夏はヒートショックプロテインが減少するってホント!?
健康のためにもアンチエイジングにも効果的なヒートショックプロテインが、夏に減少することをご存じですか?
私はこのことを最初に聞いたときは、ヒートショックプロテインって、身体を温めると増えるのだから暑い夏は減りにくくて、冬のほうが減りやすいんじゃないかな???って思いました。
夏バテ、肌老化、コロナや夏風邪、胃腸炎など心配なことが多い夏の季節、丈夫な身体と肌に必要なヒートショックプロテインが減っていたらまずいです!
私たちの健康と、美容のためにヒートショックプロテインはいつもたっぷりにしておきたいもの!
そのためには、やっぱりヒートショックプロテイン(HSP)入浴法がおすすめです。
夏のHSP入浴法は、ちょっぴり気楽ですよ♪
夏バテ回復にも効果的!一石二鳥のHSP入浴法で、元気な毎日を送りましょう!
1.夏はヒートショックプロテインが減少する
年齢的には50歳前後から急激に減少するヒートショックプロテインはストレスでも減少してしまいます。
夏にヒートショックプロテインが減少するのは夏は、私たちにストレスを与えるものがとても多いからです。
・暑さ
・紫外線
・冷房による冷え
・冷えにより血流が悪くなり、むくみや肩こり、だるさが!
・冷房の効いた部屋の室温と、一歩外に出た時の気温との差
・暑くて寝苦しい
・睡眠不足になる
・寝冷え
・冷たいものを飲んだり食べたりする回数が増える
・胃腸の働きが低下して食欲が落ちる(食事ストレス)
・過度なダイエット
・汗をかく
・肌がベタベタ
・メイク崩れ
・今年はマスクが手放せない夏…
・コロナ感染の不安
・旅行や帰省(行くのも行けないのもストレス…)
書き出してみると、確かにたくさんありますね!
あたりまえにあることばかりなので、ストレスがない生活ってあるの?って思ってしまいます。
こうしてストレスに囲まれて起きていても、寝ていてもヒートショックプロテインは減り続けているんですね!
2.日焼けによる老化の悪循環とは?
ダメージを受けたたんぱく質を修復する働きで“若返りのたんぱく質”とも言われているヒートショックプロテインは、免疫力を高める働きも備えています。
ウィルスや細菌から体をまもる免疫システムには数多くの細胞が関わっています。
・外部からウィルスや細菌のような異物が侵入すると、異物を食べてしまう大食いの細胞。
・異物を攻撃する細胞(NK細胞)
・異物が侵入してきたと知らせる細胞(樹状細胞)
・抗体を作らせて、攻撃させる細胞
・抗体を量産させる細胞
・異物に感染した細胞を攻撃して破壊する細胞
・異物がいなくなると攻撃を終了させる指令を出す細胞
・侵入してきた異物を記憶する細胞
こういった数多くの細胞がうまく役割を分担し、連携して機能しているのが免疫システムですが、ヒートショックプロテインはNK細胞(ナチュラルキラー細胞)や樹状細胞と深く関わって免疫力を高める役目を果たしているのです。
つまり、ヒートショックプロテインが減ってしまうと、免疫力が低下するということ!
免疫力が低下すると、病原菌やウイルスから体を守る働きが弱くなって、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなったり、腸の調子が悪くなるなど、病気になりやすくなったり、症状が長引いたり、感染を繰り返したりすることになるので、元気な毎日のために、ヒートショックプロテインが減ったままにはしておけません!
3.夏のヒートショックプロテイン不足で肌老化が加速!
私たちの肌や体に存在している特殊なたんぱく質ヒートショックプロテインは、紫外線や乾燥など様々な刺激ストレスでダメージ(損傷)を受けたたんぱく質を修復して元気にしたり、修復できないたんぱく質を分解して排出したり新しいたんぱく質の生成を助ける働きがあります。
紫外線による炎症やダメージ、酸化ダメージ、汗による刺激ダメージ新陳代謝の乱れなど、肌老化を加速させるものがたくさんある夏にヒートショックプロテインが少なくなっていたら肌のダメージは進行し、肌の力は弱まり、老化は加速していきます。
美容のためにも、ヒートショックプロテインは満タンにしておきたいですよね!
4.夏の疲れにも効果的!HSP入浴法~夏バージョン~
ヒートショックプロテインを増やすためには、入浴、運動、食事、スキンケアなどいろいろな方法がありますが、夏こそ体の芯まで温める入浴法がお勧めです。
今回は、夏ならではのHSP入浴法をご紹介します!
ヒートショックプロテイン入浴法について詳しくはこちらをご覧ください。
↓
「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」
夏は冬のように、お風呂場が冷え切っているということがないので浴室の床や浴室内を温めておかなくてもよくお風呂から出た後の保温も室温でできるので楽ですよ!
★★ヒートショックプロテインを増やす夏の入浴法★★
【HSP入浴法のポイント】
〇入浴で38℃以上まで体温を上昇させる
平熱が低い人は、(平熱+1.5℃)
〇保温で37℃台をキープする
【入浴手順】
1)すぐに湯船に入らず、心臓から離れた手、足からかけ湯をする
2)浴槽には、足から手、体の順にゆっくりと浸かった後に、肩まではいって温める。全身浴と半身浴を繰り返してもOK
3)40度のお風呂で20分が目安と言われますが、夏はもう少し短い時間で体温は38℃まで上がると思います。
慣れるまでは、体温計(舌の下で測る)で測ってみるのもよいですね。
4)入浴後は10分~15分間、体温を37~37.5℃以上に保つように保温する必要がありますが、夏は、冬のように急速に体温が下がらないので、クーラーや冷たい飲み物だけ我慢すればTシャツなどラフな服装で過ご
せるので楽ですね。
【夏のHSP入浴法の注意】※夏は脱水症状に要注意!
・入浴前にも、たっぷり水分補給を
・夏は特に大量の汗をかくので、入浴中も水分補給を
・水分補給には、冷たいドリンクを避け、常温のものを
増加したヒートショックプロテインは1週間ほど体内に残って力を発揮すると言われています。 ヒートショックプロテインの力がピークを迎えるのは、体内で作られてから2日後といわれているので週に2回、HSP入浴法を行うのが理想です。
私は、平日はなかなかゆっくりお風呂に入る時間が作れないので、週末だけでもHSP入浴法やサウナを活用して、しっかりヒートショックプロテインを増やそうと思っています。
サウナとヒートショックプロテインについては、こちらで詳しくご紹介しています!
↓
「サウナの驚くべき効果ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」
ちなみに、HSP入浴法を頻繁に行うと、ストレスを感じなくなってヒートショックプロテインが作られなくなってしまうので週に2回以上はやらないほうがよいそうです。
夏はエアコンの冷えで血液やリンパの流れが悪くなり、足のむくみや肩や首のこりなどが起こりやすいですよね。肩こり、首こり、むくみ、夏の疲労回復のためにも、身体をしっかり温めるヒートショックプロテイン入浴法は効果的です。
肌にとっても、血液やリンパの流れが良くなって、新陳代謝が良くなってとアンチエイジングにとって嬉しいことばかり。シャワーで済ませてしまうのとは全く違って、くすみも取れて肌の透明感もぐっとアップしますよ!
5.まとめ
健康のためにもアンチエイジングにも効果的なヒートショックプロテインが夏に減少するというのは意外ではないでしょうか?
ヒートショックプロテインが減少すると免疫力が低下!
夏バテ、肌老化、コロナや夏風邪、胃腸炎など心配なことが多い夏の季節、丈夫な身体、丈夫な肌に必要なヒートショックプロテインが減っていたらまずいです!
肌の調子も悪くなったり、老化も進んでしまうじゃないですか!
私たちの健康と美容のためにヒートショックプロテインはしっかり増やして満タンにしておきたいものです。
ヒートショックプロテインを増やす入浴法は夏バテ回復にも効果的!
一石二鳥のHSP入浴法で、元気で綺麗な毎日を送りましょう!
※ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法についてはこちらで詳しくご紹介していますのでご覧ください。
●入浴
「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」