冷えは万病のもと!身体を温めてヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、健康できれいな身体を手に入れましょう!!

冷えは万病のもと!身体を温めてヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、健康できれいな身体を手に入れましょう!!

体内が冷えているのに、本人は、自覚していないという人が、実は、沢山いるそうです。 「冷え」と「冷え性」は、違い、冷えている部分がある、と自覚があるのが冷え性、冷えている自覚がなく、身体の中が冷えている人の状態を冷えといいます。 ヒートショックプロテイン(HSP)を補充しケアして、冷え性体質を変えていきましょう!

厚着をして寒さに震える女性
ストレピア美容部員 担当:石井

この記事はストレピア美容部員 担当:石井が執筆しました

化粧品検定2級

お電話で、お客様からのお肌悩みなどのご相談をお受けしています。美容、健康、筋トレについて、新しい情報が入るとすぐに試してみたくなる45歳独身女子。実際自分が試してみて良かった事、調べて興味を持った事、お役立ち情報をお伝えしていきます。

1.ヒートショックプロテイン(HSP)が「冷え症」に効果的な理由!

筋力トレーニングで適度なストレスを加える

ヒートショックプロテイン(HSP)は、ストレスで傷付いた細胞を修復し、元気にしてくれるたんぱく質です。
身体は、適度なストレスを与えると、体内のヒートショックプロテイン(HSP)が増え、身体をストレスから守る力が高まります。

ヒートショックプロテイン(HSP)が増えると・・・
・傷や病気が治りやすくなる
・疲れにくくなる
・風邪やインフルエンザにかかりにくくなる
・冷え症が改善される

2.実は多い「隠れ冷え症」!?

最近増えている隠れ冷え性

暑がりで冷えなんて関係ない、と思っている人の身体が、実は冷えている暑がり冷えタイプの人もいます。
こういうタイプの人は、身体が冷えているので、快適だと感じる温度が他人より低く、暑がりになっているのです。

こうした隠れ冷え性を見つける一番の目安は、体温です。
隠れ冷え性の人は、体温を測ってみると、おそらく35度台ではないかと思います。

冷えは、女性特有と思いがちですが、最近男性にも増えているそうです。
胃腸が弱い、疲れやすい、運動が苦手、腰痛がある、最近よく眠れない、肩こり、頭痛持ち、目が疲れる、アレルギー体質、関節痛、花粉症、風邪を引きやすいといった症状があります。

★自分が冷えているかチェック!
・1年中膝掛けや靴下が手放せない
・身体がだるくて疲れやすい
・肩がこる
・立ちくらみがする
・脚がむくむ
・階段を上っただけで息切れ、動悸がする
・汗っかき
・暑がりなのに足は冷たい
・お腹を触ると冷たい
・周りの人に顔色が悪いといわれる

朝起きた時に自分の手を脇の下に入れ、そのままその手をおなかにあててみましょう。
おなかが脇の下と同じ位暖かいと感じれば冷え性では、ありませんが、もしおなかの方が冷たく感じたら、あなたの体は、冷えています。

また、夜寝ているときにしょっちゅうトイレに起きるのも冷えの症状です。
普通は、寝ている間は、脳の下垂体という部分から抗利尿ホルモンが分泌されるので、夜はあまり尿意を感じず、尿が出ないのが普通ですが、身体が冷えていると膀胱が委縮してしまい、溜っている尿の量が少なくても、尿意を感じて目が覚めてしまうのです。

3.そもそも「冷え」とは?

身体の不調は冷えが原因かも

冷える原因

1)筋肉量が少ないと生み出せる熱が少ないので慢性的な冷えに結びついてしまいます。

2)自立神経のバランスが乱れると血流が滞り全身に熱が送られなくなってしまいます。
これはエアコンの効いた室内と暑い屋外を出入りして、血管が収縮したり拡張したりする事でもおこります。

3)食べ過ぎると消化のために血液が胃腸に集まってしまい、筋肉やほかの器官への血流供給が減ってしまい冷えの原因になります。

冷えがもたらすトラブル

疲れやすい・頭痛・めまい・立ちくらみ・肩こり・冷えのぼせ・眠りが浅い・朝起きられない・身体がだるい・食欲がない・腰が痛い・下痢・便秘・むくみ・トイレが近い・生理痛・自律神経失調症・神経痛・関節痛・生理不順・不妊症・しもやけ・膀胱炎・顔のほてり・おへその下の冷え・花粉症など・冷えで深刻なのは内蔵温度の低下です。

4.冷えのタイプと対策法

冷え具合のチェック

あなたの冷えタイプは?
手足が氷のように冷たい → 手足冷えタイプ
お腹に手を当てるとお腹が冷えている → 内臓冷えタイプ
足先だけではなく、お尻や太ももが冷える → 下半身冷えタイプ
全身が冷たい → 全身冷えタイプ

●手足冷えタイプ

手足の先が冷えるタイプで、末端冷え性ともいわれています。
私たちの体は自律神経の働きによって、暑い時には血管を拡張して熱を放出し、寒い時は血管を収縮させて熱を逃さないようにすることで、体温を一定に保つ仕組みがあります。
また、寒い時には内臓が冷えるのを防ぐために、手足の血管を収縮させることで、体の中心部分に優先的に血液がいくよう働きます。

そのため、運動不足や食事量が少なく、体内で熱を十分に作り出すことができないと、末端まで血液が巡りにくくなって、手足が冷えてしまうのです。
このタイプは、ダイエット中の女性に多くみられ、肌トラブルや月経トラブルも起こしやすくなります。

★対策

・筋肉は体の中で最も多くの熱を生み出しますので、運動をして筋肉をつけましょう。
・食事を消化吸収するときには熱が生じますが、これを食事誘発性熱産生といい、特にたんぱく質は食事誘発性熱産生が高い栄養素で、食事にしっかりと取り入れることで、より多くの熱が生み出されます。
・冷えている手足を温めるのももちろん良いですが、内臓を温めてあげることで、手足まで血液が流れやすくなりますので、お腹や背中を温めましょう。
・シャワーだけでなく湯船につかって温まりましょう

●内臓冷えタイプ

手足や体の表面は温かいのに、内臓が冷えてしまうタイプです。
冷えていることに気づきにくく、胃腸の不調などの症状が現れてから気づくこともあり、隠れ冷え性とも呼ばれています。

起床直後にお腹に手を当ててみて冷えている人は、このタイプです。
このタイプは、ストレスによる自律神経の乱れが原因の1つです。

自律神経が乱れることで、末端の血管が収縮せず、内臓に血液を優先的に送れなくなり、内臓が冷えてしまいます。
また、冷たい食べ物や飲み物をよく取る人にも多くみられます。

★対策

冷たい食べ物や飲み物を控えて、温かいものを取りましょう。
生野菜の食べ過ぎやスムージーなどはお腹を冷やしてしまうので、食べ過ぎには注意しましょう。

ストレスを溜め込まず、寝る前などリラックスする時間をつくり、体内時計を整えて、自律神経の乱れを整えましょう。
また、薄着は避け、カイロや腹巻でお腹を温めるのも良いでしょう。

●下半身冷えタイプ

上半身は冷えていないのに、お尻や太もも脚が冷えているタイプです。 このタイプは、加齢により血管が細くなったり、筋力が衰えたりすることで、下半身が血行不良になって起こります。

第二の心臓と呼ばれている「ふくらはぎ」の筋力が弱くなると、足元の血液を心臓に送り返せず、血液循環が悪くなっています。
また、太ももやお尻は脂肪が蓄積されやすく、運動不足や体の冷えによりセルライトが生じます。
セルライトは、老廃物や余分な水分が脂肪細胞に付着してできた塊のことで、毛細血管や水分の通り道であるリンパ管を圧迫し、循環を妨げるため体を冷やします。塩分や水分を多く取ってむくんでいる人や、長時間のデスクワークをしている人にも、多いタイプです。

★対策

太ももやふくらはぎの筋力をつけましょう。
階段を使い、かかとの上げ下げ運動、スクワットなどをして、血流やリンパ液の循環を促しましょう。

デスクワークなどで長時間同じ姿勢の場合は、時々立ち上がって歩いたり、足のマッサージをしたりして、血液が滞らないように注意しましょう。
むくんでいる場合には塩分や水分を控えて、利尿作用のあるカリウムの多く含む食品(野菜など)を多くとるよう意識しましょう。

●全身冷えタイプ

このタイプは、基礎代謝が低下している高齢者などに多くみられるタイプです。
また、慢性疲労や甲状腺の機能低下による場合もあります。

★対策

基礎代謝を上げるためには、食事をバランスよく取り、適度な運動をすることが大切です。そして、靴下や腹巻きなどで体を冷やさないよう心がけ、体を内側から温めてくれる食材を取るのもよいでしょう。
他のタイプの冷え対策方法も試してみて下さい。

5.まとめ

冷え改善方法の入浴

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには、体温より2℃高い温度がいちばん活性化すると言われていますが、表面だけでなく、深部まで温めなくてはいけません。
41℃の少し熱めのお湯に15分間、40℃でしたら20分間つかると、ヒートショックプロテイン(HSP)が活性化するといわれています。

根本から冷えを改善したい場合、週に1~2度くらいのペースでこのヒートショックプロテイン(HSP)入浴法を試されると、免疫力も高まって体調がよくなるので、ぜひお試しください!
また、体温以上の物を飲んだり食べたりすることが冷えを防ぐ事につながります!

息が切れるくらいの運動を行う 
サウナやエステ、サロンでのスチーマーなどもヒートショックプロテイン(HSP)を増やす事ができますが、運動でも増やす事ができます。

ゆっくり歩く散歩程度では、ヒートショックプロテイン(HSP)は増加しませんが、息が切れる位の運動でしたらヒートショックプロテイン(HSP)を増やす事ができます。
例えば、ジョギングをするとしたら、少し疲れるくらいのペースで、毎日30分、2週間程続けてみましょう!!
ただ、運動をやり過ぎると逆にヒートショックプロテイン(HSP)は減少するので、ヒートショックプロテイン(HSP)が最高になる適切な運動をしましょう。

身体を温める食品

ニンジン、カボチャ、玉ねぎ、山芋、肉、魚、鶏肉、羊肉、鮭、鯖、タラ、味噌、ニンニク、コショウ、シナモン、小豆、黒豆、納豆

身体を温める食品の代表として生姜を挙げる人が多いと思いますが、生姜は、生で食べても身体をほとんど温めません。 生の生姜に含まれるジンゲロールという成分は、刺激は、ありますが、身体を温める事はなく、胃には非常にいいのですが、冷えが解消されるわけでは、ありません。 紅茶に入れて温めたり、蒸して乾燥したものでしたら、ショウがオールという成分が増え、身体を温めてくれます。

始めに、冷えは万病のもと、と言いましたが、反対に言えば、身体を温める事を意識した生活をしていれば、健康体でいられるという事です。 身体を温めて、身体にも、お肌にも、いい事づくしなヒートショックプロテイン(HSP)を貯めていきましょう!!

ハリと弾力のある肌に!ヒートショックプロテイン(HSP)とナールスゲン

ハリと弾力のある肌に!ヒートショックプロテイン(HSP)とナールスゲン

ハリと弾力の美容成分ナールスゲン
MASAKO

MASAKO

35年以上、化粧品・美容業界で美と健康に携わる仕事に従事してきた50代女性。いくつになってもイキイキと輝いて日々を楽しんでいくために必要な「身体と心と肌のメンテナンス」をテーマに、いろいろな情報を発信していきます。

年齢を重ねるにつれ気になる、肌のゆるみ、たるみ…。

「このたるみを何とかしたい!」
「いつまでもすっきり若々しい印象でいたい」と思われる方がほとんどではないでしょうか?

たるみ、ゆるみに抗い、ハリと弾力を守り、育んでいくために注目したいのが、私たちの肌や体に存在している2種類のヒートショックプロテイン(HSP)です!

注目の化粧品原料ナールスゲンやヒートショックプロテイン(HSP)入浴法などでヒートショックプロテイン(HSP)をしっかり増やして、ハリを感じる若々しい肌を目指していきましょう!

1.若々しいハリと弾力を守るタンパク質ヒートショックプロテイン(HSP)

ハリのある肌

年齢を重ねるにつれ、徐々に肌はたるんでいき、フェイスラインのシャープさは損なわれ目じりが下がり、目の下のたるみやほうれい線なども目立つようになっていきます。

なんとかしたいハリと弾力のために注目したいのが、もともと私たちの肌や体に存在している2種類のヒートショックプロテイン(HSP)です!

①ヒートショックプロテイン(HSP)70

「ヒートショックプロテイン(HSP)70」は、紫外線や熱、病原菌や精神的なストレスなどでダメージ(損傷)を受けて構造がおかしくなったたんぱく質を修復して元気にしたり、ダメージが大きすぎて修復できなくなったたんぱく質を分解する働きがあり「ストレス防御タンパク質」とも呼ばれています。

ハリと弾力のある肌を支えるコラーゲンやエラスチンもタンパク質!

ヒートショックプロテイン(HSP)70は、紫外線や活性酸素、糖化などによるダメージ(損傷)からコラーゲンやエラスチンを守り、ダメージ(損傷)を受けた場合は修復し、さらに修復できない場合は分解して良い状態に整える働きがあります。

②ヒートショックプロテイン(HSP)47

「ヒートショックプロテイン(HSP)47」は肌のハリと弾力を支えるコラーゲンと深いかかわりがあります。

「ヒートショックプロテイン(HSP)47」は、コラーゲンの生成を促進する働きと、コラーゲンが正しい三重らせん線維(=丈夫な強いコラーゲン)を作っていく過程に必要なタンパク質です。「ストレス防御タンパク質」と呼ばれている「ヒートショックプロテイン(HSP)70」に対して「ヒートショックプロテイン(HSP)47」は「ハリ増強タンパク質」と言うのがぴったりだと思います!

どちらのヒートショックプロテイン(HSP)も、もともと私たちの肌に存在している特殊なタンパク質ですが、年齢とともに減少。50歳前後をピークにどんどん減少していきます。

健康のため、美容のため、アンチエイジングのためにヒートショックプロテイン(HSP)をしっかり増やしていきたいですね!

2.ヒートショックプロテインを増やす化粧品原料「ナールスゲン」

ナールスゲンを確認する研究員

「ナールスゲン」は、京都大学化学研究所と大阪市立大学大学院の共同研究の成果を基に、日本科学技術振興機構(JST)が支援をして設立した大学発・株式会社ナールスコーポレーションで取り扱っている化粧品原料です。
「ナールスゲン」は「ヒートショックプロテイン(HSP)70」と「ヒートショックプロテイン(HSP)47」の産生を増やす働きがあると報告されている期待の化粧品原料です!

3.ナールスゲンは、エイジングケアにも期待大!

ナールスゲンはヒートショックプロテインの産生を促すだけではなく、ハリと弾力を支えるコラーゲンやエラスチンの産生、肌の潤いに欠かせないヒアルロン酸の産生も促す働きがあることが報告されています。また、肌の表皮細胞を活性化し、抗酸化力に優れるグルタチオンの産生を促し、紫外線などによる活性酸素種の発生を抑えて、肌のダメージ(損傷)を抑える働きもあると言われています。

[参考]
「ナールスゲンについて-About Nahlsgen」
参考元:株式会社ナールスコーポレーション

紫外線によるダメージの保護、肌の弾力性の増加、保湿効果の増大、ハリや艶の保持、小じわの防止などアンチエイジングにとって多方面で役立つ原料と聞けば、使ってみたくなりませんか?

4.化粧品原料と化粧品と薬事法(化粧品の選び方)

化粧品原料と成分

いつまでも綺麗でいたい、いつまでも若々しくありたいたるみ、しわを何とかしたいと思う時に化粧品に頼らない女性はいないと思います。

そして、化粧品を開発する者は、使っていただいた方に手ごたえを感じていただく、喜んでいただく商品をお届けすることを考え続けています。

ところが、ここでちょっと法律的な制約をお話しします。

法律では

『「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。』

引用元:厚生労働省/改正後の薬機法

と定められ、化粧品の効能の範囲も下記のように記載されています。(皮膚に関わる部分を抜粋)


(19)肌を整える。
(20)肌のキメを整える。
(21)皮膚をすこやかに保つ。
(22)肌荒れを防ぐ。
(23)肌をひきしめる。
(24)皮膚にうるおいを与える。
(25)皮膚の水分、油分を補い保つ。
(26)皮膚の柔軟性を保つ。
(27)皮膚を保護する。
(28)皮膚の乾燥を防ぐ。
(29)肌を柔らげる。
(30)肌にはりを与える。
(31)肌にツヤを与える。
(32)肌を滑らかにする。
(35)あせもを防ぐ(打粉)。
(36)日やけを防ぐ。
(37)日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ。
(56)乾燥による小ジワを目立たなくする。

引用元:東京都福祉保健局/化粧品の効果効能の範囲について

ナールスゲンのように、アンチエイジングに素晴らしい働きが期待できる化粧品原料と出会うと、商品として完成した時に、どれだけ多くの人が喜んでくださるかと楽しみになりますが、一方で化粧品の製造・販売に関わる者はそれをそのまま表現できないジレンマを抱えています。

つまり薬機法では、この商品を使うと「ヒートショックプロテイン(HSP)が増えます」「コラーゲンが増えてハリのある肌になります」「アンチエイジングにとても役に立ちます」とは言えないわけです。

期待をしていただきたいのに表現できないジレンマさを感じますが確かにどんなに良い原料でも、しっかりたっぷり配合している商品もあれば入っているのか入ってないのかわからないほどしか配合しない商品もあるので原料としては効果があるとしても、商品としては言えないというのは仕方がないと言えば、仕方がないのかもしれません。

私がお伝えしたいのは、化粧品の原料開発の技術は素晴らしいことナールスゲンのように、アンチエイジングに効果があるという実験結果がでている原料には期待をしてほしいこと、そういった原料を使用している商品を選ぶときはどんな会社が作っているかを見極めて使っていただきたいということです。

化粧品の選び方については、ぜひこちらをご覧ください!
 ↓
化粧品は、まず基礎化粧品選びから!キレイの味方HSPで貴方も美肌美人に!!

5.入浴法や運動でもヒートショックプロテイン(HSP)を増やそう!

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす化粧品原料ナールスゲンのお話をしてきましたが、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすためには、化粧品以外にも入浴や運動など日常生活にいろいろな方法があるので積極的に取り入れていくことをおすすめします。

お風呂

ヒートショックプロテイン(HSP)は熱のストレスを加えることで生まれます。 40℃~42℃のお風呂で、10分から20分程度、体の芯までゆっくり 温め、入浴後は10分から15分身体を覆って保温します。 ※お湯の温度目安/42℃→入浴10分、41℃→15分、40℃→20分 ※体温38℃を超えるくらいまで温まる

ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法についてはこちらをご覧ください。

「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには、入浴法のほかにサウナや岩盤浴を活用するという手もあります。

サウナとヒートショックプロテイン(HSP)については、こちらをご覧ください。

「サウナの驚くべき効果ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」

運動

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには、運動も有効です。
汗をかき、身体が温まる有酸素運動などの運動を30分程度続けることが必要だと言われています。

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす運動についてはこちらをご覧ください。

「適度な運動していますか?!HSPでいつまでも若く健康でいられるために」

化粧品

時間も負担も、我慢もしないでヒートショックプロテイン(HSP)を補い増やす方法の一つは、スキンケア。
ヒートショックプロテイン(HSP)を補える商品やナールスゲンのようにヒートショックプロテイン(HSP)の生成を促す原料を配合している商品に注目してみてください。

食事(サプリメント)

時間も負担も、我慢もしないでヒートショックプロテイン(HSP)を補い増やすもう一つの方法は、食事。

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やしてくれるという“βグルカン”を多く含むキノコや、身体を温める辛い物、良質なタンパク質などバランスの良い食事をとるようにすると良いでしょう。
直接ヒートショックプロテイン(HSP)を増やせるサプリメントを活用するのもおすすめです。

6.まとめ

年齢を重ねるにつれ進んでいく、肌のゆるみ、たるみに抗い、ハリと弾力を守り、育んでいくために頼りにしたいのが、私たちの肌や体に存在している2種類のヒートショックプロテイン(HSP)です!

一つ目は、紫外線や活性酸素、糖化などのダメージ(損傷)からコラーゲンやエラスチンを、しっかり守り、ダメージ(損傷)を受けた場合は修復し、修復できない場合は分解して良い状態に整えてくれる「ヒートショックプロテイン(HSP)70」。

二つ目はコラーゲンの生成を促進する働きと、コラーゲンが正しい三重らせん線維(=丈夫な強いコラーゲン)を作っていく過程に欠かせない「ヒートショックプロテイン(HSP)47」です。

これらのヒートショックプロテイン(HSP)は年齢とともに減少するので、しっかり増やすことを考えなければいけません!そこで、注目したいのがナールスゲンという化粧品原料です!

ナールスゲンは、ヒートショックプロテイン(HSP)70とヒートショックプロテイン(HSP)47のの産生を増やす働きがあると報告されている期待の化粧品原料。
さらに、ハリと弾力を支えるコラーゲンやエラスチンの産生、肌の潤いに欠かせないヒアルロン酸の産生も促す働きがあることも報告されています。

ヒートショックプロテイン(HSP)を化粧品で増やしたいと思った時には、ヒートショックプロテイン(HSP)自体を配合したものやナールスゲンのように、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす原料を使っているかどうかをチェックしてみてくださいね。

また、日常生活にヒートショックプロテイン(HSP)入浴法や運動などを取り入れて、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やして、若々しいハリと弾力のある肌を目指しましょう!

コラーゲンたっぷりのお肌

日常生活でヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法や化粧品の選び方について詳しくは下記にてご紹介していますので、ぜひご覧ください。

「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

「サウナの驚くべき効果ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」

「適度な運動していますか?!HSPでいつまでも若く健康でいられるために」

化粧品は、まず基礎化粧品選びから!キレイの味方HSPで貴方も美肌美人に!!

あなたのお肌は大丈夫ですか?!お肌の大敵、紫外線・・・その対策にもヒートショックプロテイン(HSP)の力が!

あなたのお肌は大丈夫ですか?!お肌の大敵、紫外線・・・その対策にもヒートショックプロテイン(HSP)の力が!

夏のプールでくつろぐ女性

明るい太陽の光は気分を盛り上げてくれます、が・・・
太陽の光に含まれる紫外線は、お肌に大きなダメージを与えます。

肌の老化の大きな原因として知られる紫外線。
紫外線は、まだ寒さの残る春先から急激に増えてきます。

強い紫外線にも耐えるお肌、免疫力のあるお肌になれたら・・・
食べ物やスキンケアに加え、効果的な方法があります。
今注目のヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことにより、紫外線に負けないお肌を手に入れることがきます!

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.紫外線の種類と症状・・・回復のカギはヒートショックプロテイン(HSP)?!

日差しが差し込む室内で休む女性

紫外線には、UVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)の3つがあります。このうち、UVCは大気中のオゾン層に吸収されるため、地球上に届くことはありません。 私たちの肌に直接影響を与える紫外線は、UVAとUVBの2つになります。

UVA

UVAは波長が長いため、肌の奥深く真皮まで届き、肌の弾力の低下や、しわ、たるみなど皮膚の老化に影響を与えます。
屋外だけでなく、室内にも侵入してきます。

強い日ざしを浴びた直後に肌が黒くなり、30分から数時間で消える反応(即時黒化)は、UVAが関係しています。
活性酸素を発生させるので、シミや色素沈着の原因にもなる紫外線です。

UVB

UVBは大部分が表皮で吸収され、短時間で皮膚に炎症(赤み、腫れ、水疱など)が起こります。炎症がおさまると、数日して皮膚のメラニン色素が増加して、黒く変化するのも特徴です。(遅延黒化)。メラニンが増加するため、日やけによるシミ・ソバカスの原因を作ります。
また、皮膚がんや白内障などの原因にもなり、健康面にも影響を及ぼすため注意が必要です。

紫外線のダメージを受けないように防御することは大切ですが、ダメージを受けた後のケアも、とても重要です。

そこで、ヒートショックプロテイン(HSP)が大きなカギとなります。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、自己回復力を高めるたんばく質です。ヒートショックプロテイン(HSP)をどれだけ早く、たくさん出せるかが、肌のダメージ回復に大きな影響を与えます。

2.紫外線のお肌への影響、ヒートショックプロテイン(HSP)との関わり

気になシミそばかす

紫外線は、お肌にさまざまなダメージを与えます。
しみやしわ、たるみといった、お肌の老化に大きく関わってきます。

色素沈着(しみやそばかす、くすみなど)

紫外線を浴びると、肌を紫外線から守ろうとする働きが活発になり、メラニン色素が過剰に生成され、しみやそばかすの原因となります。
乾燥が進んで機能が低下したお肌は、代謝がスムーズに行われず、メラニン色素を含んだ余分な角質が増え、色素沈着してしまいます。

しわ、たるみ

紫外線を浴び続けていると、UVAが皮膚の真皮にまで透過することにより、真皮にあるコラーゲンを破壊してしまいます。
これにより、お肌の弾力やハリが失われ、しみやしわ、たるみの原因になります。
お肌がたるむことで、毛穴も目立ちやすくなってしまいます。

肌荒れ、乾燥

紫外線を浴びることで、お肌が乾燥し、免疫力が低下することにより、肌が荒れやすくなってしまいます。また、皮脂が酸化するため、ニキビや吹き出物の原因にもなります。

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで、壊れてしまったコラーゲンを正常な形に戻したり、生成したり、また低下した免疫力をアップさせることができます。

紫外線は、さまざまな肌トラブルの原因となります。
紫外線への注意はもちろんですが、可視光線、いわゆる目に見える光にも注意が必要です。

太陽に含まれる光線の割合は紫外線が10%、そして残りの90%はほぼ可視光線なのです。ブルーライトも可視光線の一種と言われています。日焼け止めを塗っていても、日焼けしてしまった、というときは、可視光線が原因となっていることがあるかもしれません。

3.体の内側からする、紫外線予防

紫外線対策と食事

紫外線によるダメージを少なくするためには、食事による予防も有効的です。
日常生活の食事で、どのような栄養素を摂取していけばいいのでしょうか。

リコピンとビタミンA・C・E(エース)。
紫外線によって発生する活性酸素を除去する代表的な抗酸化成分です。
これらを摂取することで、体の内側から紫外線予防をしてくれます。

リコピン

リコピンは、熟したトマトに多く含まれる抗酸化成分です。 紫外線によって発生する活性酸素を消去するため、日焼けの予防に、そして日焼けをした後の回復に効き目があります。

ビタミンA・C・E(エース)

ビタミンA、C、Eも、優れた抗酸化力をもつ栄養素です。
新鮮な野菜や果物に多く含まれています。
これらを摂取することで、しみやしわを予防できます。

ビタミンA

ビタミンAは、油に溶けやすい性質を持つ脂溶性ビタミンです。
にんじん、かぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜や、レバー、うなぎ、牛乳、卵黄などの動物性食品に含まれています。

お肌の中のビタミンAは、紫外線などの光の影響を受けると急速に壊れてしまいます。
潤いのある皮膚や、粘膜の維持に大切な栄養素で、肌にうるおいやハリを与え、紫外線から守る天然の美容液のような働きをするため、毎日欠かさず取ることを心がけましょう。
特に、紫外線の強い季節は、サラダやスムージー、スープなどで積極的に摂取をすることをおすすめします。

ビタミンC

アスコルビン酸としても知られるビタミンCは、食品に含まれている水溶性の栄養素です。
いちご、レモン、ブロッコリー、小松菜などの新鮮な野菜や果物に多く含まれます。
コラーゲンの生成を促進し、肌に弾力と潤いをもたらします。

しみの原因であるメラニンの生成を抑制し、黒くなったメラニンを薄くする美白効果もあります。

ビタミンE

若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEには、血液の流れをスムーズにする血行促進作用、ホルモンバランスを整える作用、老化を防ぐ抗酸化作用、血管の老化を防ぎ体内で発生する過酸化脂質の増加をおさえる作用などがあります。

レバー、たまご、植物油、アーモンド、ごまなどに含まれる脂溶性ビタミンです。
お肌の代謝機能が上がり、ターンオーバーがしっかり行われ、お肌のバリア機能を高めてくれます。
また、メラニンの排出をスムーズにすることにより、しみやそばかすを防いでくれます。

ビタミンEは、同じく抗酸化作用のあるビタミンCと一緒に摂取すると、より効果的です。

日常の食生活の中に抗酸化力を高める食品を取り入れて、シミやくすみ、細胞ダメージのもとになる活性酸素を作らないように、体の中からしっかりとケアすることで、紫外線ダメージから、お肌を守ることができます。

4.紫外線対策に欠かせないヒートショックプロテイン(HSP)(まとめ)

ヒートショックプロテインで健康

紫外線は、お肌の表面のトラブルを引き起こすだけでなく、お肌の細胞の奥にあるDNAまで傷つけてしまうこともあり、皮膚ガンを引き起こす可能性もある、こわいものです。

ヒートショックプロテイン(HSP)は、その傷ついたDNAの修復を促進し、しみやしわの予防に加えて、皮膚ガンの予防にも効果があると言われています。
お肌のトラブルを回避するために、とても大切な働きをし、健康でみずみずしいお肌を手に入れる、大きな味方になってくれるのです。

紫外線対策に欠かすことができない、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすには・・・

40℃から42℃のお風呂に、のんびり浸かる、HSP入浴法が有名です。
42℃で入浴10分、41℃で入浴15分、40℃で入浴20分、浸かるだけでヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことができます。

ゆっくりお風呂に浸かれない時には、蒸しタオルを電子レンジで温める、蒸しタオル美容法も効果的です。

ヒートショックプロテイン(HSP)のうち、HSP70が、紫外線ダメージから肌を守り、色黒、しみの原因となるメラニンの抑制をしたり、しわを防いだり、と重要な役割をしてくれます。

入浴や有酸素運動、蒸しタオルにサウナなど、さまざまな温熱対策により、HSP70を高めることができれば、年齢や紫外線などのストレスに負けないお肌を作ることができます。

紫外線の量は季節で多少違いますが、日中は常に降り注いでいます。
健康なお肌のためには、年間を通した紫外線対策を是非おすすめします。

ヒートショックプロテイン(HSP)の増やし方

ヒートショックプロテイン(HSP)の増やし方

岩盤浴とヒートショックプロテイン

ヒートショックプロテイン(HSP)は、熱刺激を受けて体内で生まれるタンパク質で、細胞の修復をしてくれる働きがあり、ストレスや紫外線で傷んでしまったタンパク質を正常な状態に戻してくれる若返りタンパク質とも言われています。
身体の免疫機能を高めて、風邪やインフルエンザなどの病気を未然に防いだり、お肌を若々しく保つ効果が期待できるので、ヒートショックプロテイン(HSP)の増やし方を知ってどんどん貯めていきましょう!!

ストレピア美容部員 担当:石井

この記事はストレピア美容部員 担当:石井が執筆しました

化粧品検定2級

お電話で、お客様からのお肌悩みなどのご相談をお受けしています。美容、健康、筋トレについて、新しい情報が入るとすぐに試してみたくなる45歳独身女子。実際自分が試してみて良かった事、調べて興味を持った事、お役立ち情報をお伝えしていきます。

1.ヒートショックプロテイン(HSP)の岩盤浴での効果

ヒートショックプロテインの増やし方

岩盤浴をすると、ヒートショックプロテイン(HSP)と呼ばれる特殊なタンパク質が細胞内で増加します。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、細胞に熱ストレスを加えると増える特別なタンパク質で、傷んだ細胞を修復する働きがあると同時に、修復できないくらい傷付いた細胞や、異常な細胞を早めに壊して代謝を活発化する働きがあります。
そのため、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすと言われている岩盤浴を利用すると、健康や美容のために様々な効果が期待できます!

アンチエイジング

お肌の張りを保つコラーゲンは年齢と共に作る量が少なくなります。
コラーゲンを作るには、ヒートショックプロテイン(HSP)が必須なのですが、このヒートショックプロテイン(HSP)は、岩盤浴で細胞に熱ストレスを与えると増えるので、結果としてコラーゲンを作る力を増やす事ができます。

冷え性

体を内側から温める事ができる岩盤浴は、温まって血液循環が良くなるため、冷えが改善されます。
特に女性は、筋肉量が少ないため、男性より冷えやすいと言われています。
一度岩盤浴に行っただけですぐに冷え性が治るわけではないので、自分に合った頻度で利用するのがおすすめです。

むくみ

むくみの原因は、長時間の同じ姿勢、ヒールの高い靴、アルコールや塩分の過剰摂取、寝不足、疲労などの不摂生などが考えられます。
むくみは、本来なら排出されるべき水分が体内に残っている状態です。
岩盤浴で余計な水分を汗と一緒に排出し、血行を促進する事でむくみ予防につながります。

美肌

ヒートショックプロテイン(HSP)には、細胞の補修や異常のある細胞の代謝を活発化する働きがあるので、肌の代謝が上がります。
結果的にお肌のシミやたるみ、シワを改善して美肌への効果が期待できます。

ダイエット

岩盤浴に入ると体が温まり代謝がアップします。
代謝がアップすると脂肪が燃え、さらに体が温まるといったサイクルができ、体質的に痩せやすい燃焼体質になります。

疲労回復

年齢を重ねると、病気やケガ、日焼けや肌荒れが治りにくくなりますが、それは、傷ついたタンパク質の修復に時間がかかっているためです。(年齢とHSP参照)

体内にあるヒートショックプロテイン(HSP)の量が減少していることのあらわれと言えるでしょう。
そこで、実際に、ヒートショックプロテイン(HSP)が活性化すると、疲労回復やストレスの軽減につながります。
さらに、病気予防、鬱予防、ガン予防への効果も期待できるようです。

ヒートショックプロテイン(HSP)には、疲労物質である「乳酸」を抑制する働きがあり、疲れづらい体になります。
スポーツなどを行う日の3日前ぐらいが効果的です。

熱中症予防

クーラーに頼る生活が続くことで汗腺機能を使わなければ、体温調節機能や、脳の働き、身体機能もどんどん低下してしまいます。

そもそも熱中症は、汗があまり出ずに体内に熱がこもってしまう状態になると、なりやすいといわれています。
今はどこへ行ってもクーラーが効いており、夏でも汗をかくという事が少なくなっているため人間の汗腺機能や免疫力などが低下している場合が多いそうです。

自分の力でしっかりと汗をかくことにより体温をコントロールして、しっかりと水分補給をする事が大事です。 岩盤浴に定期的に入ることによって、最初は汗が出ない人でも繰り返し通う事で汗腺機能を活性化させることができ、次第にたくさんの汗が出るようになってきます。

2.ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす岩盤浴の入り方

1.入浴前に水分補給をします。
足湯かシャワーで10分程身体を温め、汗をかきやすい状態に整えます。

2.岩盤浴にうつ伏せの状態で5~10分寝ます。
先に内蔵を温める事によって身体が温まりやすくなります。

3.うつ伏せで温まったら、次は、あお向けの状態で10~15分寝転びます。
ふだん温まりにくい背中やお尻がじんわりと温まって、気持ちがいいと思います!

4.あお向けで身体を温めたら、15〜20分の休憩を挟みます。その時に水分補給をしっかりおこない、のぼせや脱水症状になるのを防ぎましょう

5.2~3を3回繰り返せば、岩盤浴の効果が高まります。
3回以上繰り返すと、必要以上に体内のビタミンやミネラルが排出されやすくなってしまうので、過度な入浴は控えましょう。

岩盤浴でかく汗はサラサラしていて保湿効果があるので、シャワーで流さないことをおすすめします。
ダイエット中の方は積極的に岩盤浴を取り入れましょう。

ヒートショックプロテインを日常で増やす

3.ヒートショックプロテイン(HSP)を化粧品で増やすには?

最近は、化粧品やサプリメントからヒートショックプロテイン(HSP)を補充できるものも出てきています。 ヒートショックプロテイン入浴法や岩盤浴も、忙しい方にとっては、時間をとるのが大変だと思いますが、化粧品やサプリメントは、毎日使うものなので、そこから補充できれば、手軽にヒートショックプロテイン(HSP)を補充でき、一石二鳥です!!

化粧品で外からヒートショックプロテイン(HSP)を補充し、サプリで中から補充すれば、相乗効果も期待できます!

4.ヒートショックプロテイン(HSP)のその他の増やし方

入浴

少し熱めのお風呂に短時間つかることで、体に熱ストレスを与え、体内のタンパク質の増加を促す入浴法で、ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法と言われています。

週に2〜3日、熱めのお湯(40~42度)に20分程度入浴し、自分の平熱から+1.5度を目安に体温を上げます。
入浴後は、バスタオルなどで全身をくるみ、熱を逃がさないようにして10~15分間安静にしながら、しっかりと保温します。
入浴前後で500mlの水分補給を目安に摂りましょう。

増加したヒートショックプロテイン(HSP)は、1週間ほど体内に残り、その力を発揮します。
ヒートショックプロテイン(HSP)のパワーがピークを迎えるのは、入浴から2日後といわれているので、この入浴法でヒートショックプロテイン(HSP)を増やすのは、週に2回の割合が最適と言われています。

運動

身体の芯から体温を上昇させるランニングやウォーキング、エアロビクスや登山などの有酸素運動もヒートショックプロテインHSPを増加させてくれます。 ホットヨガなど身体を温めながら行うエクササイズは、更に効果があります。

食事

きのこ類や海藻類、パン酵母などに多く含まれているβグルカンは、身体を温めてヒートショックプロテイン(HSP)を増加させる効果があります。
それによって、胃潰瘍、神経性の下痢を抑える効果があると言われています。
ちなみに唐辛子などの辛い料理は、胃腸に適度な刺激を与えヒートショックプロテイン(HSP)を増加させるのに効果的です。

まとめ

5.まとめ

岩盤浴でヒートショックプロテイン(HSP)を補充する効果的な方法は、前述した内容を行うだけです。
ただし一度きりの利用では効果は持続しないので、週1、2回程度継続して岩盤浴をおこないましょう。
1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後と、体調が整う実感が出てくると思います。

毒素や老廃物が排出されることで身体がスッキリ爽快になるだけでなく、血行促進効果によって顔色がよくなり、健康的な見た目に近づきます。
岩盤浴でかくサラサラの汗は、天然の化粧水であり、岩盤浴は、血行促進や身体の毒素を排出、さらにはダイエットにも効果的です!
岩盤浴の正しい入り方と効果を上げるポイントをしっかり抑えて、岩盤浴に出かけてみて下さい。

美を極めるものが知る“分子シャペロン”~ヒートショックプロテイン(HSP)スキンケア応用講座~

美を極めるものが知る“分子シャペロン”~ヒートショックプロテイン(HSP)スキンケア応用講座~

人体と細胞

ヒートショックプロテイン(HSP)が美容について有効であることをご存知の方は、アンチエイジングにおける最先端の知識を持っていると言っていいでしょう。
そもそもタンパク質というものが、いかに人間の身体の形成、また老化システムなどに影響を及ぼしているかを知ることが、美と健康に関しての意識の持ち方に大きな差をもたらします。

私たちの身体の中には60兆もの細胞があり、その細胞を構成するのがタンパク質です。タンパク質がフルに働くためには、なにか変化が起きた時にそれを修復するなど、正しい構造を維持するためのメンテンナンスが極めて重要です。その役割を担うのがヒートショックプロテイン(HSP)と呼ばれるストレスタンパク質、および分子シャペロンと呼ばれるタンパク質なのです。

美と健康のメカニズムを、“分子シャペロン”“ヒートショックプロテイン(HSP)”をテーマに探っていこう、というのが本稿のテーマです。一般に「身体を元気にさせる」「綺麗な肌をつくる」という表現が出回っていると思いますが、ではそれは具体的にどういうことなのか、ということを解明していきます。皆様の実生活においての、美肌育成や健康維持に大きく関与してきますので、ぜひお役立てください!

交告承己

美容アドバイザー

この記事は美容管理アドバイザー交告 承己(こうけつ うい)が執筆しました

日々、お肌について悩むお客様からのご相談をお受けしているお肌美容の専門家です。おひとりおひとりに対して懇切丁寧に、アドバイスをさせていただいております。スポーツ記者だった経歴を活かし、運動や健康管理の側面からも、美容に関して鋭く迫ります!

1.タンパク質を知る者は 美と健康を制す

健康的で肌の美しい女性

人間の身体の60%以上は水分が占めておりますが、その次に多くを占める重要な構成要素が各種タンパク質です。タンパク質が正常に働くことで、私たちは健康に身体が作動し、お肌などの状態も艶やハリを持ったいい状態でいられるのです。

しかしタンパク質が常に正常であることはなかなか難しいのです。その大きな要因が“老化”です。
美容にとっても健康にとっても、人はいかに老化と向き合っていくかがとても大切です。そのメカニズムを知ることで、年齢を重ねても元気に美しく輝くことが可能になるのです。そこで登場するキーワードが分子シャペロンというわけです。
アンチエイジングの根本となるものです。

第1章では、タンパク質が乱れると人間にどういう症状が起きてしまうのか、またタンパク質の構造を分析し、タンパク質が乱れるというのは一体どのようなことなのか、を具体的に探っていきます。そしてその中で、分子シャペロンがとても重要な役割を担うことを見ていきます。
日頃のスキンケア・美肌育成・健康維持に、繋がってくる根本的な知識となりますので、早速みていきましょう!

1-1 タンパク質の乱れで起きてしまう、世にも恐ろしいこと

老齢の女性

人間の身体がなにか異変を起こし体調不良となったり、様々な病気や傷害を発してしまうのは、何らかの原因によってタンパク質が傷ついてしまうためです。
傷つくということを正確に表現しますと、タンパク質を形作っている構造が歪んで崩れてしまったりしてしまうことで、正常な働きができなくなるということです。これに対応するべく、傷ついたタンパク質を修復することで細胞を守っていくことが、極めて重要になってくるというわけなのです。

現代社会では肉体的のみならず精神的なストレスも日常的に抱えることがありますが、こうした様々なストレスによってタンパク質が傷害され、異常なタンパク質が細胞内に溜まってきてしまうと、侵された細胞は正常ではない、いわゆる病的な状態となります。加えて、老化により肉体機能が衰えるとストレスへの抵抗力も更に弱まってしまい、高齢者の熱中症やウイルス感染の割合はどうしても高くなってきてしまいます。

タンパク質が正常に構成されていない状態を“凝集体”といいます。これについての詳細は後述いたします。高齢者の認知症やパーキンソン病は、タンパク質の凝集体が原因となり、異常タンパク質が蓄積されることによって生じることがわかっています。細胞の老化により、異常タンパク質の修復・分解能力が低下することがその引き金となっていると考えられています。

「美しく年を重ねたい」という人間の永遠の欲求に対しても、暗い影を投げかけるのが、タンパク質が受けるダメージです。加齢による年齢肌の悩み、紫外線などがもたらす肌荒れ、日常のストレスから結びつく肌悩みなども、お肌を構成するタンパク質がダメージを受けているから引き起こされてしまうものなのです。

大事なことはストレス傷害により構造異常を起こしたタンパク質を修復し、タンパク質を正しい構造に戻してあげることに意識を向けることです。そこで脚光を浴びるのが“分子シャペロン”、というわけです。

タンパク質の構造が乱れ、正常でなくなることの恐ろしさをご理解いただけたでしょうか。では、タンパク質の構造って、そもそも一体どのようなことなのかを具体的に見ていきましょう!

2.タンパク質のできる仕組みを知ろう!

活動的な女性

生命活動の担い手で、美と健康の中枢であるタンパク質は、アミノ酸が連なったひも状の状態がもともとの原型です。このひも状のことをポリペプチドと呼びますが、ひものようにブラブラしている状態とお考えいただければよいと思います。

タンパク質は、このひも状のブラブラな状態では働くことが実はできません。アミノ酸の並び方にある特有のかたちに、しかるべき立体構造に折りたたまれる必要があります。そのしかるべき折れたたみのことを「フォールディング」といい、こうしてはじめてタンパク質の構造ができあがります。

しかし生まれてきたばかりのタンパク質は非常に不安定なため、安定しようと、周りに同様の不安定な状態にあるひも状に安易に結合しようとします。また、たとえうまくフォールディングした後でも、例えば熱が加わってしまうと運動エネルギーが発生してタンパク質の結合が崩れ、崩れたタンパク質同士が結合してしまうこともあります。これらのことで、タンパク質の“凝集体“ができてしまいます。先ほど出てきた凝集体の実体が、こちらというわけです。

細胞の中でタンパク質が凝集してしまうと、細胞は死んでしまいます。それでは困りますよね? しかしながらなんだかんだ言って、タンパク質は凝集せず、私たちの身体の中で働いています。それは結合しようとするタンパク質に寄り添い、他と結合しないようにしてくれる存在がいるからです。

いよいよ“分子シャペロン”、“ヒートショックプロテイン(HSP)”の登場です!

2.分子シャペロンがタンパク質を救う 老いからあなたを守る救世主

細胞を守るイメージ図

タンパク質が普段正しく働いてくれる背景には、それを可能にしてくれる“分子シャペロン”という存在があります。いったい分子シャペロンとはなんなのか、そしてヒートショックプロテインとの関係性はどのようなものなのか。そのことに迫っていきます。ワンランク上のアンチエイジングを目指すためにも、是非とも知識として身に着けておきましょう!

2-1 分子シャペロン様様!人が美と健康を目指せる秘密

外敵から人体を守る細胞

シャペロンという単語は、chaperoneと綴るフランス語が語源です。

原義は、「デビューしたての若きレディーが(周辺の輩たちとの不適切な関係などを防ぎながら)一人前になるのを介添えする年配の婦人」

引用元:一般社団法人 日本生物物理学会

という意味とされています。

1章で解説した通り、タンパク質はしかるべき折れたたまれ方でフォールディングされなければ、働くことができません。分子シャペロンは、細胞内でタンパク質が正しくフォールディングされるのを助けているのです。つまり、あたかも社交界デビューのレディーを介添えする貴婦人のように、タンパク質が産まれてから死に至るまでの「タンパク質の一生」の様々な過程における介添えタンパク質全般を指す用語して、分子シャペロンという言葉が定着しました。

わたし達の身体は60兆個に及ぶ細胞で作られていますが、水分を除けば身体の大部分は各種タンパク質で作られています。筋肉も髪の毛も、爪も、そしてお肌も、タンパク質できています。常に新しいタンパク質が各組織の細胞でつくられ、古くなったタンパク質は分解処理をされます。
こうした一連のサイクルでタンパク質を正しいフォールディングに導き、身体各所に運搬し、その後の分解に至るまで、分子シャペロンがタンパク質の付き人となるのです。そして、様々な病気や傷害をひきおこす原因になるようなストレスが細胞に加わった時、そうした傷害からタンパク質を守るために増加し、防御・修復をしてくれるのです!

2-2 ヒートショックプロテイン(HSP)の正体HSPスキンケアとは

髪の美しい女性

ヒートショックプロテイン(HSP)は、分子シャペロンの1種と言っていいですが、簡単に違いを述べると以下のごとくとなります。

新しく生まれたタンパク質のフォールディングを助ける役割をもったタンパク質が“分子シャペロン”、一度作られたタンパク質がストレスなどによってミスフォールド(タンパク質の構造が崩れる)したものを正しくフォールドし直すものを“ヒートショックプロテイン(HSP)”と分類されます。

つまり一度かたちとなったタンパク質が、何らかの原因でストレスが加わることでかたちが崩れてしまったときに活躍するのがヒートショックプロテイン(HSP)ということです。スキンケアで例えると、お肌の細胞内のタンパク質が、紫外線などのストレスダメージを受けることでかたちが崩れ、シミやシワといった肌荒れ症状が生じるときに、肌内部にヒートショックプロテイン(HSP)があることで、そういったダメージや症状を修復してくれるんですね♪

HSPスキンケアとは、上記の点に着目し、ヒートショックプロテイン(HSP)をスキンケアの度に補填していくものです。タンパク質に働きかけるというのが、その正体だったわけです!

3.3 まとめ

記事の終わり

ヒートショックプロテイン(HSP)は、身体の中に存在するリペア機能です。しかし、どうしても加齢、ストレス、疲労で減少してしまうものなので、それを維持することがとても重要なテーマになります。

それは美容面にとどまらず、健康面においても同じです。それは身体の大きな割合を占めるタンパク質であるからです。

このタンパク質の構造を正しく保つことが、健康で美しくいられる秘訣でした。そのためには分子シャペロン効果を壊さないようにするため、ヒートショックプロテイン(HSP)をできるだけ減らさないように心掛けることです。

そのことを意識して、健康・美容維持、アンチエイジングを行っていくと、中長期的な効果が全く変わってきます。本当の効果は、身体の芯から得られるものなのです。

日焼けによる老化ダメージから肌を守るヒートショックプロテイン

日焼けによる老化ダメージから肌を守るヒートショックプロテイン


強い日差しを浴びる女性
MASAKO

MASAKO

35年以上、化粧品・美容業界で美と健康に携わる仕事に従事してきた50代女性。いくつになってもイキイキと輝いて日々を楽しんでいくために必要な「身体と心と肌のメンテナンス」をテーマに、いろいろな情報を発信していきます。


日焼けをして黒くなった肌が健康的で美しいと、コマーシャルにも真っ黒に日焼けした女優さんが走る姿が映し出されていた時代は遠い昔。今では紫外線を浴びると、シミやそばかすが増え、肌の老化が進んでしわやたるみが増えることは広く知られ、多くの方はアンチエイジングのために日焼け止め、日傘などで日焼けを防いでいることと思います。

とは言え、どれだけ念入りに紫外線をカットをしたつもりでも100%防ぐことはできない紫外線。うっかり日焼け止めを塗り忘れて“日焼け”をしてしまったり、思いがけない“日焼け”をしてしまった時はどうしたらよいのでしょうか?

日焼けをした時、肌の中で何が起こっているかを知ると、基本の必須ケア+「ストレス防御タンパク質」ヒートショックプロテインを補うことがアンチエイジングに有効だということがわかります。日焼け老化を防いで、若々しく美しい肌を守っていきましょう。



1.日焼けした肌で起きていることは?~炎症、酸化、糖化~


日焼した肌

老化の原因“炎症”


「日焼け」という言葉は、紫外線を浴びて皮膚が赤くなる“サンバーン”と、色が黒くなる“サンタン”を含めて使われています。
“サンバーン”は、ほてりを感じたり、皮膚が赤くなってヒリヒリする、痛いなどの症状があり炎症を起こしていることがわかりやすいですね。

一方“サンタン”は痛みや肌の赤みを感じずに、肌の色だけ黒くなることもあり炎症を起こしているという自覚がないこともありますが、肌の色を黒くするメラニンが増えるのは、紫外線を浴びて肌の中に炎症が起きていることも原因の一つ。肌の中では無自覚の炎症が起きています。

“サンバーン”“サンタン”いずれの場合でも、日焼けをすると肌の中では炎症が起き、肌の細胞にダメージ(損傷)を与えて、肌の機能を低下させてしまいます。また“炎症”は肌老化を進める“活性酸素”を大量に発生させる原因になるのです。


老化の原因“酸化”


活性酸素は高い酸化力で体内に入り込んだウイルスや細菌類を撃退したり、酵素の働きを促すなど肌や体を守る働きをしています。

ところが活性酸素が大量に増えると健康な細胞、コラーゲン、遺伝子などさまざまな物が酸化によるダメージ(損傷)を受けて機能が正常に働かなくなり、しわや、たるみ、シミ、くすみ、ごわつきなどの肌老化を引き起こすのはもちろん、免疫力が低下し、さまざまな肌トラブルにつながります。

切ったリンゴの色がどんどん変わっていくのも酸化が原因。


切り口が酸化したリンゴ

日焼けした肌の中では、紫外線を浴びて活性酸素が増え、さらに日焼けによる炎症で活性酸素が増え、酸化ダメージ、老化ダメージが進んでいる状態です。

機能が正常に働くなることから“肌がサビる”とも言われる“酸化”によるダメージから肌を守ることはアンチエイジングの大きな課題です。


老化の原因“糖化”が起きる


血液中の糖とたんぱく質が結びついて老化物質(AGES)が作られる“糖化”。“糖化”で生まれた老化物質(AGEs)は肌の細胞の表面にもついて、細胞の働きを阻害し老化を加速させます。

また、老化物質(AGEs)はコラーゲン線維どうしを結びつけて弾力性を損ねる上に、コラーゲン線維を生成する線維芽細胞も老化物質(AGEs)によってダメージ(損傷)を受けるため肌はハリを失い、シワが増えていきます。

また“糖化”により変性したたんぱく質は褐色化するため、肌が黄色くくすんで見えるようになります。加齢による黄ぐすみの原因は糖化によるものだったのです。このことから、糖化は「肌のコゲ」とも言われています。

紫外線を浴びることで“糖化”が進み老化物質(AGEs)が増加。肌の老化が進むだけではなく、肌の中でさまざまなダメージ(損傷)を受け炎症が起きていきます。

日焼けによる、“炎症”“酸化”“糖化”のダメージ(損傷)から肌の健康と若々しさを守るヒートショックプロテインは、アンチエイジングに欠かせない重要な存在です。


2.日焼けによる老化の悪循環とは?


日焼けダメージ

日焼けによる“炎症”“酸化”“糖化”には、それぞれのダメージ(損傷)がお互いのダメージを増幅するという問題が潜んでいます。

日焼けにより起こる“炎症”で肌はダメージを受け、“炎症”により増えた活性酸素は“酸化ダメージ”を与えるだけなく、“糖化”を進めて老化物質(AGEs)を生み出し、肌細胞・組織にダメージ(損傷)を与えて皮膚の老化を進めます。

さらに老化物質(AGEs)自体も炎症を引き起こすため、“炎症”“酸化”“糖化”の悪循環に陥り、皮膚の老化を加速させていきます。

この老化の悪循環から抜け出すためにも、ヒートショックプロテインが必要です。


3.日焼けによる老化の悪循環から肌を救うヒートショックプロテイン


ダメージのない美しい肌

もともと私たちの肌や体に存在している特殊なたんぱく質ヒートショックプロテインは、紫外線や熱、病原菌や精神的なストレスなどでダメージ(損傷)を受けて構造がおかしくなったたんぱく質を修復して元気にしたり、ダメージが大きすぎて修復できなくなったたんぱく質を分解する働きがあり「ストレス防御タンパク質」とも呼ばれています。

ヒートショックプロテインは、日焼けなどの炎症を抑え、炎症や酸化によりダメージ(損傷)を受けた肌を修復する働きがあります。

また、糖化した皮膚のコラーゲンを分解排出する一方で、新しいコラーゲンの生成を促す働きもあります。

ヒートショックプロテインはダメージを修復するだけではなく、免疫力をサポートするなど様々な“力”を備えており、“炎症”“酸化”“糖化”それぞれによるダメージを修復しながら、老化の悪循環に陥っていく肌を救い健康で若々しい肌を守り育む働きがあるのです。


4.日焼け老化を防ぐHSPを増やすには


ヒートショックプロテイン(HSP)は、もともと私たちの肌に存在している特殊たんぱく質ですが、年齢とともに減少。
50歳前後をピークにどんどん減少していきます。

日焼け老化から肌を守るために、ヒートショックプロテインたっぷりの肌にするにはどうしたらよいのでしょうか?

3つの方法をご紹介します。

1)お風呂

ヒートショックプロテイン(HSP)は熱のストレスを加えることで生まれます。
40℃~42℃のお風呂で、10分から20分程度、体の芯までゆっくり温め、入浴後は10分から15分身体を覆って保温します。
※お湯の温度目安/42℃→入浴10分、41℃→15分、40℃→20分
※体温38℃を超えるくらいまで温まる


HSPを増やす入浴法についてはこちらで詳しくご紹介しています

「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

体温38℃をこえ、その後保温ができるのであれば、サウナや岩盤浴も良いでしょう。


サウナとヒートショックプロテイン(HSP)については、こちらで詳しくご紹介しています!



「サウナの驚くべき効果 ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」

2)運動

ヒートショックプロテイン(HSP)は、運動も有効です。
汗をかき、身体が温まる有酸素運動などの運動を30分程度続けることが必要だと言われています。

肥満や生活習慣病の予防、身体の機能や筋力の維持など運動の重要性や、自宅でできる運動、ヒートショックプロテイン(HSP)について興味のある方はこちらの記事をご覧ください。



「適度な運動していますか?!HSPでいつまでも若く健康でいられるために」

ヒートショックプロテインを増やすために、お風呂は効果的ですが夏は厳しいと思う方や、そこまで入浴に時間がかけられないという方もいらっしゃると思います。
また、日常生活に運動を取り入れることは、身体にとってとても良いことですが紫外線を防ぎながら、汗をかくほどの有酸素運動を30分程度続けられないという方は次の二つの方法でヒートショックプロテインを増やしましょう!

3)食事(サプリメント)

時間も負担も、我慢もしないでヒートショックプロテインを補い増やすもう一つの方法は、食事。

ヒートショックプロテインを増やしてくれるという“βグルカン”を多く含むキノコや、身体を温める辛い物、良質なたんぱく質などバランスの良い食事をとるようにすると良いでしょう。

5.日焼けのプラス効果


カーテンを開けて日差しを浴びる女性

美しさと若々しさを求める女性にとって“日焼けは大敵”と、美白ブームが到来して以来、骨粗しょう症・アレルギー・うつ病・糖尿病などが急増したとも言われています。

太陽光が当たると、体の中でビタミンDが作られます。 ビタミンDは、健康な骨、筋肉、歯のためにカルシウムやリンととも に働く大切な栄養素。ビタミンD不足は骨粗しょう症の原因にも! また、免疫機能を調節・維持する働きがあり、がんやアレルギーの抑制にも 関りがあると言われています。

また、朝に日光を浴びることで体内リズムが整い、睡眠の質を向上するとか 日光は脳が幸せや安心感を得るために必要なセロトニンというホルモンを分泌させる働きがあり、不眠症やうつ状態の改善にも効果があると言われています。

日焼けは害ばかりではなく良いこともしてくれるのです。 日焼け老化はしっかりケアしながらも、上手におつきあいしていきたいものです。

5.まとめ~日焼け老化を防いで若々しい肌に!~


日焼けによる老化は避けたいもの。
まずは、日焼け止めや日傘などで極力日焼けを防ぐことが大切です。
もしも日焼けをしてしまったときは、まずは熱を持った肌を「冷やす」こと。
ほてりを鎮めて、紫外線で乾燥した肌をしっかり保湿して肌を落ち着かせることが第一です。

そして、肌の中で起きている老化の悪循環を断ち切るためにヒートショックプロテインたっぷりの肌に整えることが若々しく健康で美しい肌を守り育む秘訣です。

ヒートショックプロテインは、増やしても減ってしまうものなので継続して増やすことを考える必要があります。
ヒートショックプロテインを増やすための入浴法や運動を取り入れたり、食事内容に配慮するなど自分のライフスタイルにあわせた方法で増やしていきましょう。

日焼けには、プラスの効果もあるので太陽の光を“悪い物”だと思うばかりではなく、紫外線老化を防ぐエイジングケアをしながら上手におつきあいを!
健康で若々しい肌と身体を育んでいきましょう。


※ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法については、 こちらで詳しくご紹介していますのでご覧ください。

●入浴
「入浴でHSPが増える?!・・・入浴好きな人の肌が美しいわけ」

●サウナ
「サウナの驚くべき効果 ヒートショックプロテイン(HSP)と血流促進の最強タッグ」

●運動
「適度な運動していますか?!HSPでいつまでも若く健康でいられるために」

ストレスで急激に老ける原因はヒートショックプロテイン(HSP)の減少にあった。効果的にヒートショックプロテインを取り入れて肌も気持ちも免疫UPで健康に!!

ストレスで急激に老ける原因はヒートショックプロテイン(HSP)の減少にあった。効果的にヒートショックプロテイン(HSP)を取り入れて肌も気持ちも免疫UPで健康に!!

コスメコンシェルジュ 川子

コスメコンシェルジュ 川子

日本化粧品検定1級

元国際線キャビンアテンダント。若い頃は今思えば大したことのない毛穴、たるみに、肌の悩みに何十万もかけてエステに通い、有名どころの海外コスメは全て網羅、ホットヨガにもジムにも通い、肌、体形の維持!そんな若かりし頃を過ごしたアラフォーワーママが調べに調べて簡単&効果がある美容法を紹介します。2019年11月 日本化粧品検定1級取得!!

ストレス・・・大人になればなるほど避けては通れません。
自分だけの世界で生きていた学生時代はそんなに感じなかったストレスも、
社会に出て、仕事のストレス、対人関係のストレス、
子供絡みのストレス、親戚付き合いのストレス、
ママ友とお付き合いによるストレス…
どんどんどんどん増えていきますよね。

筆者が子供の頃、母親の寝顔を見て良く言っていました。
「母さん、眉毛と眉毛の間がギュってなってるよ(眉間にしわを作って寝ているよ)」、と。
あの頃は分かりませんでしたが、
さぞストレスが多かったことでしょう…今の私と全く同じ。(笑)

ストレスを抱えた女性

ただ今の私が違うのは、ヒートショックプロテイン(HSP)という成分を知っていること!
ストレスによる老化現象が出てくる前にヒートショックプロテイン(HSP)チャージで、母親より綺麗なワーママ目指してます!

1.ストレスってそもそも何?原因は?

ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のこと。
心への負荷だけでなく体への負荷も同様で、それにより、様々な不調を引き起こす原因になるのです。
外部刺激とは、天候や騒音などの環境的要因、病気などの身体的要因、悩みや不安など心理的な要因、人間付き合いがうまくいかない、仕事が多忙などの社会的要因があります。

日常の中で起こる様々な変化=刺激が、ストレスの原因になりうるのです。
大人になるって辛いですね・・・・

2.ストレスから守ってくれる成分「ヒートショックプロテイン(HSP)」

スポーツ選手も注目ヒートショックプロテイン(HSP)

ヒートショックプロテイン(HSP)とは、ストレスから身体を守り、自己回復力を高めてくれるタンパク質。
日常の様々なストレスによって傷ついた体のタンパク質を、元のきれいな形に戻す働きがあります。

プロ野球の巨人軍やスポーツ選手も「ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法」をトレーニングのメニューにも加えているんだそうです。

運動やトレーニングにより損傷した体の細胞をヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで修復、回復させる特殊な入浴法です。
42℃の熱ショックを受けると急増するという特徴があるので熱いお風呂に短時間入って、このタンパク質に熱ショックを加えて急増させ、疲れた体を修復しようと言う作戦ですね。サウナでもOKです。

3.ストレスを受けることによる身体のさまざまな反応とヒートショックプロテイン(HSP)の効果

ストレスで起こる身体の4つの変化

自律神経の乱れ

自律神経の乱れを整えるアロマエッセンスオイル

自律神経には体を興奮モードにする交感神経と沈静モードにする副交感神経がありますが、過度のストレスがかかると、これらのバランスが崩れてしまいます。

身体はそのストレス状態に適応しようと交感神経を優位に切り替えます。
すると血管の収縮や覚醒反応が起こり、さらにその状態が続くと免疫機能の低下などが起こります。

医療現場でも注目のヒートショックプロテイン(HSP)は、自律神経のバランスを整え、ストレスが軽減するという結果が研究により得られています。

睡眠不足になる

ぐっすり眠る赤ちゃん

ストレスを強く感じると、身体は「危険だ!」と認識し、ストレスホルモンであるアドレナリンを分泌します。
アドレナリンが分泌されると、心臓がドキドキする・冷や汗が出る・呼吸が荒くなるなどの「身体の興奮状態」を招きます。

しかし、ヒートショックプロテイン(HSP)は脳のストレスをコントロールする指令塔に働きかけることで眠りを改善してくれると考えられています。

糖分の過剰摂取

脳がストレスを受けると、脳の活動に必要不可欠なエネルギーであるグルコースを多く必要とします。
グルコースは、脳の燃料となる、でんぷんやショ糖などの炭水化物を分解して得られるもの。
人々はその脳の要求に従ってスナック菓子を食べたり余りデザートや主食を多く欲してしまいます。
疲れた時に余り物が染みわたるもの納得ですね。

ここでもヒートショックプロテイン(HSP)は大活躍。
ヒートショックプロテイン(HSP)は糖化し硬くなった皮膚のコラーゲンを排出しつつ、新しいコラーゲンを生み出すため、ターンオーバーを正常に整えてくれます。

飲酒・喫煙の増加

喫煙と飲酒はストレスになることも

ストレス飲酒や喫煙の量が増えたという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
一時的に疲労感やストレスから解き放なたれたり、忘れる事が出来た気になりますが「ニコチン」や「アルコール」を摂取することによってニコチンやアルコールの「禁断症状」を解消しているだけのこと。
根本的な悩みを解決しているわけではありません。

ヒートショックプロテイン(HSP)の活性化により、疲労感やストレスの軽減に役立つことが分かっています。
ヒートショックプロテインがあればお酒もたばこも必要ないという事ですね!?

4.ヒートショックプロテイン(HSP)不足を放置すると進む「酸化」「炎症」「糖化」による老化

ヒートショックプロテイン(HSP)が不足した肌

ストレスにより様々な不調を引き起こすことが分かりました。
でも、やはり一番気になるのはそれによる美容面でのマイナスと老化現象ですよね。
ヒートショックプロテイン(HSP)を上手く増やせないまま放置しておくと具体的にどのような美容面での不調を引き起こすのでしょうか?
自律神経の乱れ、睡眠不足、糖分の過剰摂取、飲酒喫煙、それぞれ見ていきましょう。

自律神経が乱れると上述したように血管が収縮し、全身の巡りが悪くなります。
その結果、ターンオーバーも不調になり、くすみが目立つようになり健やかな肌が保てなくなってしまします。

特に女性はストレスによって男性ホルモンの分泌が増えるため、皮脂量が増加。ベタつきを感じやすくなり、ニキビなどの「炎症」ができやすくなります。

夜しっかりと睡眠がとれていると体はスッキリしますよね。これはお肌も同じ。
日中に受ける紫外線や、空気中の大気汚染などの影響を受けた肌の細胞は、夜寝ている間に修復されます。
しかし睡眠に何らかの障害があると、その回復が妨げられ充分に回復できていないまま翌日に持ち越すことになる為、「炎症」状態でどんどん負のスパイラルに陥ります。

「糖化」による老化の恐怖は段々有名になってきましたね。
糖質はコラーゲンを破壊し、肌内のたんぱく質を硬化させるため肌はごわつき、全体がぼこぼこした印象に。
また、AGESという物質が発生するため、肌全体が黄褐色にくすみます。
このくすみも老けて見える印象を助長させます。

飲酒や喫煙は肌の「酸化」を引き起こします。
アルコールの摂取によって肌の抗酸化レベルが低下してしまうため、コラーゲンやエラスチンの産生力が低下したり、皮膚の組織が壊れシミ、しわが表面化します。
また喫煙も老化物質「活性酸素」を増やし、更に、血管を収縮させ皮膚の温度や代謝を低下させるため肌に必要な潤い、ハリ、透明感の低下、さらに血行の悪い顔色をもたらしてしまいます。

5.上手にヒートショックプロテイン(HSP)を増やしストレスとうまく付き合おう

頬に手を当てる穏やかな女性

如何でしたか?ストレスによる身体の影響はご自身が認識している以上の物があったのではないでしょうか?
自律神経の乱れや、睡眠不足もとても厳しいですがアラフォー高齢出産ママとしては、美容面での影響が一番怖いです(今の所)
「炎症・酸化・糖化」という老化の3大負のスパイラルは全てヒートショックプロテイン(HSP)補充で断ち切ることが出来ます。

今はアスパラガスの根元から特殊製法で抽出したヒートショックプロテイン(HSP)を活性化することのできる製品や普段のお手入れを少し変えるだけでヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことも出来るようです。
(母親の時代にはなかっただろうな、、、ごめんね、お母さん!)

ストレスは完全に断ち切ることは出来ませんが、是非、ヒートショックプロテイン(HSP)を上手く補充しながらストレスとうまく付き合っていきましょう。

ストレスフリーに青空へ手を広げる

病気や老化は、体の酸化が原因?!抗酸化作用のある食べ物で、美肌&健康に!

病気や老化は、体の酸化が原因?!抗酸化作用のある食べ物で、美肌&健康に!

健康的な食事を摂る女性

いつまでも、健康で、元気な体でいたい!
しかし、人間は、歳を重ねること=老いを避けて通ることはできません。

りんごを切って少し時間が経つと、表面が茶色く酸化するのを見たことがあると思います。
人の体でも同じように、酸化が起こります。

病気や老化の原因には、食事や生活習慣、ストレスなどさまざまな要因がありますが、体の酸化も、その要因のひとつなのは、ご存知でしょうか。

酸化を防ぐには!
そして、いつまでも元気でいるには!
身近な食べ物や、生活習慣で、酸化しにくい体を作ることができます!

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.酸化とは・・・食べ物で改善できる?!

肩こりに悩む女性

活性酸素とは、他の物質を酸化させる力が非常に強い酸素のことをいいます。私たちは、呼吸によって大量の酸素を体内に取り入れていますが、そのうちの約2%が活性酸素になるといわれています。

この活性酸素が増えすぎると、鉄がサビるように、身体の細胞を傷つけます。
これが、酸化です。
体が酸化すると、肩こり、慢性疲労、肌荒れなどの他、高血圧やがんなどの生活習慣病なども、引き起こすといわれています。

しかし活性酸素は、私たちの体に悪い影響を与えるだけではありません。
殺菌力が強いため、体内の細菌やウイルスを撃退する役目もしてくれます。

私たちの体には、尿酸、アスコルビン酸、メラトニンといった抗酸化物質が存在します。
活性酸素がバランスよく働くように、抗酸化力を備えているのですが、この抗酸化作用は20代をピークとして、加齢とともに低下していってしまうのです。

若いころのように、抗酸化作用を持続させるには、どうすればいいのでしょうか。
食べ物や生活習慣・・・それは、私たちの普段の生活の中にあります。

2.サビない体にするために・・・抗酸化の基本は食べ物!

新鮮な野菜と香辛料

体の酸化をおさえる基本は、食べ物です。
抗酸化作用のある栄養素は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール類、ミネラル類や、美容効果で話題のカロテノイドなどがあります。

ビタミンA

ビタミンAは、皮膚や目の健康に欠かせない栄養素です。レチノールとβ-カロテンがあり、抗酸化力が強いのは、β-カロテンです。トマトやホウレンソウ、ピーマン、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれます。

ビタミンC

ビタミンCは、緑黄色野菜や果物に多く含まれます。パプリカ、ブロッコリー、パセリ、青菜類、キウイ、イチゴ、柑橘類、柿などです。ビタミンCは水溶性なので、熱に弱いため、生で食べるのがおすすめです。水洗いするときは、洗い過ぎないように気をつけましょう。

ビタミンE

ビタミンEは、種実類(ごま・アーモンド・ピーナッツなど)や、かぼちゃ、アボカド、うなぎなどに多く含まれます。ビタミンEは、油に溶けやすい性質があるため、油を使うと体内に吸収されやすくなります。
緑黄色野菜を油で炒めて食べると、他のビタミンも同時に摂れて、より効果的です。

ポリフェノール類

ポリフェノールは、野菜の色素や苦味、渋味の成分となる化合物の総称のため、ほとんどの野菜の葉や茎に含まれています。

主なものは、プルーン、りんご、赤ワイン、コーヒー、緑茶、紅茶などです。
果物は、皮ごと食べると、より効果的です。
コーヒーやお茶は、ペットボトルで販売しているものより、おうちで淹れたもののほうが、より多くのポリフェノールを含んでいます。

ミネラル類

ミネラルは、熱には強く、水に溶けやすい性質です。茹でるよりも蒸すほうが、効果的です。煮込み料理の場合は、煮汁ごと、いただくといいかもしれません。海藻類(わかめ・のり・昆布など)、魚介類(桜えび・うるめいわしなど)、納豆などに含まれます。

カロテノイド

カロテノイドは、油溶性のため、油を使った調理方法で食べると、吸収されやすくなります。
緑黄色野菜やフルーツの黄色、オレンジ、赤色の色素成分のため、濃い色の野菜や、果物に含まれています。

パプリカ、トマト、ホウレンソウ、ミカンなどです。
赤いパプリカには、カロテノイドの中でも、特に抗酸化力が強いキサントフィルという成分が豊富に含まれていますので、おすすめです。

どれも、日頃、口にしやすい食べ物ばかり。
抗酸化作用のある食べ物で、体の酸化を防ぎ、サビない体を手に入れましょう。

3.日常生活の見直しで、酸化を防ぐ!

ランニングをする男女

酸化を防ぐには、抗酸化作用のある食べ物を摂ることだけでなく、普段の生活の中にもヒントがあります。

紫外線の防止

紫外線を浴びると、体内で活性酸素が発生し、酸化ストレスが高まります。お肌のハリや弾力に重要なコラーゲンやエラスチンなどにダメージを与え、しみやしわの原因となります。
日焼け止めや、帽子、日傘、サングラスなど、紫外線対策を心がけましょう。それらに加え、紫外線を浴びる前に、抗酸化作用のある食べ物を摂取するのも、ひとつです。

ストレスは禁物

ストレスを受けると、一時的に血液の流れが悪くなり、これが元に戻るときに活性酸素が発生します。
ストレスがたまったと感じたときは、湯船にゆっくり浸かるなど、リラックスできる状態を作ることが大切です。

適度な運動を

一般的に、運動は、活性酸素の産生を通して,体に酸化ストレスを与えることが知られています。
しかし、適度な有酸素運動は、脂肪を燃焼させ、発生した活性酸素を消去し、抗酸化物質の働きを高めることで、体の酸化を抑えてくれます。

有酸素運動には、ウォーキング、ジョギング(ランニング)、水泳、サイクリング、エアロビクス、なわとびなどがあります。

アルコールをとり過ぎない

お酒に含まれるアルコールは、胃腸で体内に吸収されると、肝臓へ運ばれます。
その代謝とプロセスで活性酸素が生まれ、細胞の酸化と損傷を進めてしまいます。
人それぞれ、適量は違うかと思いますが、くれぐれも飲み過ぎには注意を!

最近は、たばこを吸う人を見かけることは、少なくなりましたが、タバコの煙には活性酸素や、その発生を助長する有害物質が数多く含まれています。
血液中に入ると、動脈硬化の原因となる酸化LDLをつくる原因にもなると言われています。

日常生活の中で、知らず知らずのうちに、活性酸素は増えていきます。
生活習慣を、少し見直してみませんか。
体の酸化を防ぎ、アンチエイジングにつながるカギが隠れているかもしれません。

4.食べて笑って・・・美肌と健康には抗酸化!(まとめ)

果物を食べる笑顔の老夫婦

体が酸化すると、肩こりや慢性疲労、肌荒れ、高血圧など、美容だけでなく、健康にも、さまざまなトラブルがでてきます。

紫外線、放射線、大気汚染、たばこなど、様々な状況で、活性酸素を発生させる環境の中で日常生活を送っているため、体内でつくられる抗酸化酵素だけでは処理しきれないことも、しばしばです。 老化のスピードを速めるばかりか、健康でいることさえ、難しくなってきます。

体を酸化させないためには、少し日常生活を見直してみることが大切です。
難しいことではなく、日頃、何気なく過ごしている日常を、少し振り返るだけで大丈夫です。

日常の食卓に、抗酸化作用のある食べ物を加えてみませんか。
バランスの取れた食事をとることで、酸化を防ぐことができます。
質のよい睡眠をとり、適度な運動な運動を心がけてみませんか。
その、少しの心配りで、美肌や健康、そして、アンチエイジングへとつながっていきます。

キレイなお肌は、美容の基本!スキンケアと生活習慣の見直しから美肌を!!

キレイなお肌は、美容の基本!スキンケアと生活習慣の見直しから美肌を!!

頬に指をあてる女性

どんなに、おしゃれをしても、お肌のトラブルを抱えていては、その魅力も半減。キレイなお肌を保つことは、女性に限らず、男性でも、大きな魅力のひとつです。

でも、しみしわ、くすみ…など、お肌のトラブルは、多かれ少なかれ、誰しもが抱えている悩みです。

美容には関心があるけれど、肌トラブルに悩まされている方は、日々のスキンケアや、生活習慣、少し見直してみませんか。

いつまでも若々しく、キレイなお肌でいるカギは、そこにあるかもしれません。

伊勢香里

この記事は伊勢香里(56歳)が執筆しました

人気女性誌の元読者モデル

美と健康について好奇心旺盛で、いつのまにかストレピアの虜に!無理をしすぎず、頑張りすぎず、日常生活で若さと美しさを育んでいくためのお役立ち情報を発信していければと思っています。

1.美肌美人になるための美容は、正しいスキンケアから!

頬に手を当てるモチモチ肌の女性

キレイなお肌になるためには、正しいスキンケアが大切です。年齢や肌質にあわせたスキンケアでなければ、意味がありません。

スキンケアは、朝晩の1日2回が基本です。
・お出かけ前のお手入れ
お肌は、寝ている間に皮脂が分泌されます。洗顔は、その分泌された余分な皮脂を洗い流してくれます。皮脂汚れが残っていると、メイクのノリが悪くなったり、メイクが浮く原因になります。ごしごしこするのではなく、優しく包み込むように洗うのがコツです。

皮脂を洗い流した後は、お肌に、たっぷりと水分を補給しましょう。化粧水に加え、美容液を使うのも効果的です。乾燥が気になる方は保湿美容液、シミやくすみが気になる方は美白美容液がおすすめです。また、朝の洗顔後は油分も失われるため、乾燥が気になる方は、クリームや乳液で補ってあげましょう。

・お休み前のお手入れ
おうちに帰ったら、お肌を休めてあげることが大切です。メイクを落とし、洗顔をする・・・わかってはいても、ついつい面倒になりがちです。しかし、メイクが落しきれないままだと、残った油汚れが毛穴に詰まったり、お肌に悪影響を与えます。

クレンジングは、メイクの油溶性の汚れを落とす役割があり、洗顔は、汗や皮脂、古い角質などの水溶性の汚れを落とし、残ったクレンジングの成分を落とす役割を担っています。時短で・・・とお考えなら、クレンジングと洗顔をひとつにまとめたものが、おすすめです。

メイク落としや洗顔が終われば、お肌に、たっぷり潤いを与えましょう。洗顔後は肌の水分が低下しているため、化粧水でしっかり補うことが大切です。

化粧水の浸透性を高めてくれる、導入美容液を使うことも、おすすめです。美容液や化粧水を使っても、まだ乾燥が気になる時は、クリームや乳液で、油分を補いましょう。

プラスαの効果を期待するなら・・・お肌のエイジングケアに欠かせない、ヒートショックプロテイン(HSP)配合の基礎化粧品が、おすすめです!

2.キレイなお肌のためには、体の内側からも見直しを!

バブルバスでリラックスする女性

キレイなお肌のためには、生活習慣や腸内環境の改善など、身体の内側からのケアも大切です。

・良質な睡眠をとる
美容や健康のための鉄則、それは、十分な睡眠です。

質のよい睡眠は、肌のターンオーバーに必要な成長ホルモンの分泌に、よい影響を与えます。お肌の修復が行われる時間は、就寝後の3時間といわれています。この間に深い眠りについていると成長ホルモンが多く分泌され、お肌のコンディションが高まります。

睡眠の質を上げるためにも、寝る前のスマホチェックやテレビなどはなるべく控え、リラックスした気分で入眠することが大切です。

なかなか寝つけないという方は、軽いストレッチをしたり、ぬるま湯につかったりすると、体がリラックス状態になるので、おためしください。

・ゆっくりお風呂につかる
体全体を温めることのできるお風呂は、血流を促したり、自律神経を整えたりすることで、美容効果をもたらします。
血行がよくなるだけでなく、発汗することで毛穴詰まりが解消されるというメリットもあります。

湯船につかると、筋肉の緊張がほぐれます。事前に軽めのストレッチで筋肉の緊張をほぐしておくと、さらに効果的です。

湯船に浸かりながらマッサージをしたり、入浴剤を楽しんだり・・・
お気に入りのバスアイテムを選んで、忙しい日にも、湯船に浸かることを楽しんでみませんか。

・紫外線予防を徹底する
紫外線は、お肌のハリやつやを失わせます。
紫外線によるダメージでメラニン色素が過剰に作られ、排出できなかったメラニンが、色素沈着を起こしてシミになります。また、紫外線によるダメージは、肌のバリア機能も破壊し、保湿力が低下します。これにより、乾燥肌のきっかけへ、となる可能性があります。

紫外線対策として、まず思い浮かぶのは、日焼け止めです。
3~4時間ごとに日焼け止めを塗り直すなど、こまめに塗ることで、効果を持続させることにつながります。

効果を期待し、日焼け止め成分入りの化粧品を何種類も重ねづけしてしまうと、肌への負担が大きくなり、肌トラブルの原因となってしまう恐れがありますので、気をつけましょう。

また、日焼け止めクリームだけではなく、日傘や帽子、サングラス、UVカットの衣類などの併用も大切です。
夏は室内にも強い紫外線が降り注ぐので、カーテンを閉めたり、室内でも日焼け止めクリームを塗ったりすることも忘れずにしましょう。

3.美容=食生活で、健やかなお肌を!

健康を意識した食材

美容には、さまざまな栄養素が必要です。

肌のターンオーバーに必要なタンパク質やビタミン、ミネラルなどをしっかりとることが大切です。お肉ばかりではなく、緑黄色野菜や果物もバランスよく食べましょう。
特に、緑黄色野菜や果物全般に含まれるビタミンCが、おすすめです。

タンパク質

タンパク質は、体内のあらゆる細胞を作るため、美肌には、とても大切な栄養素です。主に肉、魚、卵などに含まれています。
高タンパク質、低カロリーな食材としてあげられるのが、豆類です。
大豆が原料の納豆や、豆腐、豆乳など、手軽に摂取できるため、おすすめです。

ビタミン

ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEは、いずれも美肌を作るために欠かせない栄養素です。抗酸化作用によって、しわやたるみに対処するビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、新陳代謝に関わるビタミンBなど、どれも欠かすことができない栄養素です。

ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保つために必要な栄養素です。お肌の基礎体力をあげるために、必要不可欠な存在といわれています。お肌のカサつきやシワに悩んでいる人に、おすすめです。

ビタミンCは、しみやそばかすの原因になるメラニン色素の生成をおさえる働きがあります。美肌には欠かせない栄養素です。
一度にたくさん摂っても、吸収できずに排出されてしまうので、こまめに摂るのがポイントです。

ビタミンCは、お肌に弾力を生むコラーゲンの生成にも深く関わっているため、肌のハリ、つやを保つためには、コラーゲンと合わせて摂ることも、おすすめです。

ミネラル

美容にはビタミン!は、よく知られていますが、ミネラルも同じくらい重要な栄養素です。
健康の維持はもちろん、みずみずしいお肌やツヤ髪、代謝を上げるなど、ミネラルは、美容に大切な栄養素なのです。

ミネラルは、身体に吸収されやすい栄養素ではないため、意識しないと不足しがちです。
ミネラルウォーターに含まれるミネラルは、水に溶けた状態にあるため、身体に吸収されやすいミネラルです。

キレイなお肌を保つには、エイジングケアに必要な、亜鉛や鉄分の摂取も必要です。
亜鉛でお肌の健康を維持し、鉄分でお肌のくすみに対処することができます。

美容にいい食べ物は・・・・・

肉、魚、卵

肉や魚、卵には、動物性タンパク質やビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれています。脂質も含まれるため、もも肉やヒレ肉など脂身が少ない部位を選ぶこともポイントです。

野菜、きのこ

野菜やきのこには、ビタミンが豊富に含まれています。ビタミンAやビタミンEは脂溶性のビタミンで、油と一緒に摂ると吸収率が上がります。にんじんやブロッコリーは、炒めものがおすすめです。

サラダのような冷たい料理より、火を通した温かい料理のほうが、身体が温まることで血流が促され、新陳代謝も高まります。

海藻類

海藻類には、ミネラルが豊富に含まれています。1日50gが目安といわれています。

大豆製品

タンパク質や脂質、ビタミンB1、ビタミンE、鉄、銅、亜鉛など、さまざまな栄養が、バランスよく含まれています。さらに抗酸化作用がある大豆サポニン、女性の健康をサポートする大豆イソフラボンなども含まれており、美容に役立つ食べ物といえます。

発酵食品

発酵食品には、腸内環境を整える善玉菌が含まれているため、便秘や下痢に悩まされている方におすすめです。腸内環境が整うことで、お肌の状態が整いやすくなるため、エイジングケアにも、おすすめです。

4.お肌のキレイを叶える美容とは(まとめ)

活力あふれる女性

お肌が綺麗な人は、すごく高いスキンケア化粧品を使ったり、スキンケアにお金をかけているのでは・・・と思いがちですが、意外と、そうではない人も多いようです。

では、どんな美容方法を取り入れているのか…
それは、毎日のちょっとした、意識の差では、ないでしょうか。

お肌のコンディションを左右する要素は、紫外線や乾燥、睡眠や食べ物など、日常にあふれています。

健やかで美しい肌をつくるには、スキンケアによる外からのお手入れに加えて、内からのお手入れが必要です。

日常の生活と深い関係のあるお肌は、ただケアをするだけではなく、ライフスタイルを見直すことが大切です。これが、何よりの美容につながるのではないでしょうか。

いつの時代も気になる毛穴の開き、毛穴の黒ずみ。そして40代以降から始まる、乾燥毛穴、たるみ毛穴。美容の神成分「ヒートショックプロテイン」をうまく活用して毛穴改善

いつの時代も気になる毛穴の開き、毛穴の黒ずみ。そして40代以降から始まる、乾燥毛穴、たるみ毛穴。美容の神成分「ヒートショックプロテイン」をうまく活用して毛穴改善

コスメコンシェルジュ 川子

この記事はコスメコンシェルジュ 川子が執筆しました

日本化粧品検定1級

元国際線キャビンアテンダント。若い頃は今思えば大したことのない毛穴、たるみに、肌の悩みに何十万もかけてエステに通い、有名どころの海外コスメは全て網羅、ホットヨガにもジムにも通い、肌、体形の維持!そんな若かりし頃を過ごしたアラフォーワーママが調べに調べて簡単&効果がある美容法を紹介します。

毛穴の目立ち、気になりますよね?たまごの殻をむいたようにツルッとした肌の人もいるのに、どうして自分はこんなんなの?と気になってしまう事も多いはず。

肌質は遺伝によるものも多いのですが、生活様式や食べ物、ケアの仕方で悪化を予防することも、改善することだってできるんです。
特に40代以降の毛穴の悩みは、諦めないで、是非ヒートショックプロテインの力を借りてゆで卵肌を目指して!

1.美容の神成分「ヒートショックプロテイン」って?

シャキっとしたレタス

50度のお湯でレタスを洗うと、しな~としたレタスがシャキッとする映像を見たことがある人も多いと思います。
これがヒートショックプロテイン(HSP)現象の一つ。熱ショック(ヒートショック)を与えることでヒートショックプロテイン(HSP)が増加し鮮度を復活させたのです。

このようにヒートショックプロテイン(HSP)には野菜を新鮮な状態に戻すだけでなく
1.傷ついた細胞を再生
2.メラニンの生成や炎症を抑制する美肌効果
3.紫外線による活性酸素がコラーゲンを分解しシワの原因になるのを抑制
4.「乳酸」の産生を抑え疲労防止
5. 免疫細胞の一種であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させ病気を予防

この様に、様々な美肌効果や健康へ様々な良い影響が確認されています。神成分と言われるのもうなずけますね。

2.気になる毛穴の種類

一口に「毛穴」といってもその種類や原因はさまざま。年代によっても変わってきます。

1.開き毛穴(皮脂過剰分泌型)
2.詰まり毛穴/Tゾーンの毛穴に多い
3.乾燥毛穴/Tゾーン以外が多い
4.帯状毛穴(たるみ型)/頬の毛穴に多い

ご自身の毛穴の状態がどの毛穴タイプがご存知ですか?若さゆえの毛穴は1の開き毛穴だけ!後はしっかりヒートショックプロテインを取り入れたケアが必要です!

3.若さゆえの毛穴「開き毛穴(皮脂過剰分泌型)」

顔を手で隠す若い女性

オイリー肌によくみられる、毛穴ひとつひとつが開いたように見える毛穴。皮脂の過剰分泌が原因で 余分な皮脂が詰まり毛穴が押し開かれている状態。

皮脂は本来、汗と混ざり合って皮脂膜になり、肌の乾燥を防いでくれるので必要なものですが、過剰に分泌されると、ベタつきやニキビなど、肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。
顔全体に見受けられますが、特にTゾーン、小鼻、鼻の脇の頬など、皮脂分泌の盛んな場所に目立ちやすいのが特徴です。

皮脂分泌の盛んな10-20代に多い症状ですが、気になるからと、あぶらとり紙などで、過剰な皮脂を取りすぎたり、ごしごし洗顔は厳禁です。
また、甘いものや糖質、脂質の取りすぎは皮脂の分泌を増やしてしまいます。毛穴が気になる時は、甘い物や揚げ物などをなるべく控えましょう。

肌の乾燥もターンオーバーを低下させるため、洗顔後などはたっぷりと水分補給をし保湿を心がけましょう。
若さゆえの毛穴ですが、開き毛穴が改善されないまま過ごしていると、加齢によってたるみ毛穴へと変化していきます。早めの段階でケアすることがまず大切です。

4.ヒートショックプロテインを活用した加齢毛穴ケア

4-1 詰まり毛穴とその対策

イチゴ鼻のイメージ

詰り毛穴は毛穴に詰まった角質や皮脂やメイク残りなどが放置され、石灰化された状態です。Tゾーンの毛穴に多く、毛穴が黒ずんでいる場合は、それが酸化している可能性があります。毎日落とせていると思ってたメイクや汚れが、なかなか落とせていなかったということ。 本来は黒ずみが出来る前に対策を取っていると取れやすいのですが黒ずみになったものは、かなり頑固です。

今ありがちな、毛穴が目立たなくなるという下地クリームやファンデーション、テカリをおさえる、皮脂が出にくくなる、という下地クリームやファンデーションを使っていると、 商品によっては、毛穴に詰まってしまうこともあります。毛穴に悩みがあるから、それを隠したくてメイクしているのに、それが、黒ずみを悪化させてしまうという負のスパイラルなのです。

また、洗浄力の強いオイルクレンジングは汚れを取る力は強いですが、その成分(油)が毛穴に詰り易く黒ずみを逆に悪化させている場合もあるため注意が必要です。

対策としては毛穴の汚れ、皮脂やメイク汚れを朝・夜と洗顔料を使ってしっかりと落とすのが一番大切。お勧めなのは、スチーム美顔器。なければ蒸しタオルでも大丈夫ですが、蒸気を使いながら、皮脂を浮き上がらせてメイクを落とすとしっかりクレンジングできるほか、加温によりヒートショックプロテイン(HSP)が増えるから一石二鳥。毛穴の黒ずみが取れた時は、「あれ?余計毛穴広がった?」と感じる事も多いのですが、ヒートショックプロテインで満たされた肌は、徐々に内側からふっくらもちっとした肌に仕上がります。もちろんハリも出るので毛穴が断然小さく目立たなくなります。

クレンジング、洗顔後は、化粧水や乳液で保湿をしましょう。 大人のニキビはターンオーバーに 原因があることが多いのですが、ヒートショックプロテインはターンオーバーを正常化する作用もあるので是非肌内で増やしておいて損はありません。

4-2 乾燥毛穴とその対策

乾燥肌のイメージ砂漠

まさに乾燥が原因の毛穴。肌のいちばん外側にある角層から水分が失われ、お肌の水分が足りない状態が続くと、カサカサして角質層が厚くなり、肌表面がゴワゴワして硬くなっていきます。さらに外的刺激から肌を守る「バリア機能」が低下し、肌は砂漠のような乾燥状態になり、肌のキメが乱れ、毛穴が目立ってくるのです。

対策としては乾燥からくる毛穴の開きのため、とにかく保湿をしっかりとすることが一番!乾燥を防いで角層のバリア機能を保つには、丁寧な保湿ケアが大切です。毎日のスキンケアでは、化粧水と乳液を順に肌になじませ、水分と油分のバランスを整えましょう。

前述の通り、ヒートショックプロテインは、身体に備わっている自己回復を呼び覚ます、細胞内の傷ついたタンパク質を修復してくれる成分で、ストレス防御タンパクとも言われます。
紫外線や乾燥などのストレスダメージからヒートショックプロテインが守ってくれ、回復を早めてくれるので肌表面がゴワゴワしてくるまえにヒートショックプロテインを増やすケアを取り入れしょう。
温度差でヒートショックプロテインを増やすことが出来るので、40~42℃のお風呂に10~20分間浸かることで、しっかり顔や身体を温めた後は、冷蔵庫で冷やした化粧水をお風呂の中で重ね付けするのがおススメ。
温度差によりヒートショックプロテインが生成されるほか、お風呂を上がった瞬間から進むと言われる乾燥も防げるので大変効果的です。

4-3 たるみ毛穴とその対策

自分の肌をみて悩む女性

コラーゲン等の減少によって、毛穴を支えきれなくなることが原因。本来は丸い形をしている毛穴ですが、肌がたるんでしまうと、ほおの毛穴がタテに伸びて目立つように。
たるみにともなう毛穴の開きは、しずくのような形が特徴。 ほおを指でピッと引っ張ると毛穴が目立たなくなる場合は、たるみが原因かもしれません。

たるみ毛穴は、加齢によって真皮のコラーゲンやエラスチンが減ってしまったことが大きな原因なので、コラーゲンやエラスチンを増やすケアを取り入れましょう。
ヒートショックプロテインは真皮の線維芽細胞に作用し、コラーゲンやエラスチンを増やすことがわかっています。コラーゲンやエラスチンが増えることでお肌のハリ感が増し、たるみの改善効果が期待できます。
その為、ヒートショックプロテインが補充できるタイプのスキンケアやビタミンC誘導体やナイアシンが配合された化粧品を使うことが近道かつ有効です。
また、皮膚のターンオーバーを促進するレチノール配合の化粧品も、肌のハリを高め、毛穴の落ち込みを目立ちにくくできるのでオススメです。
また、たるみ毛穴は毛穴が黒く見えても汚れが詰まっているわけではないため、強く洗うと乾燥して肌荒れを招くので気をつけましょう。

5.まとめ

ヒートショックプロテインは、肌のターンオーバーを促し毛穴に詰まった角質を剥がれ落としてくれたり、乾燥から守ってくれたり、内側からふっくら持ち上げてくれたりと、毛穴悩みにはもってこいの神成分でということは分かって頂けましたか?

しかし、毛穴トラブル全般に言えますが、 紫外線や喫煙は大敵です。真皮内に存在する肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンを変性させたり、コラーゲンを破壊する酵素を増やしたり悪影響が多いため、若いうちから気をつけて行きましょうね!