夏はヒートショックプロテインが減少するってホント!?

夏はヒートショックプロテインが減少するってホント!?

パソコンの前で悩む女性
MASAKO

MASAKO

35年以上、化粧品・美容業界で美と健康に携わる仕事に従事してきた50代女性。いくつになってもイキイキと輝いて日々を楽しんでいくために必要な「身体と心と肌のメンテナンス」をテーマに、いろいろな情報を発信していきます。

健康のためにもアンチエイジングにも効果的なヒートショックプロテインが、夏に減少することをご存じですか?

私はこのことを最初に聞いたときは、ヒートショックプロテインって、身体を温めると増えるのだから暑い夏は減りにくくて、冬のほうが減りやすいんじゃないかな???って思いました。

夏バテ、肌老化、コロナや夏風邪、胃腸炎など心配なことが多い夏の季節、丈夫な身体と肌に必要なヒートショックプロテインが減っていたらまずいです!

私たちの健康と、美容のためにヒートショックプロテインはいつもたっぷりにしておきたいもの!

そのためには、やっぱりヒートショックプロテイン(HSP)入浴法がおすすめです。
夏のHSP入浴法は、ちょっぴり気楽ですよ♪

夏バテ回復にも効果的!一石二鳥のHSP入浴法で、元気な毎日を送りましょう!

1.夏はヒートショックプロテインが減少する

年齢的には50歳前後から急激に減少するヒートショックプロテインはストレスでも減少してしまいます。

夏にヒートショックプロテインが減少するのは夏は、私たちにストレスを与えるものがとても多いからです。

ヒートショックプロテインを減少させる夏の習慣

・暑さ
・紫外線
・冷房による冷え
・冷えにより血流が悪くなり、むくみや肩こり、だるさが!
・冷房の効いた部屋の室温と、一歩外に出た時の気温との差
・暑くて寝苦しい
・睡眠不足になる
・寝冷え
・冷たいものを飲んだり食べたりする回数が増える
・胃腸の働きが低下して食欲が落ちる(食事ストレス)
・過度なダイエット
・汗をかく
・肌がベタベタ
・メイク崩れ
・今年はマスクが手放せない夏…
・コロナ感染の不安
・旅行や帰省(行くのも行けないのもストレス…)

書き出してみると、確かにたくさんありますね!
あたりまえにあることばかりなので、ストレスがない生活ってあるの?って思ってしまいます。

こうしてストレスに囲まれて起きていても、寝ていてもヒートショックプロテインは減り続けているんですね!

2.日焼けによる老化の悪循環とは?

ダメージを受けたたんぱく質を修復する働きで“若返りのたんぱく質”とも言われているヒートショックプロテインは、免疫力を高める働きも備えています。

ウィルスや細菌から体をまもる免疫システムには数多くの細胞が関わっています。

・外部からウィルスや細菌のような異物が侵入すると、異物を食べてしまう大食いの細胞。
・異物を攻撃する細胞(NK細胞)
・異物が侵入してきたと知らせる細胞(樹状細胞)
・抗体を作らせて、攻撃させる細胞
・抗体を量産させる細胞
・異物に感染した細胞を攻撃して破壊する細胞
・異物がいなくなると攻撃を終了させる指令を出す細胞
・侵入してきた異物を記憶する細胞

こういった数多くの細胞がうまく役割を分担し、連携して機能しているのが免疫システムですが、ヒートショックプロテインはNK細胞(ナチュラルキラー細胞)や樹状細胞と深く関わって免疫力を高める役目を果たしているのです。

つまり、ヒートショックプロテインが減ってしまうと、免疫力が低下するということ!

免疫力が低下すると、病原菌やウイルスから体を守る働きが弱くなって、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなったり、腸の調子が悪くなるなど、病気になりやすくなったり、症状が長引いたり、感染を繰り返したりすることになるので、元気な毎日のために、ヒートショックプロテインが減ったままにはしておけません!

3.夏のヒートショックプロテイン不足で肌老化が加速!

肌老化を気にする女性

私たちの肌や体に存在している特殊なたんぱく質ヒートショックプロテインは、紫外線や乾燥など様々な刺激ストレスでダメージ(損傷)を受けたたんぱく質を修復して元気にしたり、修復できないたんぱく質を分解して排出したり新しいたんぱく質の生成を助ける働きがあります。

紫外線による炎症やダメージ、酸化ダメージ、汗による刺激ダメージ新陳代謝の乱れなど、肌老化を加速させるものがたくさんある夏にヒートショックプロテインが少なくなっていたら肌のダメージは進行し、肌の力は弱まり、老化は加速していきます。

美容のためにも、ヒートショックプロテインは満タンにしておきたいですよね!

4.夏の疲れにも効果的!HSP入浴法~夏バージョン~

ヒートショックプロテインを増やすためには、入浴、運動、食事、スキンケアなどいろいろな方法がありますが、夏こそ体の芯まで温める入浴法がお勧めです。

夏こそ入浴でヒートショックプロテインを活性化

今回は、夏ならではのHSP入浴法をご紹介します!
ヒートショックプロテイン入浴法について詳しくはこちらをご覧ください。

「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

夏は冬のように、お風呂場が冷え切っているということがないので浴室の床や浴室内を温めておかなくてもよくお風呂から出た後の保温も室温でできるので楽ですよ!

★★ヒートショックプロテインを増やす夏の入浴法★★

【HSP入浴法のポイント】
〇入浴で38℃以上まで体温を上昇させる
平熱が低い人は、(平熱+1.5℃)
〇保温で37℃台をキープする

【入浴手順】
1)すぐに湯船に入らず、心臓から離れた手、足からかけ湯をする
2)浴槽には、足から手、体の順にゆっくりと浸かった後に、肩まではいって温める。全身浴と半身浴を繰り返してもOK
3)40度のお風呂で20分が目安と言われますが、夏はもう少し短い時間で体温は38℃まで上がると思います。
慣れるまでは、体温計(舌の下で測る)で測ってみるのもよいですね。
4)入浴後は10分~15分間、体温を37~37.5℃以上に保つように保温する必要がありますが、夏は、冬のように急速に体温が下がらないので、クーラーや冷たい飲み物だけ我慢すればTシャツなどラフな服装で過ご せるので楽ですね。

【夏のHSP入浴法の注意】※夏は脱水症状に要注意!
・入浴前にも、たっぷり水分補給を
・夏は特に大量の汗をかくので、入浴中も水分補給を
・水分補給には、冷たいドリンクを避け、常温のものを

増加したヒートショックプロテインは1週間ほど体内に残って力を発揮すると言われています。 ヒートショックプロテインの力がピークを迎えるのは、体内で作られてから2日後といわれているので週に2回、HSP入浴法を行うのが理想です。

私は、平日はなかなかゆっくりお風呂に入る時間が作れないので、週末だけでもHSP入浴法やサウナを活用して、しっかりヒートショックプロテインを増やそうと思っています。

サウナとヒートショックプロテインについては、こちらで詳しくご紹介しています!

「サウナの驚くべき効果ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」

ちなみに、HSP入浴法を頻繁に行うと、ストレスを感じなくなってヒートショックプロテインが作られなくなってしまうので週に2回以上はやらないほうがよいそうです。

夏はエアコンの冷えで血液やリンパの流れが悪くなり、足のむくみや肩や首のこりなどが起こりやすいですよね。肩こり、首こり、むくみ、夏の疲労回復のためにも、身体をしっかり温めるヒートショックプロテイン入浴法は効果的です。

肌にとっても、血液やリンパの流れが良くなって、新陳代謝が良くなってとアンチエイジングにとって嬉しいことばかり。シャワーで済ませてしまうのとは全く違って、くすみも取れて肌の透明感もぐっとアップしますよ!

ヒートショックプロテインがい圧排の輝く女性

5.まとめ

健康のためにもアンチエイジングにも効果的なヒートショックプロテインが夏に減少するというのは意外ではないでしょうか?

ヒートショックプロテインが減少すると免疫力が低下!
夏バテ、肌老化、コロナや夏風邪、胃腸炎など心配なことが多い夏の季節、丈夫な身体、丈夫な肌に必要なヒートショックプロテインが減っていたらまずいです!

肌の調子も悪くなったり、老化も進んでしまうじゃないですか!

私たちの健康と美容のためにヒートショックプロテインはしっかり増やして満タンにしておきたいものです。

ヒートショックプロテインを増やす入浴法は夏バテ回復にも効果的!
一石二鳥のHSP入浴法で、元気で綺麗な毎日を送りましょう!

※ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法についてはこちらで詳しくご紹介していますのでご覧ください。

●入浴
「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

●サウナ
「サウナの驚くべき効果ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」

●運動
「適度な運動していますか?!HSPでいつまでも若く健康でいられるために」

コラーゲンを増やす最大のカギは「ヒートショックプロテイン(HSP)」だった!

コラーゲンを増やす最大のカギは「ヒートショックプロテイン(HSP)」だった!たるみ、弾力、シワの悩みは実は自力で解決できる!その他「シミ」の悩みまでカバーする美容成分「ヒートショックプロテイン(HSP)」の効果と簡単便利な取り入れ方を大公開!

コスメコンシェルジュ 川子

コスメコンシェルジュ 川子

日本化粧品検定1級

元国際線キャビンアテンダント。若い頃は今思えば大したことのない毛穴、たるみに、肌の悩みに何十万もかけてエステに通い、有名どころの海外コスメは全て網羅、ホットヨガにもジムにも通い、肌、体形の維持!そんな若かりし頃を過ごしたアラフォーワーママが調べに調べて簡単&効果がある美容法を紹介します。2019年11月 日本化粧品検定1級取得!!

コラーゲンボール流行りましたよね。テレビの食レポではお鍋などに入れて食べて「翌日お肌ぷるっぷるー♪」なんて言ってましたっけ?「そんな訳ない」と気づくまで時間はかかりませんでしたよね。今ならインスタ映えはするかも知れませんが…
コラーゲンボール入りのお鍋で翌日たるみもシワも無くなっているなら、毎日食べます!!!喜んで!!

コラーゲンボール入りのお鍋

そんなわけで、私たちアラフォー女子は現実に立ち向かわなければなりません。限られた時間、限られた予算、そのくせ、無限に増えていく肌の悩みに対抗するにはどうするか?!
調べに調べていきついた、今注目の神成分「ヒートショックプロテイン(HSP)」をご紹介します。

1.肌の中でのコラーゲンの働き

真皮層でのコラーゲンとエラスチンの働きを示す図

コラーゲン線維は真皮に存在する丈夫なタンパク質の一種。真皮の約70%がコラーゲン繊維で占められており、外から加わる力(衝撃)から保護すると同時に、皮膚のしなやかさやハリ、弾力を保っています。

2.コラーゲンが足りなくなる?!その原因と対策

鏡で肌の状態を確認する女性

しかし、コラーゲン線維は加齢や紫外線ダメ―ジ、疲労、ストレスなど、様々な原因で歪み、衰えます。

目には見えませんが、実は肌の中でコラーゲンは合成と、分解という「コラーゲン代謝」を繰り返し、バランスを保ちながら生まれ変わっているのです。ただ、加齢とともに、分解、排出されるコラーゲンの量が増え、作られるコラーゲンの量が減ってきてしまいます。結果、肌を支える事が出来ない為、たるみやシワの原因になってしまうのです。

では、コラーゲンの量が多ければよいのかといえば、そうではありません。コラーゲンが正常に働けるよう質を維持していかなければ、意味がありません。「ぷるっぷるー♪肌」の維持には、「正常」なコラーゲンが「一定量必要」なのです。

3.コラーゲン入り化粧品で深いシワを改善できる?

コラーゲンマシン

真皮の深いシワの進行を抑えるにはコラーゲンを増やすケアが有効ですが、化粧品に配合されているコラーゲンは分子の大きさが大きいため肌の内部まで浸透しません。保湿の効果あるので肌表面の小じわ対策には効果があると言えます。
外から与えられないのでは、やはり医療レーザーなどに頼るしかないのでしょうか?

4.「ヒートショックプロテイン(HSP)」は破壊されるコラーゲンの救世主

ヒートショックプロテインはコラーゲンの救世主

そこで私が大注目したのが「ヒートショックプロテイン(HSP)」というタンパク質なんです。「ヒートショックプロテイン(HSP)」は傷んだ細胞を修復するという特徴を持った「タンパク質」です。「熱ショックタンパク質」とも呼ばれ、全ての人間の細胞のなかに、元々備わっているタンパク質です。痛んだ細胞を修復するとあって、疲れた体から素早く回復させてくれたり、ケガを治りやすくさせてくれたり、日焼けダメージから回復させてくれたりと大活躍のタンパク質として医療業界や美容業界で取り上げられている成分です。

そして、ありがたいことにこの「ヒートショックプロテイン(HSP)」は上記のように、様々なダメージを受けて異常を起こしてしまったコラーゲンを一度分解し、正常に戻す働きの他、さらに、コラーゲンそのものの生産を高め、その生産性を持続させる効果もある事が分かっています。
つまり、化粧品でどれだけ肌の外側から補充しても追いつかないコラーゲンの量、食べても食べても吸収されないコラーゲンを、ヒートショックプロテイン(HSP)を補う事で体の中から作り出し、保護してくれるという事なんです!画期的だと思いませんか?!

5.「シミ」もケアするヒートショックプロテイン(HSP)

肌にできたシミ

では、ヒートショックプロテイン(HSP)はコラーゲンを増やしてくれるだけの成分なのでしょうか?
いえ。ヒートショックプロテイン(HSP)は「シミ」にも効果的と言われています。
「シミ」の最大の原因は、紫外線ですよね。ヒートショックプロテイン(HSP)がたくさんある肌と、ヒートショックプロテイン(HSP)が少ない肌に紫外線を当てた実験では、ヒートショックプロテイン(HSP)がたくさんある肌の方にはシミの原因となるメラニンがほとんど増えなかったことがある実験で分かっています。つまり、ヒートショックプロテイン(HSP)にはシミの原因となるメラニンの生産を抑制してシミを防ぐ効果もあるのです。

「この口元の気になるシワには「純粋レチノール」が入ったものを買わなきゃ!」
「ここの気になるシミには「トラネキサム酸」は必須よね!」
なんて、それぞれの症状に合わせた商品を揃えなくても、ヒートショックプロテイン(HSP)の特性を利用すれば、あらゆる年齢肌のお悩みを解決できちゃうんです。
めちゃくちゃお得じゃないですか?私はこの神成分を知った時に「嘘でしょ!?」とすごく興奮したのを覚えています。

6.効果的にコラーゲンを増やし美しくなる近道は、ずばりヒートショックプロテイン(HSP)を増やす!

ヒートショックプロテインはサプリメントでも

そこで、コラーゲンの効果的な増やし美しくなる方法を最後にご紹介します!この答えはずばり「ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす」こと!
ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすためには、特殊な入浴法や、有酸素運動、サウナや岩盤浴など、良く紹介されていますが、子供の世話で忙しく、自分のための時間なんて全く取れない私がお勧めしたいのがなんと言っても手軽なサプリメント。国内産のアスパラガスの根っこの部分から特殊抽出した成分に、ヒートショックプロテイン(HSP)を発現させる効果があると分かり、それを毎日の習慣として飲むだけで、体の中でヒートショックプロテイン(HSP)がドンドン増えてくれるんです。外から化粧品で与えても、コラーゲンボールを食べても増えなかったコラーゲンを、サプリメントによりヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで、コラーゲンを増やしつつ、あらゆる肌悩みをケアしてくれるなんて、願ったりかなったり!!!取り入れない手はありませんよね。

7.まとめ

ヒートショックプロテイン(HSP)含有と謳うサプリメント、数は多くありませんが、何社からか発売されているようです。しかし、その含有量が少ない物もあります。サプリメント購入の際には、値段や有名な会社が出しているのかだけでなく、一日の摂取量できちんとエビデンス確認量のヒートショックプロテイン(HSP)がきちんと補充できるのかを確認して商品を選ぶことを強くおススメします。きちんとヒートショックプロテイン(HSP)が増えなければコラーゲンは増やせんませんので、こちらは注意が必要ですよ!

冷えは万病のもと!身体を温めてヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、健康できれいな身体を手に入れましょう!!

冷えは万病のもと!身体を温めてヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、健康できれいな身体を手に入れましょう!!

体内が冷えているのに、本人は、自覚していないという人が、実は、沢山いるそうです。 「冷え」と「冷え性」は、違い、冷えている部分がある、と自覚があるのが冷え性、冷えている自覚がなく、身体の中が冷えている人の状態を冷えといいます。 ヒートショックプロテイン(HSP)を補充しケアして、冷え性体質を変えていきましょう!

厚着をして寒さに震える女性
ストレピア美容部員 担当:石井

この記事はストレピア美容部員 担当:石井が執筆しました

化粧品検定2級

お電話で、お客様からのお肌悩みなどのご相談をお受けしています。美容、健康、筋トレについて、新しい情報が入るとすぐに試してみたくなる45歳独身女子。実際自分が試してみて良かった事、調べて興味を持った事、お役立ち情報をお伝えしていきます。

1.ヒートショックプロテイン(HSP)が「冷え症」に効果的な理由!

筋力トレーニングで適度なストレスを加える

ヒートショックプロテイン(HSP)は、ストレスで傷付いた細胞を修復し、元気にしてくれるたんぱく質です。
身体は、適度なストレスを与えると、体内のヒートショックプロテイン(HSP)が増え、身体をストレスから守る力が高まります。

ヒートショックプロテイン(HSP)が増えると・・・
・傷や病気が治りやすくなる
・疲れにくくなる
・風邪やインフルエンザにかかりにくくなる
・冷え症が改善される

2.実は多い「隠れ冷え症」!?

最近増えている隠れ冷え性

暑がりで冷えなんて関係ない、と思っている人の身体が、実は冷えている暑がり冷えタイプの人もいます。
こういうタイプの人は、身体が冷えているので、快適だと感じる温度が他人より低く、暑がりになっているのです。

こうした隠れ冷え性を見つける一番の目安は、体温です。
隠れ冷え性の人は、体温を測ってみると、おそらく35度台ではないかと思います。

冷えは、女性特有と思いがちですが、最近男性にも増えているそうです。
胃腸が弱い、疲れやすい、運動が苦手、腰痛がある、最近よく眠れない、肩こり、頭痛持ち、目が疲れる、アレルギー体質、関節痛、花粉症、風邪を引きやすいといった症状があります。

★自分が冷えているかチェック!
・1年中膝掛けや靴下が手放せない
・身体がだるくて疲れやすい
・肩がこる
・立ちくらみがする
・脚がむくむ
・階段を上っただけで息切れ、動悸がする
・汗っかき
・暑がりなのに足は冷たい
・お腹を触ると冷たい
・周りの人に顔色が悪いといわれる

朝起きた時に自分の手を脇の下に入れ、そのままその手をおなかにあててみましょう。
おなかが脇の下と同じ位暖かいと感じれば冷え性では、ありませんが、もしおなかの方が冷たく感じたら、あなたの体は、冷えています。

また、夜寝ているときにしょっちゅうトイレに起きるのも冷えの症状です。
普通は、寝ている間は、脳の下垂体という部分から抗利尿ホルモンが分泌されるので、夜はあまり尿意を感じず、尿が出ないのが普通ですが、身体が冷えていると膀胱が委縮してしまい、溜っている尿の量が少なくても、尿意を感じて目が覚めてしまうのです。

3.そもそも「冷え」とは?

身体の不調は冷えが原因かも

冷える原因

1)筋肉量が少ないと生み出せる熱が少ないので慢性的な冷えに結びついてしまいます。

2)自立神経のバランスが乱れると血流が滞り全身に熱が送られなくなってしまいます。
これはエアコンの効いた室内と暑い屋外を出入りして、血管が収縮したり拡張したりする事でもおこります。

3)食べ過ぎると消化のために血液が胃腸に集まってしまい、筋肉やほかの器官への血流供給が減ってしまい冷えの原因になります。

冷えがもたらすトラブル

疲れやすい・頭痛・めまい・立ちくらみ・肩こり・冷えのぼせ・眠りが浅い・朝起きられない・身体がだるい・食欲がない・腰が痛い・下痢・便秘・むくみ・トイレが近い・生理痛・自律神経失調症・神経痛・関節痛・生理不順・不妊症・しもやけ・膀胱炎・顔のほてり・おへその下の冷え・花粉症など・冷えで深刻なのは内蔵温度の低下です。

4.冷えのタイプと対策法

冷え具合のチェック

あなたの冷えタイプは?
手足が氷のように冷たい → 手足冷えタイプ
お腹に手を当てるとお腹が冷えている → 内臓冷えタイプ
足先だけではなく、お尻や太ももが冷える → 下半身冷えタイプ
全身が冷たい → 全身冷えタイプ

●手足冷えタイプ

手足の先が冷えるタイプで、末端冷え性ともいわれています。
私たちの体は自律神経の働きによって、暑い時には血管を拡張して熱を放出し、寒い時は血管を収縮させて熱を逃さないようにすることで、体温を一定に保つ仕組みがあります。
また、寒い時には内臓が冷えるのを防ぐために、手足の血管を収縮させることで、体の中心部分に優先的に血液がいくよう働きます。

そのため、運動不足や食事量が少なく、体内で熱を十分に作り出すことができないと、末端まで血液が巡りにくくなって、手足が冷えてしまうのです。
このタイプは、ダイエット中の女性に多くみられ、肌トラブルや月経トラブルも起こしやすくなります。

★対策

・筋肉は体の中で最も多くの熱を生み出しますので、運動をして筋肉をつけましょう。
・食事を消化吸収するときには熱が生じますが、これを食事誘発性熱産生といい、特にたんぱく質は食事誘発性熱産生が高い栄養素で、食事にしっかりと取り入れることで、より多くの熱が生み出されます。
・冷えている手足を温めるのももちろん良いですが、内臓を温めてあげることで、手足まで血液が流れやすくなりますので、お腹や背中を温めましょう。
・シャワーだけでなく湯船につかって温まりましょう

●内臓冷えタイプ

手足や体の表面は温かいのに、内臓が冷えてしまうタイプです。
冷えていることに気づきにくく、胃腸の不調などの症状が現れてから気づくこともあり、隠れ冷え性とも呼ばれています。

起床直後にお腹に手を当ててみて冷えている人は、このタイプです。
このタイプは、ストレスによる自律神経の乱れが原因の1つです。

自律神経が乱れることで、末端の血管が収縮せず、内臓に血液を優先的に送れなくなり、内臓が冷えてしまいます。
また、冷たい食べ物や飲み物をよく取る人にも多くみられます。

★対策

冷たい食べ物や飲み物を控えて、温かいものを取りましょう。
生野菜の食べ過ぎやスムージーなどはお腹を冷やしてしまうので、食べ過ぎには注意しましょう。

ストレスを溜め込まず、寝る前などリラックスする時間をつくり、体内時計を整えて、自律神経の乱れを整えましょう。
また、薄着は避け、カイロや腹巻でお腹を温めるのも良いでしょう。

●下半身冷えタイプ

上半身は冷えていないのに、お尻や太もも脚が冷えているタイプです。 このタイプは、加齢により血管が細くなったり、筋力が衰えたりすることで、下半身が血行不良になって起こります。

第二の心臓と呼ばれている「ふくらはぎ」の筋力が弱くなると、足元の血液を心臓に送り返せず、血液循環が悪くなっています。
また、太ももやお尻は脂肪が蓄積されやすく、運動不足や体の冷えによりセルライトが生じます。
セルライトは、老廃物や余分な水分が脂肪細胞に付着してできた塊のことで、毛細血管や水分の通り道であるリンパ管を圧迫し、循環を妨げるため体を冷やします。塩分や水分を多く取ってむくんでいる人や、長時間のデスクワークをしている人にも、多いタイプです。

★対策

太ももやふくらはぎの筋力をつけましょう。
階段を使い、かかとの上げ下げ運動、スクワットなどをして、血流やリンパ液の循環を促しましょう。

デスクワークなどで長時間同じ姿勢の場合は、時々立ち上がって歩いたり、足のマッサージをしたりして、血液が滞らないように注意しましょう。
むくんでいる場合には塩分や水分を控えて、利尿作用のあるカリウムの多く含む食品(野菜など)を多くとるよう意識しましょう。

●全身冷えタイプ

このタイプは、基礎代謝が低下している高齢者などに多くみられるタイプです。
また、慢性疲労や甲状腺の機能低下による場合もあります。

★対策

基礎代謝を上げるためには、食事をバランスよく取り、適度な運動をすることが大切です。そして、靴下や腹巻きなどで体を冷やさないよう心がけ、体を内側から温めてくれる食材を取るのもよいでしょう。
他のタイプの冷え対策方法も試してみて下さい。

5.まとめ

冷え改善方法の入浴

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには、体温より2℃高い温度がいちばん活性化すると言われていますが、表面だけでなく、深部まで温めなくてはいけません。
41℃の少し熱めのお湯に15分間、40℃でしたら20分間つかると、ヒートショックプロテイン(HSP)が活性化するといわれています。

根本から冷えを改善したい場合、週に1~2度くらいのペースでこのヒートショックプロテイン(HSP)入浴法を試されると、免疫力も高まって体調がよくなるので、ぜひお試しください!
また、体温以上の物を飲んだり食べたりすることが冷えを防ぐ事につながります!

息が切れるくらいの運動を行う 
サウナやエステ、サロンでのスチーマーなどもヒートショックプロテイン(HSP)を増やす事ができますが、運動でも増やす事ができます。

ゆっくり歩く散歩程度では、ヒートショックプロテイン(HSP)は増加しませんが、息が切れる位の運動でしたらヒートショックプロテイン(HSP)を増やす事ができます。
例えば、ジョギングをするとしたら、少し疲れるくらいのペースで、毎日30分、2週間程続けてみましょう!!
ただ、運動をやり過ぎると逆にヒートショックプロテイン(HSP)は減少するので、ヒートショックプロテイン(HSP)が最高になる適切な運動をしましょう。

身体を温める食品

ニンジン、カボチャ、玉ねぎ、山芋、肉、魚、鶏肉、羊肉、鮭、鯖、タラ、味噌、ニンニク、コショウ、シナモン、小豆、黒豆、納豆

身体を温める食品の代表として生姜を挙げる人が多いと思いますが、生姜は、生で食べても身体をほとんど温めません。 生の生姜に含まれるジンゲロールという成分は、刺激は、ありますが、身体を温める事はなく、胃には非常にいいのですが、冷えが解消されるわけでは、ありません。 紅茶に入れて温めたり、蒸して乾燥したものでしたら、ショウがオールという成分が増え、身体を温めてくれます。

始めに、冷えは万病のもと、と言いましたが、反対に言えば、身体を温める事を意識した生活をしていれば、健康体でいられるという事です。 身体を温めて、身体にも、お肌にも、いい事づくしなヒートショックプロテイン(HSP)を貯めていきましょう!!

ハリと弾力のある肌に!ヒートショックプロテイン(HSP)とナールスゲン

ハリと弾力のある肌に!ヒートショックプロテイン(HSP)とナールスゲン

ハリと弾力の美容成分ナールスゲン
MASAKO

MASAKO

35年以上、化粧品・美容業界で美と健康に携わる仕事に従事してきた50代女性。いくつになってもイキイキと輝いて日々を楽しんでいくために必要な「身体と心と肌のメンテナンス」をテーマに、いろいろな情報を発信していきます。

年齢を重ねるにつれ気になる、肌のゆるみ、たるみ…。

「このたるみを何とかしたい!」
「いつまでもすっきり若々しい印象でいたい」と思われる方がほとんどではないでしょうか?

たるみ、ゆるみに抗い、ハリと弾力を守り、育んでいくために注目したいのが、私たちの肌や体に存在している2種類のヒートショックプロテイン(HSP)です!

注目の化粧品原料ナールスゲンやヒートショックプロテイン(HSP)入浴法などでヒートショックプロテイン(HSP)をしっかり増やして、ハリを感じる若々しい肌を目指していきましょう!

1.若々しいハリと弾力を守るタンパク質ヒートショックプロテイン(HSP)

ハリのある肌

年齢を重ねるにつれ、徐々に肌はたるんでいき、フェイスラインのシャープさは損なわれ目じりが下がり、目の下のたるみやほうれい線なども目立つようになっていきます。

なんとかしたいハリと弾力のために注目したいのが、もともと私たちの肌や体に存在している2種類のヒートショックプロテイン(HSP)です!

①ヒートショックプロテイン(HSP)70

「ヒートショックプロテイン(HSP)70」は、紫外線や熱、病原菌や精神的なストレスなどでダメージ(損傷)を受けて構造がおかしくなったたんぱく質を修復して元気にしたり、ダメージが大きすぎて修復できなくなったたんぱく質を分解する働きがあり「ストレス防御タンパク質」とも呼ばれています。

ハリと弾力のある肌を支えるコラーゲンやエラスチンもタンパク質!

ヒートショックプロテイン(HSP)70は、紫外線や活性酸素、糖化などによるダメージ(損傷)からコラーゲンやエラスチンを守り、ダメージ(損傷)を受けた場合は修復し、さらに修復できない場合は分解して良い状態に整える働きがあります。

②ヒートショックプロテイン(HSP)47

「ヒートショックプロテイン(HSP)47」は肌のハリと弾力を支えるコラーゲンと深いかかわりがあります。

「ヒートショックプロテイン(HSP)47」は、コラーゲンの生成を促進する働きと、コラーゲンが正しい三重らせん線維(=丈夫な強いコラーゲン)を作っていく過程に必要なタンパク質です。「ストレス防御タンパク質」と呼ばれている「ヒートショックプロテイン(HSP)70」に対して「ヒートショックプロテイン(HSP)47」は「ハリ増強タンパク質」と言うのがぴったりだと思います!

どちらのヒートショックプロテイン(HSP)も、もともと私たちの肌に存在している特殊なタンパク質ですが、年齢とともに減少。50歳前後をピークにどんどん減少していきます。

健康のため、美容のため、アンチエイジングのためにヒートショックプロテイン(HSP)をしっかり増やしていきたいですね!

2.ヒートショックプロテインを増やす化粧品原料「ナールスゲン」

ナールスゲンを確認する研究員

「ナールスゲン」は、京都大学化学研究所と大阪市立大学大学院の共同研究の成果を基に、日本科学技術振興機構(JST)が支援をして設立した大学発・株式会社ナールスコーポレーションで取り扱っている化粧品原料です。
「ナールスゲン」は「ヒートショックプロテイン(HSP)70」と「ヒートショックプロテイン(HSP)47」の産生を増やす働きがあると報告されている期待の化粧品原料です!

3.ナールスゲンは、エイジングケアにも期待大!

ナールスゲンはヒートショックプロテインの産生を促すだけではなく、ハリと弾力を支えるコラーゲンやエラスチンの産生、肌の潤いに欠かせないヒアルロン酸の産生も促す働きがあることが報告されています。また、肌の表皮細胞を活性化し、抗酸化力に優れるグルタチオンの産生を促し、紫外線などによる活性酸素種の発生を抑えて、肌のダメージ(損傷)を抑える働きもあると言われています。

[参考]
「ナールスゲンについて-About Nahlsgen」
参考元:株式会社ナールスコーポレーション

紫外線によるダメージの保護、肌の弾力性の増加、保湿効果の増大、ハリや艶の保持、小じわの防止などアンチエイジングにとって多方面で役立つ原料と聞けば、使ってみたくなりませんか?

4.化粧品原料と化粧品と薬事法(化粧品の選び方)

化粧品原料と成分

いつまでも綺麗でいたい、いつまでも若々しくありたいたるみ、しわを何とかしたいと思う時に化粧品に頼らない女性はいないと思います。

そして、化粧品を開発する者は、使っていただいた方に手ごたえを感じていただく、喜んでいただく商品をお届けすることを考え続けています。

ところが、ここでちょっと法律的な制約をお話しします。

法律では

『「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。』

引用元:厚生労働省/改正後の薬機法

と定められ、化粧品の効能の範囲も下記のように記載されています。(皮膚に関わる部分を抜粋)


(19)肌を整える。
(20)肌のキメを整える。
(21)皮膚をすこやかに保つ。
(22)肌荒れを防ぐ。
(23)肌をひきしめる。
(24)皮膚にうるおいを与える。
(25)皮膚の水分、油分を補い保つ。
(26)皮膚の柔軟性を保つ。
(27)皮膚を保護する。
(28)皮膚の乾燥を防ぐ。
(29)肌を柔らげる。
(30)肌にはりを与える。
(31)肌にツヤを与える。
(32)肌を滑らかにする。
(35)あせもを防ぐ(打粉)。
(36)日やけを防ぐ。
(37)日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ。
(56)乾燥による小ジワを目立たなくする。

引用元:東京都福祉保健局/化粧品の効果効能の範囲について

ナールスゲンのように、アンチエイジングに素晴らしい働きが期待できる化粧品原料と出会うと、商品として完成した時に、どれだけ多くの人が喜んでくださるかと楽しみになりますが、一方で化粧品の製造・販売に関わる者はそれをそのまま表現できないジレンマを抱えています。

つまり薬機法では、この商品を使うと「ヒートショックプロテイン(HSP)が増えます」「コラーゲンが増えてハリのある肌になります」「アンチエイジングにとても役に立ちます」とは言えないわけです。

期待をしていただきたいのに表現できないジレンマさを感じますが確かにどんなに良い原料でも、しっかりたっぷり配合している商品もあれば入っているのか入ってないのかわからないほどしか配合しない商品もあるので原料としては効果があるとしても、商品としては言えないというのは仕方がないと言えば、仕方がないのかもしれません。

私がお伝えしたいのは、化粧品の原料開発の技術は素晴らしいことナールスゲンのように、アンチエイジングに効果があるという実験結果がでている原料には期待をしてほしいこと、そういった原料を使用している商品を選ぶときはどんな会社が作っているかを見極めて使っていただきたいということです。

化粧品の選び方については、ぜひこちらをご覧ください!
 ↓
化粧品は、まず基礎化粧品選びから!キレイの味方HSPで貴方も美肌美人に!!

5.入浴法や運動でもヒートショックプロテイン(HSP)を増やそう!

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす化粧品原料ナールスゲンのお話をしてきましたが、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすためには、化粧品以外にも入浴や運動など日常生活にいろいろな方法があるので積極的に取り入れていくことをおすすめします。

お風呂

ヒートショックプロテイン(HSP)は熱のストレスを加えることで生まれます。 40℃~42℃のお風呂で、10分から20分程度、体の芯までゆっくり 温め、入浴後は10分から15分身体を覆って保温します。 ※お湯の温度目安/42℃→入浴10分、41℃→15分、40℃→20分 ※体温38℃を超えるくらいまで温まる

ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法についてはこちらをご覧ください。

「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには、入浴法のほかにサウナや岩盤浴を活用するという手もあります。

サウナとヒートショックプロテイン(HSP)については、こちらをご覧ください。

「サウナの驚くべき効果ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」

運動

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには、運動も有効です。
汗をかき、身体が温まる有酸素運動などの運動を30分程度続けることが必要だと言われています。

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす運動についてはこちらをご覧ください。

「適度な運動していますか?!HSPでいつまでも若く健康でいられるために」

化粧品

時間も負担も、我慢もしないでヒートショックプロテイン(HSP)を補い増やす方法の一つは、スキンケア。
ヒートショックプロテイン(HSP)を補える商品やナールスゲンのようにヒートショックプロテイン(HSP)の生成を促す原料を配合している商品に注目してみてください。

食事(サプリメント)

時間も負担も、我慢もしないでヒートショックプロテイン(HSP)を補い増やすもう一つの方法は、食事。

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やしてくれるという“βグルカン”を多く含むキノコや、身体を温める辛い物、良質なタンパク質などバランスの良い食事をとるようにすると良いでしょう。
直接ヒートショックプロテイン(HSP)を増やせるサプリメントを活用するのもおすすめです。

6.まとめ

年齢を重ねるにつれ進んでいく、肌のゆるみ、たるみに抗い、ハリと弾力を守り、育んでいくために頼りにしたいのが、私たちの肌や体に存在している2種類のヒートショックプロテイン(HSP)です!

一つ目は、紫外線や活性酸素、糖化などのダメージ(損傷)からコラーゲンやエラスチンを、しっかり守り、ダメージ(損傷)を受けた場合は修復し、修復できない場合は分解して良い状態に整えてくれる「ヒートショックプロテイン(HSP)70」。

二つ目はコラーゲンの生成を促進する働きと、コラーゲンが正しい三重らせん線維(=丈夫な強いコラーゲン)を作っていく過程に欠かせない「ヒートショックプロテイン(HSP)47」です。

これらのヒートショックプロテイン(HSP)は年齢とともに減少するので、しっかり増やすことを考えなければいけません!そこで、注目したいのがナールスゲンという化粧品原料です!

ナールスゲンは、ヒートショックプロテイン(HSP)70とヒートショックプロテイン(HSP)47のの産生を増やす働きがあると報告されている期待の化粧品原料。
さらに、ハリと弾力を支えるコラーゲンやエラスチンの産生、肌の潤いに欠かせないヒアルロン酸の産生も促す働きがあることも報告されています。

ヒートショックプロテイン(HSP)を化粧品で増やしたいと思った時には、ヒートショックプロテイン(HSP)自体を配合したものやナールスゲンのように、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす原料を使っているかどうかをチェックしてみてくださいね。

また、日常生活にヒートショックプロテイン(HSP)入浴法や運動などを取り入れて、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やして、若々しいハリと弾力のある肌を目指しましょう!

コラーゲンたっぷりのお肌

日常生活でヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法や化粧品の選び方について詳しくは下記にてご紹介していますので、ぜひご覧ください。

「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

「サウナの驚くべき効果ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」

「適度な運動していますか?!HSPでいつまでも若く健康でいられるために」

化粧品は、まず基礎化粧品選びから!キレイの味方HSPで貴方も美肌美人に!!

あなたのお肌は大丈夫ですか?!お肌の大敵、紫外線・・・その対策にもヒートショックプロテイン(HSP)の力が!

あなたのお肌は大丈夫ですか?!お肌の大敵、紫外線・・・その対策にもヒートショックプロテイン(HSP)の力が!

夏のプールでくつろぐ女性

明るい太陽の光は気分を盛り上げてくれます、が・・・
太陽の光に含まれる紫外線は、お肌に大きなダメージを与えます。

肌の老化の大きな原因として知られる紫外線。
紫外線は、まだ寒さの残る春先から急激に増えてきます。

強い紫外線にも耐えるお肌、免疫力のあるお肌になれたら・・・
食べ物やスキンケアに加え、効果的な方法があります。
今注目のヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことにより、紫外線に負けないお肌を手に入れることがきます!

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.紫外線の種類と症状・・・回復のカギはヒートショックプロテイン(HSP)?!

日差しが差し込む室内で休む女性

紫外線には、UVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)の3つがあります。このうち、UVCは大気中のオゾン層に吸収されるため、地球上に届くことはありません。 私たちの肌に直接影響を与える紫外線は、UVAとUVBの2つになります。

UVA

UVAは波長が長いため、肌の奥深く真皮まで届き、肌の弾力の低下や、しわ、たるみなど皮膚の老化に影響を与えます。
屋外だけでなく、室内にも侵入してきます。

強い日ざしを浴びた直後に肌が黒くなり、30分から数時間で消える反応(即時黒化)は、UVAが関係しています。
活性酸素を発生させるので、シミや色素沈着の原因にもなる紫外線です。

UVB

UVBは大部分が表皮で吸収され、短時間で皮膚に炎症(赤み、腫れ、水疱など)が起こります。炎症がおさまると、数日して皮膚のメラニン色素が増加して、黒く変化するのも特徴です。(遅延黒化)。メラニンが増加するため、日やけによるシミ・ソバカスの原因を作ります。
また、皮膚がんや白内障などの原因にもなり、健康面にも影響を及ぼすため注意が必要です。

紫外線のダメージを受けないように防御することは大切ですが、ダメージを受けた後のケアも、とても重要です。

そこで、ヒートショックプロテイン(HSP)が大きなカギとなります。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、自己回復力を高めるたんばく質です。ヒートショックプロテイン(HSP)をどれだけ早く、たくさん出せるかが、肌のダメージ回復に大きな影響を与えます。

2.紫外線のお肌への影響、ヒートショックプロテイン(HSP)との関わり

気になシミそばかす

紫外線は、お肌にさまざまなダメージを与えます。
しみやしわ、たるみといった、お肌の老化に大きく関わってきます。

色素沈着(しみやそばかす、くすみなど)

紫外線を浴びると、肌を紫外線から守ろうとする働きが活発になり、メラニン色素が過剰に生成され、しみやそばかすの原因となります。
乾燥が進んで機能が低下したお肌は、代謝がスムーズに行われず、メラニン色素を含んだ余分な角質が増え、色素沈着してしまいます。

しわ、たるみ

紫外線を浴び続けていると、UVAが皮膚の真皮にまで透過することにより、真皮にあるコラーゲンを破壊してしまいます。
これにより、お肌の弾力やハリが失われ、しみやしわ、たるみの原因になります。
お肌がたるむことで、毛穴も目立ちやすくなってしまいます。

肌荒れ、乾燥

紫外線を浴びることで、お肌が乾燥し、免疫力が低下することにより、肌が荒れやすくなってしまいます。また、皮脂が酸化するため、ニキビや吹き出物の原因にもなります。

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで、壊れてしまったコラーゲンを正常な形に戻したり、生成したり、また低下した免疫力をアップさせることができます。

紫外線は、さまざまな肌トラブルの原因となります。
紫外線への注意はもちろんですが、可視光線、いわゆる目に見える光にも注意が必要です。

太陽に含まれる光線の割合は紫外線が10%、そして残りの90%はほぼ可視光線なのです。ブルーライトも可視光線の一種と言われています。日焼け止めを塗っていても、日焼けしてしまった、というときは、可視光線が原因となっていることがあるかもしれません。

3.体の内側からする、紫外線予防

紫外線対策と食事

紫外線によるダメージを少なくするためには、食事による予防も有効的です。
日常生活の食事で、どのような栄養素を摂取していけばいいのでしょうか。

リコピンとビタミンA・C・E(エース)。
紫外線によって発生する活性酸素を除去する代表的な抗酸化成分です。
これらを摂取することで、体の内側から紫外線予防をしてくれます。

リコピン

リコピンは、熟したトマトに多く含まれる抗酸化成分です。 紫外線によって発生する活性酸素を消去するため、日焼けの予防に、そして日焼けをした後の回復に効き目があります。

ビタミンA・C・E(エース)

ビタミンA、C、Eも、優れた抗酸化力をもつ栄養素です。
新鮮な野菜や果物に多く含まれています。
これらを摂取することで、しみやしわを予防できます。

ビタミンA

ビタミンAは、油に溶けやすい性質を持つ脂溶性ビタミンです。
にんじん、かぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜や、レバー、うなぎ、牛乳、卵黄などの動物性食品に含まれています。

お肌の中のビタミンAは、紫外線などの光の影響を受けると急速に壊れてしまいます。
潤いのある皮膚や、粘膜の維持に大切な栄養素で、肌にうるおいやハリを与え、紫外線から守る天然の美容液のような働きをするため、毎日欠かさず取ることを心がけましょう。
特に、紫外線の強い季節は、サラダやスムージー、スープなどで積極的に摂取をすることをおすすめします。

ビタミンC

アスコルビン酸としても知られるビタミンCは、食品に含まれている水溶性の栄養素です。
いちご、レモン、ブロッコリー、小松菜などの新鮮な野菜や果物に多く含まれます。
コラーゲンの生成を促進し、肌に弾力と潤いをもたらします。

しみの原因であるメラニンの生成を抑制し、黒くなったメラニンを薄くする美白効果もあります。

ビタミンE

若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEには、血液の流れをスムーズにする血行促進作用、ホルモンバランスを整える作用、老化を防ぐ抗酸化作用、血管の老化を防ぎ体内で発生する過酸化脂質の増加をおさえる作用などがあります。

レバー、たまご、植物油、アーモンド、ごまなどに含まれる脂溶性ビタミンです。
お肌の代謝機能が上がり、ターンオーバーがしっかり行われ、お肌のバリア機能を高めてくれます。
また、メラニンの排出をスムーズにすることにより、しみやそばかすを防いでくれます。

ビタミンEは、同じく抗酸化作用のあるビタミンCと一緒に摂取すると、より効果的です。

日常の食生活の中に抗酸化力を高める食品を取り入れて、シミやくすみ、細胞ダメージのもとになる活性酸素を作らないように、体の中からしっかりとケアすることで、紫外線ダメージから、お肌を守ることができます。

4.紫外線対策に欠かせないヒートショックプロテイン(HSP)(まとめ)

ヒートショックプロテインで健康

紫外線は、お肌の表面のトラブルを引き起こすだけでなく、お肌の細胞の奥にあるDNAまで傷つけてしまうこともあり、皮膚ガンを引き起こす可能性もある、こわいものです。

ヒートショックプロテイン(HSP)は、その傷ついたDNAの修復を促進し、しみやしわの予防に加えて、皮膚ガンの予防にも効果があると言われています。
お肌のトラブルを回避するために、とても大切な働きをし、健康でみずみずしいお肌を手に入れる、大きな味方になってくれるのです。

紫外線対策に欠かすことができない、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには・・・

40℃から42℃のお風呂に、のんびり浸かる、HSP入浴法が有名です。
42℃で入浴10分、41℃で入浴15分、40℃で入浴20分、浸かるだけでヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことができます。

ゆっくりお風呂に浸かれない時には、蒸しタオルを電子レンジで温める、蒸しタオル美容法も効果的です。

ヒートショックプロテイン(HSP)のうち、HSP70が、紫外線ダメージから肌を守り、色黒、しみの原因となるメラニンの抑制をしたり、しわを防いだり、と重要な役割をしてくれます。

入浴や有酸素運動、蒸しタオルにサウナなど、さまざまな温熱対策により、HSP70を高めることができれば、年齢や紫外線などのストレスに負けないお肌を作ることができます。

紫外線の量は季節で多少違いますが、日中は常に降り注いでいます。
健康なお肌のためには、年間を通した紫外線対策を是非おすすめします。

ヒートショックプロテイン(HSP)の増やし方

ヒートショックプロテイン(HSP)の増やし方

岩盤浴とヒートショックプロテイン

ヒートショックプロテイン(HSP)は、熱刺激を受けて体内で生まれるタンパク質で、細胞の修復をしてくれる働きがあり、ストレスや紫外線で傷んでしまったタンパク質を正常な状態に戻してくれる若返りタンパク質とも言われています。
身体の免疫機能を高めて、風邪やインフルエンザなどの病気を未然に防いだり、お肌を若々しく保つ効果が期待できるので、ヒートショックプロテイン(HSP)の増やし方を知ってどんどん貯めていきましょう!!

ストレピア美容部員 担当:石井

この記事はストレピア美容部員 担当:石井が執筆しました

化粧品検定2級

お電話で、お客様からのお肌悩みなどのご相談をお受けしています。美容、健康、筋トレについて、新しい情報が入るとすぐに試してみたくなる45歳独身女子。実際自分が試してみて良かった事、調べて興味を持った事、お役立ち情報をお伝えしていきます。

1.ヒートショックプロテイン(HSP)の岩盤浴での効果

ヒートショックプロテインの増やし方

岩盤浴をすると、ヒートショックプロテイン(HSP)と呼ばれる特殊なタンパク質が細胞内で増加します。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、細胞に熱ストレスを加えると増える特別なタンパク質で、傷んだ細胞を修復する働きがあると同時に、修復できないくらい傷付いた細胞や、異常な細胞を早めに壊して代謝を活発化する働きがあります。
そのため、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすと言われている岩盤浴を利用すると、健康や美容のために様々な効果が期待できます!

アンチエイジング

お肌の張りを保つコラーゲンは年齢と共に作る量が少なくなります。
コラーゲンを作るには、ヒートショックプロテイン(HSP)が必須なのですが、このヒートショックプロテイン(HSP)は、岩盤浴で細胞に熱ストレスを与えると増えるので、結果としてコラーゲンを作る力を増やす事ができます。

冷え性

体を内側から温める事ができる岩盤浴は、温まって血液循環が良くなるため、冷えが改善されます。
特に女性は、筋肉量が少ないため、男性より冷えやすいと言われています。
一度岩盤浴に行っただけですぐに冷え性が治るわけではないので、自分に合った頻度で利用するのがおすすめです。

むくみ

むくみの原因は、長時間の同じ姿勢、ヒールの高い靴、アルコールや塩分の過剰摂取、寝不足、疲労などの不摂生などが考えられます。
むくみは、本来なら排出されるべき水分が体内に残っている状態です。
岩盤浴で余計な水分を汗と一緒に排出し、血行を促進する事でむくみ予防につながります。

美肌

ヒートショックプロテイン(HSP)には、細胞の補修や異常のある細胞の代謝を活発化する働きがあるので、肌の代謝が上がります。
結果的にお肌のシミやたるみ、シワを改善して美肌への効果が期待できます。

ダイエット

岩盤浴に入ると体が温まり代謝がアップします。
代謝がアップすると脂肪が燃え、さらに体が温まるといったサイクルができ、体質的に痩せやすい燃焼体質になります。

疲労回復

年齢を重ねると、病気やケガ、日焼けや肌荒れが治りにくくなりますが、それは、傷ついたタンパク質の修復に時間がかかっているためです。(年齢とHSP参照)

体内にあるヒートショックプロテイン(HSP)の量が減少していることのあらわれと言えるでしょう。
そこで、実際に、ヒートショックプロテイン(HSP)が活性化すると、疲労回復やストレスの軽減につながります。
さらに、病気予防、鬱予防、ガン予防への効果も期待できるようです。

ヒートショックプロテイン(HSP)には、疲労物質である「乳酸」を抑制する働きがあり、疲れづらい体になります。
スポーツなどを行う日の3日前ぐらいが効果的です。

熱中症予防

クーラーに頼る生活が続くことで汗腺機能を使わなければ、体温調節機能や、脳の働き、身体機能もどんどん低下してしまいます。

そもそも熱中症は、汗があまり出ずに体内に熱がこもってしまう状態になると、なりやすいといわれています。
今はどこへ行ってもクーラーが効いており、夏でも汗をかくという事が少なくなっているため人間の汗腺機能や免疫力などが低下している場合が多いそうです。

自分の力でしっかりと汗をかくことにより体温をコントロールして、しっかりと水分補給をする事が大事です。 岩盤浴に定期的に入ることによって、最初は汗が出ない人でも繰り返し通う事で汗腺機能を活性化させることができ、次第にたくさんの汗が出るようになってきます。

2.ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす岩盤浴の入り方

1.入浴前に水分補給をします。
足湯かシャワーで10分程身体を温め、汗をかきやすい状態に整えます。

2.岩盤浴にうつ伏せの状態で5~10分寝ます。
先に内蔵を温める事によって身体が温まりやすくなります。

3.うつ伏せで温まったら、次は、あお向けの状態で10~15分寝転びます。
ふだん温まりにくい背中やお尻がじんわりと温まって、気持ちがいいと思います!

4.あお向けで身体を温めたら、15〜20分の休憩を挟みます。その時に水分補給をしっかりおこない、のぼせや脱水症状になるのを防ぎましょう

5.2~3を3回繰り返せば、岩盤浴の効果が高まります。
3回以上繰り返すと、必要以上に体内のビタミンやミネラルが排出されやすくなってしまうので、過度な入浴は控えましょう。

岩盤浴でかく汗はサラサラしていて保湿効果があるので、シャワーで流さないことをおすすめします。
ダイエット中の方は積極的に岩盤浴を取り入れましょう。

ヒートショックプロテインを日常で増やす

3.ヒートショックプロテイン(HSP)を化粧品で増やすには?

最近は、化粧品やサプリメントからヒートショックプロテイン(HSP)を補充できるものも出てきています。 ヒートショックプロテイン入浴法や岩盤浴も、忙しい方にとっては、時間をとるのが大変だと思いますが、化粧品やサプリメントは、毎日使うものなので、そこから補充できれば、手軽にヒートショックプロテイン(HSP)を補充でき、一石二鳥です!!

化粧品で外からヒートショックプロテイン(HSP)を補充し、サプリで中から補充すれば、相乗効果も期待できます!

4.ヒートショックプロテイン(HSP)のその他の増やし方

入浴

少し熱めのお風呂に短時間つかることで、体に熱ストレスを与え、体内のタンパク質の増加を促す入浴法で、ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法と言われています。

週に2〜3日、熱めのお湯(40~42度)に20分程度入浴し、自分の平熱から+1.5度を目安に体温を上げます。
入浴後は、バスタオルなどで全身をくるみ、熱を逃がさないようにして10~15分間安静にしながら、しっかりと保温します。
入浴前後で500mlの水分補給を目安に摂りましょう。

増加したヒートショックプロテイン(HSP)は、1週間ほど体内に残り、その力を発揮します。
ヒートショックプロテイン(HSP)のパワーがピークを迎えるのは、入浴から2日後といわれているので、この入浴法でヒートショックプロテイン(HSP)を増やすのは、週に2回の割合が最適と言われています。

運動

身体の芯から体温を上昇させるランニングやウォーキング、エアロビクスや登山などの有酸素運動もヒートショックプロテインHSPを増加させてくれます。 ホットヨガなど身体を温めながら行うエクササイズは、更に効果があります。

食事

きのこ類や海藻類、パン酵母などに多く含まれているβグルカンは、身体を温めてヒートショックプロテイン(HSP)を増加させる効果があります。
それによって、胃潰瘍、神経性の下痢を抑える効果があると言われています。
ちなみに唐辛子などの辛い料理は、胃腸に適度な刺激を与えヒートショックプロテイン(HSP)を増加させるのに効果的です。

まとめ

5.まとめ

岩盤浴でヒートショックプロテイン(HSP)を補充する効果的な方法は、前述した内容を行うだけです。
ただし一度きりの利用では効果は持続しないので、週1、2回程度継続して岩盤浴をおこないましょう。
1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後と、体調が整う実感が出てくると思います。

毒素や老廃物が排出されることで身体がスッキリ爽快になるだけでなく、血行促進効果によって顔色がよくなり、健康的な見た目に近づきます。
岩盤浴でかくサラサラの汗は、天然の化粧水であり、岩盤浴は、血行促進や身体の毒素を排出、さらにはダイエットにも効果的です!
岩盤浴の正しい入り方と効果を上げるポイントをしっかり抑えて、岩盤浴に出かけてみて下さい。

美を極めるものが知る“分子シャペロン”~ヒートショックプロテイン(HSP)スキンケア応用講座~

美を極めるものが知る“分子シャペロン”~ヒートショックプロテイン(HSP)スキンケア応用講座~

人体と細胞

ヒートショックプロテイン(HSP)が美容について有効であることをご存知の方は、アンチエイジングにおける最先端の知識を持っていると言っていいでしょう。
そもそもタンパク質というものが、いかに人間の身体の形成、また老化システムなどに影響を及ぼしているかを知ることが、美と健康に関しての意識の持ち方に大きな差をもたらします。

私たちの身体の中には60兆もの細胞があり、その細胞を構成するのがタンパク質です。タンパク質がフルに働くためには、なにか変化が起きた時にそれを修復するなど、正しい構造を維持するためのメンテンナンスが極めて重要です。その役割を担うのがヒートショックプロテイン(HSP)と呼ばれるストレスタンパク質、および分子シャペロンと呼ばれるタンパク質なのです。

美と健康のメカニズムを、“分子シャペロン”“ヒートショックプロテイン(HSP)”をテーマに探っていこう、というのが本稿のテーマです。一般に「身体を元気にさせる」「綺麗な肌をつくる」という表現が出回っていると思いますが、ではそれは具体的にどういうことなのか、ということを解明していきます。皆様の実生活においての、美肌育成や健康維持に大きく関与してきますので、ぜひお役立てください!

交告承己

美容アドバイザー

この記事は美容管理アドバイザー交告 承己(こうけつ うい)が執筆しました

日々、お肌について悩むお客様からのご相談をお受けしているお肌美容の専門家です。おひとりおひとりに対して懇切丁寧に、アドバイスをさせていただいております。スポーツ記者だった経歴を活かし、運動や健康管理の側面からも、美容に関して鋭く迫ります!

1.タンパク質を知る者は 美と健康を制す

健康的で肌の美しい女性

人間の身体の60%以上は水分が占めておりますが、その次に多くを占める重要な構成要素が各種タンパク質です。タンパク質が正常に働くことで、私たちは健康に身体が作動し、お肌などの状態も艶やハリを持ったいい状態でいられるのです。

しかしタンパク質が常に正常であることはなかなか難しいのです。その大きな要因が“老化”です。
美容にとっても健康にとっても、人はいかに老化と向き合っていくかがとても大切です。そのメカニズムを知ることで、年齢を重ねても元気に美しく輝くことが可能になるのです。そこで登場するキーワードが分子シャペロンというわけです。
アンチエイジングの根本となるものです。

第1章では、タンパク質が乱れると人間にどういう症状が起きてしまうのか、またタンパク質の構造を分析し、タンパク質が乱れるというのは一体どのようなことなのか、を具体的に探っていきます。そしてその中で、分子シャペロンがとても重要な役割を担うことを見ていきます。
日頃のスキンケア・美肌育成・健康維持に、繋がってくる根本的な知識となりますので、早速みていきましょう!

1-1 タンパク質の乱れで起きてしまう、世にも恐ろしいこと

老齢の女性

人間の身体がなにか異変を起こし体調不良となったり、様々な病気や傷害を発してしまうのは、何らかの原因によってタンパク質が傷ついてしまうためです。
傷つくということを正確に表現しますと、タンパク質を形作っている構造が歪んで崩れてしまったりしてしまうことで、正常な働きができなくなるということです。これに対応するべく、傷ついたタンパク質を修復することで細胞を守っていくことが、極めて重要になってくるというわけなのです。

現代社会では肉体的のみならず精神的なストレスも日常的に抱えることがありますが、こうした様々なストレスによってタンパク質が傷害され、異常なタンパク質が細胞内に溜まってきてしまうと、侵された細胞は正常ではない、いわゆる病的な状態となります。加えて、老化により肉体機能が衰えるとストレスへの抵抗力も更に弱まってしまい、高齢者の熱中症やウイルス感染の割合はどうしても高くなってきてしまいます。

タンパク質が正常に構成されていない状態を“凝集体”といいます。これについての詳細は後述いたします。高齢者の認知症やパーキンソン病は、タンパク質の凝集体が原因となり、異常タンパク質が蓄積されることによって生じることがわかっています。細胞の老化により、異常タンパク質の修復・分解能力が低下することがその引き金となっていると考えられています。

「美しく年を重ねたい」という人間の永遠の欲求に対しても、暗い影を投げかけるのが、タンパク質が受けるダメージです。加齢による年齢肌の悩み、紫外線などがもたらす肌荒れ、日常のストレスから結びつく肌悩みなども、お肌を構成するタンパク質がダメージを受けているから引き起こされてしまうものなのです。

大事なことはストレス傷害により構造異常を起こしたタンパク質を修復し、タンパク質を正しい構造に戻してあげることに意識を向けることです。そこで脚光を浴びるのが“分子シャペロン”、というわけです。

タンパク質の構造が乱れ、正常でなくなることの恐ろしさをご理解いただけたでしょうか。では、タンパク質の構造って、そもそも一体どのようなことなのかを具体的に見ていきましょう!

2.タンパク質のできる仕組みを知ろう!

活動的な女性

生命活動の担い手で、美と健康の中枢であるタンパク質は、アミノ酸が連なったひも状の状態がもともとの原型です。このひも状のことをポリペプチドと呼びますが、ひものようにブラブラしている状態とお考えいただければよいと思います。

タンパク質は、このひも状のブラブラな状態では働くことが実はできません。アミノ酸の並び方にある特有のかたちに、しかるべき立体構造に折りたたまれる必要があります。そのしかるべき折れたたみのことを「フォールディング」といい、こうしてはじめてタンパク質の構造ができあがります。

しかし生まれてきたばかりのタンパク質は非常に不安定なため、安定しようと、周りに同様の不安定な状態にあるひも状に安易に結合しようとします。また、たとえうまくフォールディングした後でも、例えば熱が加わってしまうと運動エネルギーが発生してタンパク質の結合が崩れ、崩れたタンパク質同士が結合してしまうこともあります。これらのことで、タンパク質の“凝集体“ができてしまいます。先ほど出てきた凝集体の実体が、こちらというわけです。

細胞の中でタンパク質が凝集してしまうと、細胞は死んでしまいます。それでは困りますよね? しかしながらなんだかんだ言って、タンパク質は凝集せず、私たちの身体の中で働いています。それは結合しようとするタンパク質に寄り添い、他と結合しないようにしてくれる存在がいるからです。

いよいよ“分子シャペロン”、“ヒートショックプロテイン(HSP)”の登場です!

2.分子シャペロンがタンパク質を救う 老いからあなたを守る救世主

細胞を守るイメージ図

タンパク質が普段正しく働いてくれる背景には、それを可能にしてくれる“分子シャペロン”という存在があります。いったい分子シャペロンとはなんなのか、そしてヒートショックプロテインとの関係性はどのようなものなのか。そのことに迫っていきます。ワンランク上のアンチエイジングを目指すためにも、是非とも知識として身に着けておきましょう!

2-1 分子シャペロン様様!人が美と健康を目指せる秘密

外敵から人体を守る細胞

シャペロンという単語は、chaperoneと綴るフランス語が語源です。

原義は、「デビューしたての若きレディーが(周辺の輩たちとの不適切な関係などを防ぎながら)一人前になるのを介添えする年配の婦人」

引用元:一般社団法人 日本生物物理学会

という意味とされています。

1章で解説した通り、タンパク質はしかるべき折れたたまれ方でフォールディングされなければ、働くことができません。分子シャペロンは、細胞内でタンパク質が正しくフォールディングされるのを助けているのです。つまり、あたかも社交界デビューのレディーを介添えする貴婦人のように、タンパク質が産まれてから死に至るまでの「タンパク質の一生」の様々な過程における介添えタンパク質全般を指す用語して、分子シャペロンという言葉が定着しました。

わたし達の身体は60兆個に及ぶ細胞で作られていますが、水分を除けば身体の大部分は各種タンパク質で作られています。筋肉も髪の毛も、爪も、そしてお肌も、タンパク質できています。常に新しいタンパク質が各組織の細胞でつくられ、古くなったタンパク質は分解処理をされます。
こうした一連のサイクルでタンパク質を正しいフォールディングに導き、身体各所に運搬し、その後の分解に至るまで、分子シャペロンがタンパク質の付き人となるのです。そして、様々な病気や傷害をひきおこす原因になるようなストレスが細胞に加わった時、そうした傷害からタンパク質を守るために増加し、防御・修復をしてくれるのです!

2-2 ヒートショックプロテイン(HSP)の正体HSPスキンケアとは

髪の美しい女性

ヒートショックプロテイン(HSP)は、分子シャペロンの1種と言っていいですが、簡単に違いを述べると以下のごとくとなります。

新しく生まれたタンパク質のフォールディングを助ける役割をもったタンパク質が“分子シャペロン”、一度作られたタンパク質がストレスなどによってミスフォールド(タンパク質の構造が崩れる)したものを正しくフォールドし直すものを“ヒートショックプロテイン(HSP)”と分類されます。

つまり一度かたちとなったタンパク質が、何らかの原因でストレスが加わることでかたちが崩れてしまったときに活躍するのがヒートショックプロテイン(HSP)ということです。スキンケアで例えると、お肌の細胞内のタンパク質が、紫外線などのストレスダメージを受けることでかたちが崩れ、シミやシワといった肌荒れ症状が生じるときに、肌内部にヒートショックプロテイン(HSP)があることで、そういったダメージや症状を修復してくれるんですね♪

HSPスキンケアとは、上記の点に着目し、ヒートショックプロテイン(HSP)をスキンケアの度に補填していくものです。タンパク質に働きかけるというのが、その正体だったわけです!

3.3 まとめ

記事の終わり

ヒートショックプロテイン(HSP)は、身体の中に存在するリペア機能です。しかし、どうしても加齢、ストレス、疲労で減少してしまうものなので、それを維持することがとても重要なテーマになります。

それは美容面にとどまらず、健康面においても同じです。それは身体の大きな割合を占めるタンパク質であるからです。

このタンパク質の構造を正しく保つことが、健康で美しくいられる秘訣でした。そのためには分子シャペロン効果を壊さないようにするため、ヒートショックプロテイン(HSP)をできるだけ減らさないように心掛けることです。

そのことを意識して、健康・美容維持、アンチエイジングを行っていくと、中長期的な効果が全く変わってきます。本当の効果は、身体の芯から得られるものなのです。

日焼けによる老化ダメージから肌を守るヒートショックプロテイン

日焼けによる老化ダメージから肌を守るヒートショックプロテイン


強い日差しを浴びる女性
MASAKO

MASAKO

35年以上、化粧品・美容業界で美と健康に携わる仕事に従事してきた50代女性。いくつになってもイキイキと輝いて日々を楽しんでいくために必要な「身体と心と肌のメンテナンス」をテーマに、いろいろな情報を発信していきます。


日焼けをして黒くなった肌が健康的で美しいと、コマーシャルにも真っ黒に日焼けした女優さんが走る姿が映し出されていた時代は遠い昔。今では紫外線を浴びると、シミやそばかすが増え、肌の老化が進んでしわやたるみが増えることは広く知られ、多くの方はアンチエイジングのために日焼け止め、日傘などで日焼けを防いでいることと思います。

とは言え、どれだけ念入りに紫外線をカットをしたつもりでも100%防ぐことはできない紫外線。うっかり日焼け止めを塗り忘れて“日焼け”をしてしまったり、思いがけない“日焼け”をしてしまった時はどうしたらよいのでしょうか?

日焼けをした時、肌の中で何が起こっているかを知ると、基本の必須ケア+「ストレス防御タンパク質」ヒートショックプロテインを補うことがアンチエイジングに有効だということがわかります。日焼け老化を防いで、若々しく美しい肌を守っていきましょう。



1.日焼けした肌で起きていることは?~炎症、酸化、糖化~


日焼した肌

老化の原因“炎症”


「日焼け」という言葉は、紫外線を浴びて皮膚が赤くなる“サンバーン”と、色が黒くなる“サンタン”を含めて使われています。
“サンバーン”は、ほてりを感じたり、皮膚が赤くなってヒリヒリする、痛いなどの症状があり炎症を起こしていることがわかりやすいですね。

一方“サンタン”は痛みや肌の赤みを感じずに、肌の色だけ黒くなることもあり炎症を起こしているという自覚がないこともありますが、肌の色を黒くするメラニンが増えるのは、紫外線を浴びて肌の中に炎症が起きていることも原因の一つ。肌の中では無自覚の炎症が起きています。

“サンバーン”“サンタン”いずれの場合でも、日焼けをすると肌の中では炎症が起き、肌の細胞にダメージ(損傷)を与えて、肌の機能を低下させてしまいます。また“炎症”は肌老化を進める“活性酸素”を大量に発生させる原因になるのです。


老化の原因“酸化”


活性酸素は高い酸化力で体内に入り込んだウイルスや細菌類を撃退したり、酵素の働きを促すなど肌や体を守る働きをしています。

ところが活性酸素が大量に増えると健康な細胞、コラーゲン、遺伝子などさまざまな物が酸化によるダメージ(損傷)を受けて機能が正常に働かなくなり、しわや、たるみ、シミ、くすみ、ごわつきなどの肌老化を引き起こすのはもちろん、免疫力が低下し、さまざまな肌トラブルにつながります。

切ったリンゴの色がどんどん変わっていくのも酸化が原因。


切り口が酸化したリンゴ

日焼けした肌の中では、紫外線を浴びて活性酸素が増え、さらに日焼けによる炎症で活性酸素が増え、酸化ダメージ、老化ダメージが進んでいる状態です。

機能が正常に働くなることから“肌がサビる”とも言われる“酸化”によるダメージから肌を守ることはアンチエイジングの大きな課題です。


老化の原因“糖化”が起きる


血液中の糖とたんぱく質が結びついて老化物質(AGES)が作られる“糖化”。“糖化”で生まれた老化物質(AGEs)は肌の細胞の表面にもついて、細胞の働きを阻害し老化を加速させます。

また、老化物質(AGEs)はコラーゲン線維どうしを結びつけて弾力性を損ねる上に、コラーゲン線維を生成する線維芽細胞も老化物質(AGEs)によってダメージ(損傷)を受けるため肌はハリを失い、シワが増えていきます。

また“糖化”により変性したたんぱく質は褐色化するため、肌が黄色くくすんで見えるようになります。加齢による黄ぐすみの原因は糖化によるものだったのです。このことから、糖化は「肌のコゲ」とも言われています。

紫外線を浴びることで“糖化”が進み老化物質(AGEs)が増加。肌の老化が進むだけではなく、肌の中でさまざまなダメージ(損傷)を受け炎症が起きていきます。

日焼けによる、“炎症”“酸化”“糖化”のダメージ(損傷)から肌の健康と若々しさを守るヒートショックプロテインは、アンチエイジングに欠かせない重要な存在です。


2.日焼けによる老化の悪循環とは?


日焼けダメージ

日焼けによる“炎症”“酸化”“糖化”には、それぞれのダメージ(損傷)がお互いのダメージを増幅するという問題が潜んでいます。

日焼けにより起こる“炎症”で肌はダメージを受け、“炎症”により増えた活性酸素は“酸化ダメージ”を与えるだけなく、“糖化”を進めて老化物質(AGEs)を生み出し、肌細胞・組織にダメージ(損傷)を与えて皮膚の老化を進めます。

さらに老化物質(AGEs)自体も炎症を引き起こすため、“炎症”“酸化”“糖化”の悪循環に陥り、皮膚の老化を加速させていきます。

この老化の悪循環から抜け出すためにも、ヒートショックプロテインが必要です。


3.日焼けによる老化の悪循環から肌を救うヒートショックプロテイン


ダメージのない美しい肌

もともと私たちの肌や体に存在している特殊なたんぱく質ヒートショックプロテインは、紫外線や熱、病原菌や精神的なストレスなどでダメージ(損傷)を受けて構造がおかしくなったたんぱく質を修復して元気にしたり、ダメージが大きすぎて修復できなくなったたんぱく質を分解する働きがあり「ストレス防御タンパク質」とも呼ばれています。

ヒートショックプロテインは、日焼けなどの炎症を抑え、炎症や酸化によりダメージ(損傷)を受けた肌を修復する働きがあります。

また、糖化した皮膚のコラーゲンを分解排出する一方で、新しいコラーゲンの生成を促す働きもあります。

ヒートショックプロテインはダメージを修復するだけではなく、免疫力をサポートするなど様々な“力”を備えており、“炎症”“酸化”“糖化”それぞれによるダメージを修復しながら、老化の悪循環に陥っていく肌を救い健康で若々しい肌を守り育む働きがあるのです。


4.日焼け老化を防ぐHSPを増やすには


ヒートショックプロテイン(HSP)は、もともと私たちの肌に存在している特殊たんぱく質ですが、年齢とともに減少。
50歳前後をピークにどんどん減少していきます。

日焼け老化から肌を守るために、ヒートショックプロテインたっぷりの肌にするにはどうしたらよいのでしょうか?

3つの方法をご紹介します。

1)お風呂

ヒートショックプロテイン(HSP)は熱のストレスを加えることで生まれます。
40℃~42℃のお風呂で、10分から20分程度、体の芯までゆっくり温め、入浴後は10分から15分身体を覆って保温します。
※お湯の温度目安/42℃→入浴10分、41℃→15分、40℃→20分
※体温38℃を超えるくらいまで温まる


HSPを増やす入浴法についてはこちらで詳しくご紹介しています

「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

体温38℃をこえ、その後保温ができるのであれば、サウナや岩盤浴も良いでしょう。


サウナとヒートショックプロテイン(HSP)については、こちらで詳しくご紹介しています!



「サウナの驚くべき効果 ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」

2)運動

ヒートショックプロテイン(HSP)は、運動も有効です。
汗をかき、身体が温まる有酸素運動などの運動を30分程度続けることが必要だと言われています。

肥満や生活習慣病の予防、身体の機能や筋力の維持など運動の重要性や、自宅でできる運動、ヒートショックプロテイン(HSP)について興味のある方はこちらの記事をご覧ください。



「適度な運動していますか?!HSPでいつまでも若く健康でいられるために」

ヒートショックプロテインを増やすために、お風呂は効果的ですが夏は厳しいと思う方や、そこまで入浴に時間がかけられないという方もいらっしゃると思います。
また、日常生活に運動を取り入れることは、身体にとってとても良いことですが紫外線を防ぎながら、汗をかくほどの有酸素運動を30分程度続けられないという方は次の二つの方法でヒートショックプロテインを増やしましょう!

3)食事(サプリメント)

時間も負担も、我慢もしないでヒートショックプロテインを補い増やすもう一つの方法は、食事。

ヒートショックプロテインを増やしてくれるという“βグルカン”を多く含むキノコや、身体を温める辛い物、良質なたんぱく質などバランスの良い食事をとるようにすると良いでしょう。

5.日焼けのプラス効果


カーテンを開けて日差しを浴びる女性

美しさと若々しさを求める女性にとって“日焼けは大敵”と、美白ブームが到来して以来、骨粗しょう症・アレルギー・うつ病・糖尿病などが急増したとも言われています。

太陽光が当たると、体の中でビタミンDが作られます。 ビタミンDは、健康な骨、筋肉、歯のためにカルシウムやリンととも に働く大切な栄養素。ビタミンD不足は骨粗しょう症の原因にも! また、免疫機能を調節・維持する働きがあり、がんやアレルギーの抑制にも 関りがあると言われています。

また、朝に日光を浴びることで体内リズムが整い、睡眠の質を向上するとか 日光は脳が幸せや安心感を得るために必要なセロトニンというホルモンを分泌させる働きがあり、不眠症やうつ状態の改善にも効果があると言われています。

日焼けは害ばかりではなく良いこともしてくれるのです。 日焼け老化はしっかりケアしながらも、上手におつきあいしていきたいものです。

5.まとめ~日焼け老化を防いで若々しい肌に!~


日焼けによる老化は避けたいもの。
まずは、日焼け止めや日傘などで極力日焼けを防ぐことが大切です。
もしも日焼けをしてしまったときは、まずは熱を持った肌を「冷やす」こと。
ほてりを鎮めて、紫外線で乾燥した肌をしっかり保湿して肌を落ち着かせることが第一です。

そして、肌の中で起きている老化の悪循環を断ち切るためにヒートショックプロテインたっぷりの肌に整えることが若々しく健康で美しい肌を守り育む秘訣です。

ヒートショックプロテインは、増やしても減ってしまうものなので継続して増やすことを考える必要があります。
ヒートショックプロテインを増やすための入浴法や運動を取り入れたり、食事内容に配慮するなど自分のライフスタイルにあわせた方法で増やしていきましょう。

日焼けには、プラスの効果もあるので太陽の光を“悪い物”だと思うばかりではなく、紫外線老化を防ぐエイジングケアをしながら上手におつきあいを!
健康で若々しい肌と身体を育んでいきましょう。


※ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法については、 こちらで詳しくご紹介していますのでご覧ください。

●入浴
「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

●サウナ
「サウナの驚くべき効果 ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」

●運動
「適度な運動していますか?!HSPでいつまでも若く健康でいられるために」

ストレスで急激に老ける原因はヒートショックプロテイン(HSP)の減少にあった。効果的にヒートショックプロテインを取り入れて肌も気持ちも免疫UPで健康に!!

ストレスで急激に老ける原因はヒートショックプロテイン(HSP)の減少にあった。効果的にヒートショックプロテイン(HSP)を取り入れて肌も気持ちも免疫UPで健康に!!

コスメコンシェルジュ 川子

コスメコンシェルジュ 川子

日本化粧品検定1級

元国際線キャビンアテンダント。若い頃は今思えば大したことのない毛穴、たるみに、肌の悩みに何十万もかけてエステに通い、有名どころの海外コスメは全て網羅、ホットヨガにもジムにも通い、肌、体形の維持!そんな若かりし頃を過ごしたアラフォーワーママが調べに調べて簡単&効果がある美容法を紹介します。2019年11月 日本化粧品検定1級取得!!

ストレス・・・大人になればなるほど避けては通れません。
自分だけの世界で生きていた学生時代はそんなに感じなかったストレスも、
社会に出て、仕事のストレス、対人関係のストレス、
子供絡みのストレス、親戚付き合いのストレス、
ママ友とお付き合いによるストレス…
どんどんどんどん増えていきますよね。

筆者が子供の頃、母親の寝顔を見て良く言っていました。
「母さん、眉毛と眉毛の間がギュってなってるよ(眉間にしわを作って寝ているよ)」、と。
あの頃は分かりませんでしたが、
さぞストレスが多かったことでしょう…今の私と全く同じ。(笑)

ストレスを抱えた女性

ただ今の私が違うのは、ヒートショックプロテイン(HSP)という成分を知っていること!
ストレスによる老化現象が出てくる前にヒートショックプロテイン(HSP)チャージで、母親より綺麗なワーママ目指してます!

1.ストレスってそもそも何?原因は?

ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のこと。
心への負荷だけでなく体への負荷も同様で、それにより、様々な不調を引き起こす原因になるのです。
外部刺激とは、天候や騒音などの環境的要因、病気などの身体的要因、悩みや不安など心理的な要因、人間付き合いがうまくいかない、仕事が多忙などの社会的要因があります。

日常の中で起こる様々な変化=刺激が、ストレスの原因になりうるのです。
大人になるって辛いですね・・・・

2.ストレスから守ってくれる成分「ヒートショックプロテイン(HSP)」

スポーツ選手も注目ヒートショックプロテイン(HSP)

ヒートショックプロテイン(HSP)とは、ストレスから身体を守り、自己回復力を高めてくれるタンパク質。
日常の様々なストレスによって傷ついた体のタンパク質を、元のきれいな形に戻す働きがあります。

プロ野球の巨人軍やスポーツ選手も「ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法」をトレーニングのメニューにも加えているんだそうです。

運動やトレーニングにより損傷した体の細胞をヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで修復、回復させる特殊な入浴法です。
42℃の熱ショックを受けると急増するという特徴があるので熱いお風呂に短時間入って、このタンパク質に熱ショックを加えて急増させ、疲れた体を修復しようと言う作戦ですね。サウナでもOKです。

3.ストレスを受けることによる身体のさまざまな反応とヒートショックプロテイン(HSP)の効果

ストレスで起こる身体の4つの変化

自律神経の乱れ

自律神経の乱れを整えるアロマエッセンスオイル

自律神経には体を興奮モードにする交感神経と沈静モードにする副交感神経がありますが、過度のストレスがかかると、これらのバランスが崩れてしまいます。

身体はそのストレス状態に適応しようと交感神経を優位に切り替えます。
すると血管の収縮や覚醒反応が起こり、さらにその状態が続くと免疫機能の低下などが起こります。

医療現場でも注目のヒートショックプロテイン(HSP)は、自律神経のバランスを整え、ストレスが軽減するという結果が研究により得られています。

睡眠不足になる

ぐっすり眠る赤ちゃん

ストレスを強く感じると、身体は「危険だ!」と認識し、ストレスホルモンであるアドレナリンを分泌します。
アドレナリンが分泌されると、心臓がドキドキする・冷や汗が出る・呼吸が荒くなるなどの「身体の興奮状態」を招きます。

しかし、ヒートショックプロテイン(HSP)は脳のストレスをコントロールする指令塔に働きかけることで眠りを改善してくれると考えられています。

糖分の過剰摂取

脳がストレスを受けると、脳の活動に必要不可欠なエネルギーであるグルコースを多く必要とします。
グルコースは、脳の燃料となる、でんぷんやショ糖などの炭水化物を分解して得られるもの。
人々はその脳の要求に従ってスナック菓子を食べたり余りデザートや主食を多く欲してしまいます。
疲れた時に余り物が染みわたるもの納得ですね。

ここでもヒートショックプロテイン(HSP)は大活躍。
ヒートショックプロテイン(HSP)は糖化し硬くなった皮膚のコラーゲンを排出しつつ、新しいコラーゲンを生み出すため、ターンオーバーを正常に整えてくれます。

飲酒・喫煙の増加

喫煙と飲酒はストレスになることも

ストレス飲酒や喫煙の量が増えたという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
一時的に疲労感やストレスから解き放なたれたり、忘れる事が出来た気になりますが「ニコチン」や「アルコール」を摂取することによってニコチンやアルコールの「禁断症状」を解消しているだけのこと。
根本的な悩みを解決しているわけではありません。

ヒートショックプロテイン(HSP)の活性化により、疲労感やストレスの軽減に役立つことが分かっています。
ヒートショックプロテインがあればお酒もたばこも必要ないという事ですね!?

4.ヒートショックプロテイン(HSP)不足を放置すると進む「酸化」「炎症」「糖化」による老化

ヒートショックプロテイン(HSP)が不足した肌

ストレスにより様々な不調を引き起こすことが分かりました。
でも、やはり一番気になるのはそれによる美容面でのマイナスと老化現象ですよね。
ヒートショックプロテイン(HSP)を上手く増やせないまま放置しておくと具体的にどのような美容面での不調を引き起こすのでしょうか?
自律神経の乱れ、睡眠不足、糖分の過剰摂取、飲酒喫煙、それぞれ見ていきましょう。

自律神経が乱れると上述したように血管が収縮し、全身の巡りが悪くなります。
その結果、ターンオーバーも不調になり、くすみが目立つようになり健やかな肌が保てなくなってしまします。

特に女性はストレスによって男性ホルモンの分泌が増えるため、皮脂量が増加。ベタつきを感じやすくなり、ニキビなどの「炎症」ができやすくなります。

夜しっかりと睡眠がとれていると体はスッキリしますよね。これはお肌も同じ。
日中に受ける紫外線や、空気中の大気汚染などの影響を受けた肌の細胞は、夜寝ている間に修復されます。
しかし睡眠に何らかの障害があると、その回復が妨げられ充分に回復できていないまま翌日に持ち越すことになる為、「炎症」状態でどんどん負のスパイラルに陥ります。

「糖化」による老化の恐怖は段々有名になってきましたね。
糖質はコラーゲンを破壊し、肌内のたんぱく質を硬化させるため肌はごわつき、全体がぼこぼこした印象に。
また、AGESという物質が発生するため、肌全体が黄褐色にくすみます。
このくすみも老けて見える印象を助長させます。

飲酒や喫煙は肌の「酸化」を引き起こします。
アルコールの摂取によって肌の抗酸化レベルが低下してしまうため、コラーゲンやエラスチンの産生力が低下したり、皮膚の組織が壊れシミ、しわが表面化します。
また喫煙も老化物質「活性酸素」を増やし、更に、血管を収縮させ皮膚の温度や代謝を低下させるため肌に必要な潤い、ハリ、透明感の低下、さらに血行の悪い顔色をもたらしてしまいます。

5.上手にヒートショックプロテイン(HSP)を増やしストレスとうまく付き合おう

頬に手を当てる穏やかな女性

如何でしたか?ストレスによる身体の影響はご自身が認識している以上の物があったのではないでしょうか?
自律神経の乱れや、睡眠不足もとても厳しいですがアラフォー高齢出産ママとしては、美容面での影響が一番怖いです(今の所)
「炎症・酸化・糖化」という老化の3大負のスパイラルは全てヒートショックプロテイン(HSP)補充で断ち切ることが出来ます。

今はアスパラガスの根元から特殊製法で抽出したヒートショックプロテイン(HSP)を活性化することのできる製品や普段のお手入れを少し変えるだけでヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことも出来るようです。
(母親の時代にはなかっただろうな、、、ごめんね、お母さん!)

ストレスは完全に断ち切ることは出来ませんが、是非、ヒートショックプロテイン(HSP)を上手く補充しながらストレスとうまく付き合っていきましょう。

ストレスフリーに青空へ手を広げる

お肌の乾燥で悩んでいませんか?!正しい美容スキンケアで老化をストップ!

お肌の乾燥で悩んでいませんか?!正しい美容スキンケアで老化をストップ!

乾燥を防ぐスキンケア

乾燥が気になり、さまざまな美容方法を取り入れていても、なかなか改善されない・・・そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
それは、普段の生活習慣が、影響しているかもしれません。

乾燥は、かさつきや粉ふきだけでなく、しわや毛穴の開きなど、あらゆる肌トラブルに、つながります。
そのまま放っておくと、お肌の老化を進める原因にもなってしまいます。

間違った美容法や生活習慣を正し、乾燥しらずの美肌を手に入れましょう。

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.乾燥の原因・・・間違った美容法とは!

鏡をみて落ち込む女性

加齢やホルモンバランスの乱れ、そして、間違った美容法や生活習慣を送っていると、お肌のバリア機能は低下してしまいます。
これが、乾燥を加速させる原因になります。

美容、スキンケア

毎日の洗顔で、お肌をこすりすぎていたり、体を洗うときに、ナイロンタオルなどで肌を強くこすったりしていませんか。
メイクが落ちにくいからと、洗浄力が強すぎる石鹸や洗顔料を使っていませんか。
美容に気をつけていても、保湿のためと思ってやっているスキンケアが、肌を乾燥させていることもあるのです。

洗顔やメイクのときに、お肌に、必要以上の強い刺激が加わると、角層が傷つけてしまい、水分が逃げやすい状態になります。
また、洗顔のときに、熱いお湯ですすぐと、肌の保湿を担っている天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質、必要な皮脂を洗い流してしまい、保湿力の低下につながります。

日々のスキンケアや体の洗い方も、肌のバリア機能が低下する原因につながります。
お肌のための美容が、乾燥の悪化につながってしまうのです。

生活習慣

お肌のターンオーバーは、約6週間のサイクルで起こります。
すこやかで潤いのあるお肌は、ターンオーバーが正常に行われることで保たれています。

寝る時間が不規則だったり、夜ふかしを続けたりしていると、就寝中に分泌されるはずの成長ホルモンが正常に分泌されなくなり、皮膚のターンオーバーは滞ってしまいます。

また、毎日の食事からとる栄養が偏ると、お肌のバリア機能が低下します。
お肌への悪影響が出やすいのは、ビタミン類の不足です。
特にビタミンB群には、肌のターンオーバーのサイクルを正常に維持する働きがあります。ダイエットや偏食によって、栄養が偏ると、すこやかなお肌が育たなくなり、乾燥へとつながります。

加齢

皮脂には、お肌を外部の刺激から守ったり、角質層の保湿成分や水分が蒸散してしまうのを防いだりする働きがあります。
お肌の保湿力を担っている角層細胞内の天然保湿因子(NMF)や皮脂は、年齢とともに減少します。
加齢により、お肌が乾燥しがちになるのは、このためです。

外界からの刺激

紫外線は、シミしわ、たるみなど、さまざまな肌老化の原因につながります。
お肌の表面にダメージを与えて日焼けを起こし、角層から水分を奪ってしまいます。

夏は、大量に汗をかくことで、お肌の表面のpHバランスが崩れ、細菌が繁殖し、一時的に肌のバリア機能が低下することがあります。
また、エアコンは、お肌の乾燥をひきおこしてしまいます。

2.水分不足の乾燥肌は美容だけでは補えない

水分のイラスト

乾燥肌は、肌の内部にある角質の水分量が少なくなっている状態をいいます。
体の水分が不足すると、血液がドロドロになり、血行不良が起こりやすくなります。
そのため、お肌の新陳代謝が悪くなり、皮脂の分泌量が減少することで、乾燥肌につながります。

通常、お肌の水分は、汗をかいたりすることによって減少しますが、体内に蓄えられた水分によって供給され、潤いが保たれています。
美容面や、お肌の機能に気をつけ、保湿ケアを万全におこなっていても、お肌の表面に水分は浸透するものの、体の内部にまでは、なかなか吸収されません。
体の内部から、お肌に潤いを与えるには、適度な水分補給が欠かせないのです。
水分不足による乾燥肌は、強いつっぱり感が続き、肌のツヤや、潤いが失われます。
かゆみを感じたり、洗顔の後のザラザラ、ゴワゴワ感がでることもあります。

水分補給を怠ると、油性肌の人でも、乾燥肌の状態になることがあります。
すべての肌のタイプの人が、水分不足による乾燥肌になる可能性があります。

3.乾燥と水分補給の重要性

温かい飲み物は乾燥に効果的

乾燥肌には、温かい飲み物を選ぶと効果的です。
はちみつをお湯で割ったものや、ハーブティ、生姜湯などもおすすめです。

水分補給が目的ですので、お水を飲むことでも、効果は期待できますが、冷たいお水は、体温を低下させるため、新陳代謝が悪くなります。
どうしても冷たい飲み物を、というときは、ビタミン配合のジュースなどを選ぶといいかもしれません。

乾燥肌対策で飲んではいけないものに、コーヒーや緑茶などが挙げられます。
タンニンという成分が多く含まれているため、亜鉛の吸収を悪くする働きがあります。
亜鉛が不足すると、お肌の新陳代謝が悪くなるためです。
また、これらの飲料には、カフェインも多く含まれています。カフェインは、利尿作用があるため、水分補給には、カフェインの入っていない飲み物を摂取することをおすすめします。

お肌の水分は汗だけでなく、皮膚の表面からの蒸発でも失われます。
冬場は湿度が低下するため、多くの水分が表皮から蒸発し、乾燥肌になるリスクが高まります。
また、冬場は、喉の渇きを感じにくいので、気づかない間に、水分が不足していることがあります。意識的に、水分を補給するように心がけることが大切です。

乾燥を防ぐには、化粧品でスキンケアをするといった美容面だけでなく、水分補給が、とても重要です。

4.正しい美容ケアで、乾燥しないお肌に!(まとめ)

乾燥ケアに欠かせないスキンケアアイテム

お肌の乾燥には、水分補給も重要ですが、正しいスキンケアも忘れてはいけません。
お肌の乾燥を予防し、改善するためには、角質層を育むスキンケアが大切です。

まず、クレンジングで気をつけたいのは、皮脂と細胞間脂質の落としすぎです。
汚れが落ちないからといって、時間をかけてゴシゴシするのは禁物です。
目元や口元など、落ちにくい化粧品を使っている場合は、専用のクレンジングで、落とすことをおすすめします。ウォータープルーフタイプのマスカラなどは、綿棒などを使って、ポイントだけをしっかり落とすようにすると、お肌への負担が少なくすみます。
乾燥などで、皮膚が敏感になっているときは、コットンの使用も刺激になります。そんなときは、優しく手でケアしてあげましょう。

洗顔の後は、清潔なタオルで、水分をしっかり拭き取りましょう。
水分がお肌に残っていると、皮膚表面の水分が蒸発するときに、お肌の中の水分も一緒に蒸発してしまいます。
お肌が、つっぱった感じがするのは、洗顔後、水分がきれいに拭き取れていないことが原因かもしれません。

洗顔後のお肌に必要なのは、失われた潤いを補うための水分、そしてそれを密閉するための油分です。
洗顔後、タオルドライしてすぐに、保湿ケアを行うことが重要です。
適量の化粧水や乳液を、お肌全体に、むらなく、しっかりと使いましょう。
目元や口の周りなど、乾燥が気になるところには、少し多めに塗るといいかもしれません。
保水、保湿成分配合の美容液をプラスするのも効果的です。

お肌の乾燥には、内的にも外的にも、ケアが大切です。
ケアを続けることで、乾燥を予防し、結果、お肌の若々しさを保つことへとつながります。