・

運動不足

重い頭を首から肩の筋肉で支えているため、首から肩にかけての筋肉を鍛えることが大切です。適度な運動を習慣づけ、筋肉を鍛え、筋力をアップさせましょう。
水泳やテニスは、全身の筋肉を使うため、適しているといわれています。

寒さや冷え

寒い時期は、ついつい体を縮こまらせたり、肩に力が入る姿勢をとりがちです。
このような姿勢でいると、血液の流れが悪くなり、肩こりの症状が出やすくなります。
意識的に、体をほぐすように心がけましょう。

暑い時期でも、冷房などで肩が冷やされるような環境は、血行が悪くなるため、肩こりになりやすいので注意が必要です。

目の疲れ

首から肩にかけての筋肉のこりは、目の疲れからくることもあります。
常にパソコンやスマホの画面を見続けることで、まばたきの回数が減り、目が乾き、疲れ目につながります。
パソコンでの作業が多い方は、適度に休憩をとり、目を休めるように気をつけることが大切です。

姿勢

読書やパソコンで作業をするときに、前かがみの姿勢になっていませんか。
首を前に突き出し、両肩を前にすぼめるような姿勢は、首から肩にかけての筋肉を緊張させ、血流が滞ってしまいます。
また、パソコンのディスプレイなどを見続けることで、目やその周辺の筋肉も緊張し、疲れ目の原因になります。

仕事などで同じ姿勢を続けたり、手先を長時間使ったりする場合には、適度に休憩をすることが大切です。立ち上がって背伸びをしたり、肩をゆっくり動かしたり、肩や首のストレッチをしましょう。

椅子の高さやディスプレイの位置が合っていないことも、首や肩への負担になります。
できるだけ、前かがみにならないよう、背筋を自然にのばした姿勢を心がけることも、肩こりにならない秘訣です。

ストレス

肩こりは、物理的な面だけでなく、精神的なストレスからも起こります。
ストレスが原因の肩こりは、特に女性に多いといわれています。
好きなスポーツをしたり、趣味に時間を費やしたり、日常生活の中で、できるだけストレスをためず、リラックスできる空間、時間を作ることが大切です。

1日の終わりに、ゆったりお風呂に入り、疲れを癒すのはいかがでしょう。
HSP入浴法を取り入れることで、体内にヒートショックプロテイン(HSP)が増え、肩こりや腰痛の改善に加え、美肌効果、免疫力UPなど、疲れにくい体を作ることができます。

2.肩こりの改善には栄養面も重要!ここにもヒートショックプロテイン(HSP)効果が!!

梅干しは肩こりにもお勧め

毎日の食事で取り入れる栄養素は、血液や筋肉など、私たちの体を作るために、大きな役割をしています。栄養不足は、肩こりを引き起こす、ひとつの要因です。
肩こりを和らげるためにも、食生活を見直すことが必要です。

ビタミンB1

ビタミンB1は、糖質を分解し、エネルギーに変える役割をしてくれます。
不足すると糖質の分解ができず、乳酸などの疲労物質が蓄積してしまいます。
ビタミンB1は、豚肉、大豆、うなぎ、鮭、ゴマ、などに豊富に含まれています。
たまねぎやにんにくの臭いの元であるアリシンは、 ビタミンB1の吸収を助けるので一緒に食べるのがおすすめです。

ビタミンE

ビタミンEには、毛細血管を広げ、全身の血流をスムーズにし、筋肉の緊張をやわらげる作用があるため、肩こりの原因のひとつである血行障害の改善に効果的です。
ビタミンEは、かぼちゃ、アーモンド、うなぎなどに豊富に含まれています。

ビタミンC

ビタミンCは、病気やストレスへの抵抗力を強める働きのほか、抗酸化作用により、有害な活性酸素から身体を守る働きもあります。ビタミンCを摂取すると疲労が回復し、肩こりが改善するのはこのためです。
ビタミンCは、イチゴ・柿・キウイ・オレンジ・赤ピーマン・ブロッコリーなどに多く含まれています。
ビタミンCは、ストレスによって消費されやすいため、 疲れたなと感じたときは、積極的に摂るようにしましょう。

クエン酸

クエン酸は、肩こりやだるさの原因になる疲労物質、乳酸の分解を促します。
クエン酸を積極的に摂取して、乳酸を溜めないことが、肩こりの解消につながります。
クエン酸は、梅干しや柑橘類などに多く含まれています。

これらの栄養素を意識しながら、バランスのよい食事を摂ることは、もちろん大切ですが、それを、より効果的にするのが、ヒートショックプロテイン(HSP)です。
体内にあるヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで、乳酸の発生を遅らせたり、より抗酸化作用を高めることができます。
温かいお風呂にゆっくり浸かったり、有酸素運動を取り入れたり、少しの工夫をするだけで、大きな効果を得ることができるのです。

3.肩こりが解消すると、こんなメリットが!

肩のストレッチを行う女性

肩こりがなくなると、体が楽になるということだけでなく、免疫力や代謝にも、大きな影響があらわれます。

肩こりが解消すると、免疫力の向上につながります。

肩や首、脊髄の部分の筋肉が凝り固まっていると、血管が圧迫され、脳へ流れる血流も不足し、体のさまざまな部分に不具合が生じてきます。
頭痛や倦怠感、そして、体が疲れた状態になると、免疫細胞も、うまく働くことができなくなり、体内に侵入してきた異物に対しての抵抗力が弱くなってしまいます。

肩や首、腕を動かすことで、血流が改善し、肩や首の凝りを解消することは、免疫力の向上につながるのです。

疲れたなと感じたら、肩を上下させたり、首を回したり、固まった筋肉をほぐしてあげることが重要です。脳への血流が促されることで、こりの改善だけでなく。仕事の能率を上げることにもつながります。

肩こりが解消すると、代謝のアップにつながります。

摂取した栄養分は、胃や腸、肝臓などの消化器官で栄養素に分解され、蓄えられます。こうした物質の化学変化を代謝といい、私たちが生きていくためには、この機能は欠かせません。

長時間、同じ姿勢を続けたり、肩や背中に力を入れた姿勢を続けていると、筋肉が硬くなり、神経も、伸び縮みしなくなってしまいます。
とくに背骨から伸びた神経は、代謝に関連している内臓とつながっているので、機能が低下するだけでなく、体全体の代謝にも大きな影響を与えます。
これらの臓器の機能が低下してしまうと、疲れやすい、元気が出ないなどの症状が現れます。

代謝機能をアップさせるには、背中のストレッチや筋肉を冷やさないことはもちろん、背骨から続く、ひとつひとつの神経のこりをケアしていくことが大切です。
筋肉が柔らかくなると、神経も柔軟化され、代謝があがることにつながります。

4.ヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、肩こりのない日常を!(まとめ)

血流をよくするサウナや入浴

肩こりは、運動やストレスで筋肉が緊張し、血液が流れにくくなることで起こるため、肩こりの改善には、何より、血行、血流を良くすることが必要です。

体が加温されると、血管は拡張し、体内をより多くの血液が循環するので、筋肉に流れる血液も増え、肩こりの改善につながります。

そこで、最適なのが、入浴やサウナです。
体の細胞に熱が加わると、ヒートショックプロテイン(HSP)も生成され、肩こりの改善だけでなく、美肌や健康にも大きな効果が期待できます。

HSP入浴法
ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには、お湯の温度は、体温(平熱)プラス5℃が目安です。42°なら10分、41°なら15分、40°なら20分、肩まで湯船に浸かりましょう。週に2回を目安にすることがおすすめです。
入浴後は、体を冷やさないように気をつけましょう。

シャワーだけでなく、湯船に浸かることは、肩こりを予防、改善するのに効果的です。
入浴方法を改善することで、筋肉の緊張によって滞った血行を良くする効果が期待できます。

肩こりの原因である、疲れ目には、蒸しタオルが効果的です。
目に蒸しタオルをのせて温めると血流が促され、疲れ目や肩こりの改善につながります。そして、蒸しタオルでも、体内にヒートショックプロテイン(HSP)が増えます。

適度な運動をすることも、肩こりの原因となる血流改善、ストレス緩和に加え、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことに、つながります。

さまざまな加温療法は、肩こりの改善、予防だけでなく、ヒートショックプロテイン(HSP)の生成につながり、健康や美肌など、大きな効果につながっていきます。

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